ゴッホに惹かれる理由を考えてみた
ゴッホのなにが好きなんだろう。
最初は「色づかいかな?」と思っていた。
でも心の中を書き出してみると、それだけではなかった。
まず、近くで見るとわかる、絵の具のもこもこ感。
これが好きで、「写真におさめたい!」といつも思うけれど、なかなか画面越しでは伝わらない。
心のままに描いた!という感じがすごくあって、人間が作り出したものなんだとなまなましく感じられて。
「本当にゴッホという人が、このキャンバスに向かって描いていたんだ」という実感が、たまらなく好き。
あとは、絵からエネルギーを感じられること。
筆使いの迫力なのか、魂がこもっているのか、とにかくパワーがすごいと思う。
元気になるし、夢中になるし、感動するし、なにかをしたい気分にさせられる。
画家として絵を描いていた期間は、わずか10年だというのに、残された作品数は膨大で。
絵に対する強い思いや執着を感じて、そこまで夢中になれるものがあったことを、うらやましくも思う。
でも、そんな圧倒的な熱を感じるから、私は惹かれるのかな。
そして、人によって受け取り方はさまざまかもしれないけれど、私にはゴッホの絵が「自己表現」という感じがあまりしない。
純粋に、絵の表現を追求しているように見える。
残っている手紙の言葉からも、そう感じる。
「光を描くにはどうしたらいいんだろう」
「この夜の色がとてつもなくきれいだからそのまま表現したい」
「人間らしくうつくしい生き方をする農民の姿を残したい」
...そんなピュアな衝動から描いていたのかなって。
ゴッホ展で彼の表現の試行錯誤を感じて、
「なんてかっこいいんだろう!」と思った。
切り取ろうとする風景やものも、なんだかすごくいとおしい。
色々考えてみて気づいた。私がゴッホに惹かれるのは、テクニックというよりも、彼の心や考え方そのものなのかもしれない。
耳切り事件を起こしたり、弟のテオにもらった仕送りのお金をすぐに使いはたしてしまったり、周りを困らせる破天荒な一面もあったみたいだけど...
それでも、絵にまっすぐ、人にもまっすぐ。
そんな純粋さがキャンバスからあふれ出てあるからこそ、私はこんなにもゴッホという人に惹かれるのだと思う。
...と、今はそんなふうに感じるけれど、またたくさんの絵を見ているうちに変わっていくのかもしれないし、新しい発見があるのかもしれない。
この気持ちや感覚は今だけのもの。
ということでいつか気持ちが変化してきたら、また書きたいと思います📝
