キムチは「重い想い」をして運ばなくてもいいのです!?
楽しみが尽きない韓国に頻繫に出かけて、必ずと言っていいほど買って帰って来たお土産の一つがキムチです。
韓国に行き始めたばかりの頃は、200gや300gといった可愛らしいお土産程度の購入でしたが、回数を重ねるにつれて、その量は500g、1kg、2kgと増える一方になりました。
購入するお店も、初めはデパートや添乗員さんに案内された少し割高なお店でしたが、韓国旅行に慣れて個人旅行に替わると同時に、買い物も街中のロッテマートやEマート、地元の人々が通う伝統市場などへ出かけるようになりました。習い始めた片言の韓国語で一生懸命に買い物をするのも旅の楽しみの一つでした。
しかし、キムチは液体物として扱われるため、機内への持ち込みができません。スーツケースに入れて預け入れ荷物にするのですが、飛行機の気圧変化や衝撃で袋が破れて液漏れしたり、匂いが周囲に充満して迷惑をかけてしまうのではないかと、いつもハラハラしながら帰国していました。
少しでも被害を避けるために、購入する時はお店の人には必ず「飛行機で帰るので厳重に包んでください。」とお願いしていました。
お店によっては、私たちが外国人だと分かると「ラップでグルグルに巻いておくから安心してね!」とジェスチャーで親切に対応してくれるお店も多くありました。
帰国にあたり荷物を整理する時も、キムチをさらに包むためのビニール袋をたくさん用意したり、着てきた服で包んだキムチがずれないようにパッキン代わりにするなど気を付けました。それでも、時には包んだ服に赤い模様が付いてしまう失敗もしました。
キムチは水ものですから、自宅に帰るスーツケースはずっしりと重くなり運ぶのも容易ではありません。
ジジとババにとってかなりの力が必要で、韓国旅行は楽しいもののこのキムチ運びには慣れることなく、毎回疲れが増すような気がしていました。
そんなキムチに関する「重い想い」を、回避の術も考えず知らないままに何年も重い想いを繰り返し続けてきたジジとババですが、今年の冬の韓国旅行でその苦労をせずに済む目からうろこの方法を見つけました。なんと、自宅で手軽にキムチを作ることができるお土産がありました。

娘の情報によれば、街中のスーパーマーケットで普通に購入できるというので、喜び勇んでホテルから近いEマート龍山店へ向かいました。
期待して浮かれすぎたのかお目当ての品がなかなか見つかりません。
店員さんに聞くものの稚拙な韓国語では上手く伝わらず、30分以上も売り場を右往左往した末にようやく自分達で見つけました。
コッチョリヤンニョム(겉절이 양념)という野菜の浅漬けを簡単に作れる調味料です。

中・ねぎキムチ(パジョリ・파절이)
右・大根キムチ(カクトゥギ・깍두기)
パウチの中には調味液が入っています。
野菜を適当な大きさに切り、その調味液と和えて冷蔵庫でしばらく馴染ませるだけで完成します。
手軽にできる割には、韓国で食べるキムチに似たピリ辛風味でこれなら良いかもでした。
今まで何年もの間、あの重い荷物を心配しながら運んできた苦労は何だったのだろうと真剣に考えるほどでした。
これまでは次にいつ来られるかわからないと思うと、次第にキムチを買う量が増えていき、その挙句にたくさん買い過ぎて今度は重い想いをして持ち帰っても全部は食べきれず、最後には発酵が進んでかなり酸っぱくなってしまい使い道に困ることもありましたが、これは食べきるだけの適量を作ることができるだけでなく、野菜は地元で調達できるので安心感があり新鮮さも味わうことができます。
ババはとても重宝していますし、重い想いから開放されたのは有難いの一言の他にありません。
韓国はお隣とはいえやはり海外です。日常のお買い物感覚で「あ、調味液がなくなったからちょっと買いに行ってくるね!」というわけにはいきません。
そこで、もう一つババが見つけた自家製キムチレシピを紹介します。

これが今の私たちの一押しの品。
使うのは日本で販売している「タケバヤシのむーひ」ですが、すべてのスーパーマーケットで売っているかどうか判りません。これで作ると結構韓国キムチ風で今のお気に入りです。
作り方は驚くほどシンプルです。
白菜、小ねぎ、きゅうり、大根など、その時食べたいお好みの野菜を用意します。そこに、むーひと韓国唐辛子粉(コチュカル・고춧가루 因みに韓国産が一押しです。間違っても中国産は避けて欲しいです。)とコチュジャン(고추장)を昔人間のババは適当にプラスします。目分量で正に適当に入れて全体をよく混ぜ合わせます。これをババの経験則と呼びます。
あとは冷蔵庫に入れて、ちょうどいい時間(これもお好みで!)寝かせておくだけで完成です。これだけで、いつでも好きな時に、出来立ての美味しい?キムチがテーブルに並びます。

長年、ハラハラしながら重い想いをして運んできたキムチでしたが、それも今となっては楽しい旅の思い出になりました。新しい便利なお土産に出会えたことで、これからの韓国旅行の楽しみ方がまた一つ広がりました。
またこれまで韓国旅はジジとババの二人旅でしたが、娘が一緒に行くことになったので新しい視点と情報が加わり、これからどんな発見があるか今から楽しみにしています。
