奇跡みたいな通知が来た日


■ そわそわの当落発表日

2月6日、金曜日。
お昼12時。

ついに来た、BTSワールドツアー東京公演の当落発表の日。

朝からずーっと仕事中落ち着かなかったけど、どうせダメだろうという気持ちがほとんど。
昼休みになった瞬間にローチケのサイトを開いたら――

目に飛び込んできたのが

「現在 30,000人待ち」

え、見るだけでさんまんにん?
いやいや、まじか・・

申し込み時だけじゃなくて、見るときにも待つんかい。しかも全然てくてく歩く人進まないし。


■ メールを待つしかないらしい

私の隣の席には、同じARMYの同僚がいる。
2022年の釜山コンにも一人で行ったことがあるジミンペン。

スマホを見ながら彼女が教えてくれた。

「X見てたら、当落はメールでも来るみたいですよ!」

そのひと言で、サイト待機はあきらめ、受信トレイの更新マシンと化す。

でもね。
昼休みって本当に短いんだよね。


■ いちばん来てほしくないタイミング

よりによってその日は午後から社内研修の担当日。
他部署の人たちの前で話さなきゃいけない時間。

始まる直前にふと個人携帯を見たら――
ローチケからの通知。

来た!

恐る恐るメールを開いたら、そこには。

……え?

一回閉じて、もう一回開いて。
また閉じて、もう一回。

本当に?!あ、でも研修始めなきゃ。。


■ 仕事モード完全に崩壊

正直、その瞬間から仕事どころじゃなかった(笑)

目の前には、仕事でたまたま集まってるだけの人たち。
なのに思わず口から出ちゃった。

「すみません……BTSのチケットが当たっちゃって……!
ちょっと今、気持ちがちょっとほら……!」

すると、その場にいた女性の一人が、

「えっ!私、昔ARMYだったんですけど…
ほんとに当たる人いるんですね!?やば!!やばすぎますって!!」

って。

その言葉で、やっと少しだけ
“あ、これ現実なんだ…”って思えた。


■ うれしいけど、ちょっと複雑

でも職場だから大喜びもできなくて、
なんだかずっとふわふわしたまま。

隣の席の同僚ARMYの彼女は、落選。

実はその前の週、彼女は東京の、推しのチケットが当たると有名な神社(!)に行っていて、
自分の分と一緒に、私の分までお守りを買ってきてくれてた。

「これで一緒に当選願いましょう!!」って言ってくれてたのに。

だからうれしさと同時に、申し訳ない気持ちもあって。

喜びたいのに、うまく喜びきれない。


■ とにかく早く帰りたい

研修のあいだ中、頭の中はずっとそればっかり。

ごめんなさい仕事どころじゃない。
この“当選した”って事実に、ちゃんと向き合いたい。

あの日の午後は、本当に長かったぁ。


■ これが私のはじまり

そんなふうにやってきた、奇跡みたいな通知。

これが、私の2026ツアー物語のスタートです。


次回は――
ソウル公演で起きた、あのログインエラー地獄の話。


私が沼に落ちた話はこちら

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