椿油を自分の手で搾った話(24.05伊豆大島その1)
2024年5月末の二泊三日で訪れた大島への旅記録です。
わたしにとっては死ぬ前に一度行ってみたかった伊豆大島の三原山・裏砂漠。
なぜなら高校の時から好きなBUMP OF CHIKENの『ロストマン』のロケ地なんです。
この歌は2003年発売(もう22年前!)で、ワンピースの映画の主題歌『sailing day』と両A面でした。
いかに好きかを語ると長くなるので割愛しますが、人生で何度か訪れた絶望のときにいつも寄り添い、前に進ませてくれたら曲です。
死ぬ前に一度は…vo.藤くんのように裏砂漠に寝っ転がりたいと思っていたのですが、あるとき調べますと、浜松町にある竹芝ターミナルから1時間45分で着くということが判明。
死ぬ前に一度は、なんて言ってないですぐ行けるじゃんと思い、旅立ったのでした。

5月末を選んだのは、気候が温暖で、でも蚊がいなくて、台風もまだ来ないので船でも安全に行って帰って来れるから。
そう思っていたにも関わらず誤算が起きました。
5月にも関わらず、2024年は台風1号が発生です!!
都心に住んでると雨で予定がなくなるのは、外でのイベントぐらいで、傘さして出かける、なんだったら雪降っても出かけるじゃないですか。
でも大島の方々は天候に左右されることが当たり前の生活なんだなと思いました。
天候によって、船が着く港が変わります。
元町港(左の方)か、岡田港(上の方)か。

大島に泊まってみてわかったのですが、夕方の子供の帰り時間に音楽が流れるような感じで、「今日の港は~」って一斉放送があります。
だから島中のひとが、今日の午前便は運休したとかご存知です。
着く港が当日の朝までどちらかわからないのは観光する側からすると、その後のバスの時間に関わり、1時間に1本ぐらいしかないバスに乗れなかったら観光地に着く時間が1時間ぐらい変わってきたりして、離島だと飲食店があるところも限られるので(バス移動だと)大問題です。
最初は不安だし、みなさんのんきだし、イライラする部分があったのですが、天気がこれだし、しょうがないよね~が大島時間だなと思いました。
わたしは今回三原山に安全に行って帰ってくるため、あらかじめガイドツアーをお願いし、そのガイドさんがされている宿に宿泊しました。
宿:
大島島内だと南の地区(さっきの画像だと右下)・波浮港にあるStay Do
ガイドツアー:
SHIMA STAY
滞在する三日ぐらい前に台風1号発生のため、三原山には登れない確率の方が高いとガイドのかんちゃんに言われまして、二泊三日で大島に行く目的が完全になくなりました笑
一日ぐらいは落ち込んで仕事に手もつかずでしたが、気を取り直してなにか雨でも楽しめるものはないかと探したところ、椿油の搾り体験を見つけました!(やっと本題、笑)
椿油搾り体験は、元町港と岡田港の間ぐらいにあります大島ふるさと体験館でやっています。

東京都大島町元町北の山125-4
90分で、2名以上での体験
体験料は2,700円/1人で、電話での事前予約制です。
今回1人で大島に行きますが、ガイドのかんちゃんに一緒に体験してくれないかとお願いをしまして体験できました。
やってみるとなかなか大変なのでとても一人ではできないと思いました笑
昭和初期感ある教育用の映像を観て椿油づくりについて学び、
(行かれた人ならわかるかと思いますが、ほんと古ぼけた映像)
椿の実をひとつひとつつぶしていきます。

次の日は筋肉痛になりました笑

まだまだもっと細かくとスパルタ指導いただき…

さらに細かくするため木製の機械にかけます。
(かんちゃんの後ろ姿)

細かくした椿の実をざるでこして、大きいものはさらにつぶします。

全体の重さ2800gから、容器の重さ1030gをひいて、1770gの椿の実からどれぐらい椿油がとれるでしょうか。

蒸すときの容器に入れ替えて

蒸します

蒸し終わった椿の実を黄緑の布を敷いた容器にいれて

圧搾器にセット。
横の棒を引いて上から圧を加えます。

すると…ダァーッと搾りたての椿油が出現!

だらーんと下の容器に入ります。
アロマを希釈し、トリートメントでもよく使われるホホバオイルも実、
スイートアーモンドオイルも実、
マカデミアナッツオイルも実から植物油がとれることは知識では知っていましたが、実際に実を圧搾して油が出てくるんだと衝撃を受けました!

搾りたての椿油。約500gぐらいとれました。
アーモンドのような香りが漂いましたが、どこか昭和のような嗅いだことないのに嗅いだことあるような懐かしい香りです。
採油率28%ぐらい。
ご指導いただいた方はまあまあかなという反応でした笑

搾りたての椿油で明日葉(これも大島の名産品)を炒めて味見してみました。

味付けは塩のみでしたが、これが美味いの、なんのって。
全然ベタベタしたり胃がもたれない油です。
今まで食べてきた油が酸化してたのかなとゾッとするぐらいこの油は美味しかったです。
搾りたてだと水分が含まれているので少し熱して水分を飛ばすよう言われました。

期限は1週間と言われましたが、一人暮らしには消費できない量でしたので、実際は一ヶ月ぐらいかけて炒めものなどで食しました。
食用椿油おそるべしでした!!
椿油か搾られた後の出がらしの実は、かつては「洗髪粉」として売られていたそうです。

昭和レトロ感満載でしたが、大変貴重な経験ができました!

椿ってすごいですね。
ここで絞った食用以外に、化粧品用椿油も買って帰り、しばらく椿油に魅せられています。

大島椿さんの伊豆大島産椿でつくられた椿油は香りにクセがなく、浸透性が良く、フェイス用に。
今回のような伝統的な椿油の絞り方をしている高田製油所さんの椿油は少し香ばしい香りがします。
髪に、手に、今でも使用しています。

椿油のすごさについては、こちらの本が詳しくて、勉強しました!
アロマブレンドデザイナー / アロマ講師 かたみ まき
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