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「楽しく簡単」な世界に行ったら傷ついた話




以前の記事で、「覚えるアロマ」ではなく「使えるアロマ」を伝えたいと思うようになった理由を書きました。


実は、その考えが強くなった大きな出来事があります。



約9年前。
当時の私は、すでにアロマセラピストとして活動し、ホリスティックアロマセラピーを学び、施術や講座も行っていました。
「家庭でアロマケアとして使えるように」と、
イギリスで習った通り、精油の効能、使い方、禁忌事項・・・
”ちゃんと”伝えていた。



だけど、受講生さんたちがなんか
「自分事にしてなくてその場で終わってしまう」感覚があり、

「自分は家ではもう少し簡単に使ってるのにな・・・やっぱり難しく感じるよね。だけど、初心者の方には注意事項は伝えないと危ないし。。。」
そんなジレンマを抱えていました。



そんな中で、一つのメーカーと出会います。



従姉妹が通っていた、実務経験10年以上のアロマ教室の先生にお会いする機会があり、
私と同じような考え方が理由で、そのメーカーを使っているんだ、と。

「アロマセラピーはこのままでは広がらない。
もっと楽しく簡単に、敷居を低くしないと・・・」


その言葉に共感し、香りも良かったので、
今のメーカーと並行して使ってみようかな、と思いました。
それは、MLM(ネットワークビジネス)の会社のものでした。


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同じアロマでも全く違う世界


ここで誤解をされる方が一定数いると思います。
「ネットワーク=お金儲け/悪の枢軸」のようなイメージ。
(実際そういう人もいれば、そうじゃない人もいました。)


当然、私も迷いに迷いましたが、
その時は「アロマの敷居が低くなる」ことを優先しました。

購入したいものを自分のルールで使えば良いと。
ちょっと斜め上から、その世界に足を踏み入れました。



そしてそこには、
アロマと呼ばれる物を扱う世界の、これまでとは違った景色がありました・・・

それまで私が見てきたアロマの世界は、学ぶのが先。
基礎知識を得てから使うのが常識でした。

だけど・・・
「資格を取ったけれど使えない。」
「精油を揃えたけれど難しくて続かない。」
そんな人たちが多数。


ところが一方、そこには真逆の景色がありました。
たった数時間の講座やセミナーを聞いて、
ワクワクしながら精油をセット購入する方達。
アロマをアクセサリーでも扱うように楽しそうに使う人たち。

そして・・・
家族のためにアロマを簡単に取り入れる人たち。
セラピストでも講師でもない、ユーザー間で使い方をシェアする世界。


良くも悪くも衝撃を受けました。


こんなにもアロマに興味を持っている人が、まだまだたくさんいるんだ・・・
簡単に導くだけで、みんな使ってみたい!って“自分ごと“になるんだ・・・



それまでの私は、「正しく学ぶこと」を重視するあまり、
アロマセラピーを難しく伝え過ぎていたのかもしれません。

「もっと気軽に使えるように導いて良いんだ。」

その考え方の転換は、大きな学びでした。





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道を逸れたから、見えたこと




一方で、活動の輪にいる中で、少しずつ違和感も生まれてきました。


アロマの大量な使い方。飲用。計算も感性もないブレンド手法。
おかしなトリートメント方法。
中身のない伝言ゲーム。
アロマよりも話題性や勢いが先に立ってしまうこと。


そして、人間関係・・・
香りを伝えることより、ビジネスに巻き込むことが目的になってしまう場面があること。
人とのつながりが、本来のアロマセラピーではなく、別のものによって揺らいでいくこと。


もちろん、そこにいるすべての人がそうだったとは思っていません。
純粋に、誠実に活動されている方もたくさんいました。



だけどだんだん、私が意図していない方向に周りの人が導かれ、
私自身が大切にしていたアロマにまつわる知識や経験を嘲笑うように、
次々と壊されていくような感覚を覚えました。


これはもう既に、「アロマセラピーではない。」と、悟りました。



今考えると、
おかげで私自身が

「どんなアロマセラピーを伝えたいのか。」
ということに、向き合えた時間だったのだと思います。


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ホームアロマセラピスト講座の誕生




その経験から、私の中で一つの答えが見えてきました。


アロマは、もっと気軽でいい。
でも、本質…「哲学」は
絶対に守らないとならない。



知識ばかりでも続かない。
楽しさだけでも危険が伴う。
その真ん中にあるものを伝えたい。


そう思って生まれたのが、
初めてのaromahrefオリジナル講座
「ホームアロマセラピスト講座」
でした。

大勢の人が面白おかしいアロマの使い方に巻き込まれないように、
MLMのメーカーで良く買われるブレンドアロマを"家庭の医学"と結びつけて解説し、
自分が学んできた知識を乗せて、私なりに設計しました。


目的は、
家庭で、自分のために、家族のために
「無理なく安全に」使い続けられるアロマセラピーを伝えること。





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そして、間も無く私はMLMメーカーの会員を辞め、もう関わらないよう
ぶ厚く重たい壁を作りました。


そして「ホームアロマセラピスト講座」はメーカーを変え、形をブラッシュアップし、
現在の「アロマセルフメディケーション講座」へと受け継がれています。


9年前の経験があったからこそ、
今の私は、その大切さを以前よりずっと深く
想いを込めて伝えられるようになったのだと思っています。

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