#41 Dividing Dimensional Membrane (分岐する次元膜)

作者のことば《Dividing Dimensional Membrane (分岐する次元膜)》
この作品は、高次元への入り口である「次元の膜」が、まるで細胞分裂(ミトシス)のように分かれていく瞬間を描いています。
マルチバース(多次元宇宙)の考え方では、宇宙はたった一つで固定されたものではありません。誰かが観測したり、意識を向けたりするたびに、絶えず枝分かれし、新しく生まれ変わっています。高次元の世界もこれと同じルールに従っており、常に変化し、分かれ続けているのです。
このコンセプトの背景には「シュレーディンガーの猫」という有名な思考実験があります。これは、観測されるまで「正反対の2つの状態(生きている猫と死んでいる猫)」が同時に重なり合って存在していることを示すものです。これを「多世界解釈」という視点で見れば、観測した後も両方の結果は消えることなく、それぞれ別の世界として同時に存在し続けることになります。つまり、現実は一つに絞られるのではなく、何層にも重なったままなのです。
このイメージは、まさにその「分裂」が起きる瞬間を捉えたものです。一つの次元が、複数の共存する状態へと分かれていく、その決定的な瞬間。並行するいくつもの次元が枝分かれし始める、その境界線を視覚化しています。

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