第1話:面接で聞いた「料理人の価値を一緒に上げたい」──僕の人生が変わった一言
料理人は、ただのプレーヤーじゃない。
料理人が「人を育てる」側に回った瞬間、現場は強くなり、店は伸びる。
そして料理人自身の価値(任される範囲・地位・収入)も、上げ続けられる。
はじめまして、神木亮です。
このnoteでは、僕が「料理を作るだけの料理人」から、人が育つ現場をつくる料理人へ変わっていった過程を、事実ベースで書き残します。
狙いは1つ。読者が“遠回りする時間”を減らすこと。
(今日はその第1話。面接室で聞いた言葉が転機になった話です)
※この記事は3分で読めます。最後に「明日から使える任せ方の1手」を置きます。
目次
料理人の価値は、皿の上だけで決まると思っていた
料理人の価値は、皿の上だけで決まる。
そう信じて、僕はずっと現場に立ってきました。
料理は好きだし、負けたくない。
自分が納得する一皿を出せた日は、ちゃんと嬉しい。
でも一方で、どこかに“限界”も感じていました。
面接で聞いた一言:「料理人の価値を一緒に上げたい」
そんな時期に、僕は「俺の株式会社」の面接を受けました。
そこで坂本社長が、最初に放った言葉が——
「料理人の価値を一緒に上げたい。」
僕は、この一言で空気が変わったのを覚えています。
料理の話でも、給与の話でもなく、「価値」を上げると言った。
価値って、なんだ?
技術のことか?評価のことか?役職のことか?
頭の中で考えが走りました。
6Kの現実と、“子どもが憧れる職業”という視点
次の言葉で、その“価値”が何を指しているのかが見えてきた。
「飲食業界はまだまだ6Kと言われ、魅力のある業界ではない。子供が憧れる職業にしたい。」
料理人は、社会の中でまだまだ軽く扱われる。
きつい、汚い、休めない、給料が安い。
現場にいる僕らがいちばん分かっている現実です。
それを変えたい。
しかも「現場を分かっている経営者」が、真正面から言う。
この時点で、もう心は動いていました。
年収1,000万の話で、言葉が“本気”に変わった
そして、こう続けました。
「料理人が年収1,000万もらえる様な憧れる職業、価値のある職業にしたい。」
正直、驚きました。
料理人が年収1,000万。
“夢”としては語られても、面接で本気の言葉として聞いたのは初めてでした。
この瞬間、面接が“採用面談”じゃなくて、僕の人生の話に変わりました。
この人は、本当にやるつもりなんだ。
そう感じました。
決定打:「人を成長させるマネジメントは鬼に金棒」
でも、僕の心を一番動かしたのは、次の一文でした。
「料理人が人を成長させることができるマネージメントを覚えると鬼に金棒。」
その瞬間、僕の中でつながったんです。
料理人の価値を上げる=腕を磨くことだけじゃなく、
人が育つ現場をつくれることなんだ、と。
僕が入社を決めた理由(価値=育成と再現性)
料理が上手い人は、確かに尊敬される。
でも、料理が上手い人が1人いるだけでは、店は強くならない。
新人が育つ
チームで品質が揺れない
誰がやっても再現できる
現場が回る
利益が残る
この状態をつくれる料理人は、経営者にとって**“宝”になる。
そして料理人自身も、「ただのプレーヤー」では終わらない。**
最後に坂本社長は、こう言いました。
「一緒に飲食業界を変えよう!」
面接室で、僕は決めました。
ここに飛び込もう、と。
なぜなら、その言葉は“熱い理想”ではなく、
僕がずっと現場で感じていた違和感の「答え」だったからです。
料理人の価値は、“自分の一皿”だけで決まらない。
人を育てられる料理人は、価値を上げ続けられる。
このnoteで僕が伝えたいのは、まさにここです。
今日の育成の1手:期待する状態を1文で言う
もし明日、後輩に何かを任せるなら、まずこれをやってください。
任せる前に、「期待する状態」を1文で言う。
例:
「この仕込みは○時までに、ここまで終わっていればOK」
「盛り付けは“写真のこの状態”が基準」
育成は気合じゃなく、設計です。
設計の言葉が増えるほど、現場は育ちます。
次回予告:転職直後の「基準と速度」
次回は、転職直後に叩き込まれた
**「今までにない基準と速度」**について書きます。
https://note.com/arbrin/n/n3eda58fd1cfe
