画家・小田康夫作品集《Dimensional Membrane I(次元膜I)》

はじめに
作品の数が増えていくと、時々ポートフォリオの整理のため、ベスト5とかベスト8とかの選別をAIの助けも借りながら行います。ChatGPTでもGeminiでもフラッグシップとして選出されたのがこの《Dimensional Membrane I(次元膜I)》という作品です。また、ある友人にもシリーズの全作品を見てもらったところこの作品が一番先に目に留まったということで、人間の目も一致しているようです。
作者のことば《Dimensional Membrane I(次元膜I)》
本作品の中心に位置するのは、三次元の世界と高次元とを隔てる「次元の膜」です。高次なる領域から放たれる光は、この膜というフィルターを通り、三次元側に濾過(ろか)された状態でのみ知覚されます。この膜は一つの境界として機能しており、視線を通すことは許しながらも、通り抜けることは拒みます。二つの次元は根本的に分かたれており、その向こう側へと至るには、物理的な移動ではなく、魂の浄化が必要とされるのです。
したがって、ここに描き出されているものは高次元そのものではなく、境界という制約を受けたときに光が取る「形」に他なりません。この膜は「隔絶」と「接続」の両方を定義し、人間の知覚の限界を露呈させると同時に、その先にあるものを指し示しています。
膜の向こう側には、いまだ直接目にすることは叶わない、未知の結果と可能性が無限に広がる野(フィールド)が存在しています。本作品は、その目に見えぬ領域が、三次元の世界に完全に浸透することなく、そっと触れた瞬間の記録なのです。

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