「虎に翼」のシスターフッドと、リアル世界のシスターフッドに感じた共通点=頑張っている女性の自己開示には励まされ、頑張ろうと思えるという話。
さて、もう世間では散々話題になったので今さら note に書くのも憚られるくらいだが、NHK 朝ドラ「虎に翼」が終わってしまった。とらつばロスの方も多いことだろう。
とらつば論は世の中にたくさん出ているのでドラマ自体の分析はお詳しい皆さんにお任せするとして、最近私が体験した個人的な諸々も合わせて感じたことを書きたい。
それは、頑張っている女性には刺激を受ける、努力している女性の自己開示には励まされる、自分も頑張ろうと思える、という話だ。
だからこそ「虎に翼」がこんなに人気になったんだと思う。
「虎に翼」で感動したシーンはたくさんある。
よねさんが初めて身の上を明かした時。よねさんが何故女であることを捨てたのか。その理由が明かされた時、テレビの前で涙した人は多かったと思う。
他にも、梅子さんが。ヒャンちゃんが。涼子様が。お玉が。
花江ちゃんが。はるさんが。優未が。
必死に生きているそれぞれの登場人物が、自分の悩みや気持ちを打ち明けた時があった。
(梅子さんの家族会議からの決別は今思い出しても痺れる、けどめちゃくちゃ切ないし、
涼子様とお玉の”I can't imagine life without you. Could you be my bosom friend?” なんて、録画を何回も見て英語を聞き取ろうと必死になったけど名シーンすぎてもらい泣きしてしまって英語のヒアリングなんてどうでもよくなったくらい美しいシーンだった。「花子とアン」との繋がりもあるそうで朝ドラクラスタには堪らないシーンだったそうだ)
登場人物それぞれが自己開示をしたシーンはそのどれもが名シーンで、見ている側はそれぞれの登場人物の異なる状況に自分の身を一部重ねて、「ああ、私もおんなじだ」「そうだよね、そうだよね」と思ったことだろう。
その時、人々は胸を動かされ、そして励まされ、自分も頑張ろうと思えたのではないか。
だからこそ「虎に翼」がこんなにヒットしたんじゃなかろうか。
たまたま今日、会社の女性向けのキャリアプログラムで、女性マネージャー2人を囲む座談会のようなものがあったが、そこでも同じようなことを強く感じた。
一見すると、女性マネージャーたちは、大手の外資系でキャリア構築に成功し、仕事で成果をあげながらさらにMBA も取って(もしくはこれから取るところで)、毎日2-3時間、仕事以外で自分の勉強時間を確保し、土日はさらに勉強し・・・という話で、「なんていうツヨツヨな方たちなんだ・・・!自分にはこれはできない!!」と感じた。
しかし話を掘り下げる中で、彼女たちの「ツヨツヨ」ではない部分を開示してくれる時があり、(例えば、悩んだこと、泣いたり感情的になった部分、平凡な自分とも共通するような考え方)
「ああ、そうだよな。そうだよね」と共感できる部分に触れられた時、一気に身近な存在となり、励まされ、自分も頑張ろうと思えたのだった。
努力している人は魅力的だし、その人達が自分の弱さも自己開示してくれると、励まされる。自分も頑張ろう、と思える。
そう感じるのは、決して私だけではないはずだと思う。
将来、石を穿つ雨だれはこうして連鎖していくのではないだろうか。
(それにしても、今日話した女性マネージャーたちもそうだし、会社の先輩や大学時代の友人の優秀な女性たちは、やっぱり皆すごく努力している。
通勤時間や昼休みや夜の時間に勉強したり、育休中に資格を取ったり。
みんなすげーよ。尊敬する。私もがんばろ。)
そんなことを思った38歳の秋でした。おしまい。
