#26 Expansion(拡張)

作者のことば《Expansion(拡張)》
ここで描こうとしたのは三次元と高次元を結ぶ次元膜という窓が持っている、拡張したり収縮したりする性質です。
次元膜は、常に同じ大きさで存在しているわけではありません。高次元が三次元世界と強く関わるとき、次元膜は自然に広がり、より多くのものが通過できる状態になります。これは装置のように機械的に広がるのではなく、次元間の状況に応じて変化する、柔軟な反応です。拡張と収縮は、三次元と高次元の関係を調整するための働きです。
この作品が捉えているのは、次元膜が広がるその瞬間です。膜が拡張することで、三次元側から立ち上がるものは増えますが、何でも通過できるわけではありません。膜には常に選別の機能があり、通過するものは必ず見極められます。
重要なのは、次元移行が「量」で決まるものではないという点です。通過の幅が広がっても、基準は変わりません。決定的なのは浄化の度合いです。拡張は可能性を増やしますが、それと同時に、通過が許される条件に変わりはありません。

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