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「現代の神話 911の解読」 第七章

割引あり

はじめに

 前章最後にもお伝えしましたが、大切なことなのでもう一度。現代の神話をDecodeするにあたりの注意点。

 9.11の儀式において、ヘラクレス十二の功業の第11の功業とサムソン神話が主軸となっていると述べました。しかしながら、儀式を読み解くにあたっては、これらの主軸となる神話に加え、様々な神話のシーンが組み合わさって一つの儀式の物語として構成されています。

 「アンターマイヤー噴水のノルン(北欧神話)」や「シルバースタイン・ファミリーパーク(錬金術)」の象徴が用いられていることからも分かるように、密儀を知る人々は宗教や神話の垣根に囚われません。したがって、ヘラクレス神話だけでなく、他の神話の要素も織り交ぜながらDecodeを進めてまいりますので混乱のないようご注意ください。魔術師は、神話を均一の統一体として理解するという視点を常に念頭に置く必要があります。

 また、911の儀式や神殿(街)の象徴を理解しやすいように、それらをもとにストーリー仕立てにしてあります。そのため、登場人物の会話の部分やストーリー部分においてだけ、わたくしの脚色が入っています。ご理解ください。


 ではシリーズのクライマックスへ突入しましょう!




現代の儀式911

・始まり

 1886年10月28日に除幕式が行われた現代の太陽神の像。そこから114年10ヶ月14日後の2001年9月11日に、現代の太陽神の旅が始まりました。

 その目的は、世界を新しい世界へと導くために真の太陽神へと変容することです。その方法を聞くために神殿の最奥の至聖所に位置するノルンの泉へと赴き、運命を司どる女神たちへ会いにゆきます。


 太陽神が神殿へと赴くと、そこにはNYの巨人が作った旧世界を象徴する山(祭壇)であり、同時に神殿の入口を象徴する二本の柱でもあるWTCが姿を現しました柱の間を通り足元を見ると、「シルバースタイン・ファミリーパーク」の三角形の中に円形が配置された象徴が進むべき道を示していました。現代の太陽神は、その象徴に従い身廊(しんろう)を進んでゆきます。


 まずは至聖所の場所を知るために、巨人の兄弟の元へ向かいます。その道中には、古代の神殿の身廊のように、太陽神の象徴で飾られた祭壇の数々が現れます。


 それはまるでシスティーナ礼拝堂のよう。モーセやイエスという名の太陽神の物語が左右に配置された身廊を持つ礼拝堂のよう。



 では、現実世界の身廊を飾る象徴のいくつかを見てゆきましょう。


・身廊を飾る太陽の象徴

 まずは祭壇バンク・オブ・アメリカ。太陽神の最たる象徴「太陽暦」の数「365日、一週間、12ヶ月」の数で飾られています。


 続いては国連ビル。高さに用いられている「153」は特異な性質を持つ数で、例えるならゼロのような数。ゼロに何を掛けてもゼロのように、153は特定の計算方法を用いることで、3の倍数であれば全ての数が153に帰結します

 そして、この数を持つのは、羊飼いの太陽神キリスト。彼が弟子たちに魚の獲り方を教え、その時に網にかかった魚の数が153匹です。このように太陽神キリストに結び付けられている数が153であり、それゆえ153は聖書的には太陽神の数と言えます(ヨハネの福音書21章11節)。したがいまして、現代の太陽神もその数を有しております。

自由の女神の台座の高さ

 三つ目はトランプタワー。高さ「202m」の祭壇に、一辺が6マスの三角形の花壇が付随しています。一辺が6の三角数は6番目の三角数であり解は「21」です。この二つの数を計算すると「202+21=223」で、創世記3章22節のアナグラムとなっております。

「アダムの追放」と「国連の壁画」


 アダムとイヴが楽園から追放され人間の歴史が始まった場面。これから新しい世界へ導こうとしている太陽神にぴったりの象徴です。また、この創世記の象徴は国連ビルの壁画にもあります。

 前述しました三角数を持つ一辺が6マスの三角形を象徴的に見たなら「6マスが3辺」ですから、上記のように「666」となります。また、この三角数というものは象徴的であり、36番目の三角数も「666」です。多くの人は「獣の数字」として刷り込まれておりますから本質が見えませんが、この数もまた太陽の属性を背負います。


 太陽の魔方陣の列の和の合計は666であり、そのため古くから666は太陽の属性を背負う数です。したがってトランプタワーの花壇の三角形が示す666も太陽を象徴します。

 そして、このタワーの主であるトランプ自身も、その名に太陽の象徴を持ちます。トランプカードの数の仕組みは太陽暦だからです。

  • トランプは1から13までのカードが4種類の計「52」枚+ジョーカー「1枚」で成り立ちます。

  • 絵札は3×4=「12」枚です。

  • 1から13までの合計は91。全ての数を足すと「91×4+1=365




・巨人の兄弟

 太陽の数の象徴に彩られた通り道には、巨人の兄弟が鎮座しております。時間の神クロノスと同じ巨人族ゆえに「死の象徴」を背負い、どちらも無限の時間を象徴する「永遠の責苦」が与えられた神。

 では神話の続きです。ゲートを抜け身廊を通り二人の巨人のもとへ到着した現代の太陽神は、ヘラクレスがヘスペリデスの園の場所を尋ねたように、二人の巨人に尋ねます。至聖所(ノルンの泉)とはどこにあるのかと。巨人の兄弟の答えはこうでした。

 「我々は女神ノルンの居場所を知らぬ。

 しかし、あることを教えてくれました。

 「ノルンは時間の女神ゆえに、最上位の時間の神ユリゼンなら知っているのではなかろうか?」と。

「ロックフェラー・タワー・エントランス」

And wisdom and knowledge shall be the stability of thy times, and strength of salvation: the fear of the Lord is his treasure.

智慧と知識はあなたの時代の安定となり、救いの力となる。

 イザヤ書33章6節

 そうして現代の太陽神は、巨人の兄弟と同じくロックフェラー祭壇に鎮座する、時間の神の元へ向かいました。イザヤ書33章6節と共にコンパスをもつ、最上位の時間の神ユリゼンの元へ。

 現代の太陽神は、ノルンの居場所を問いました。その問いに、ユリゼンはこう答えます。

 「このまま真っ直ぐ進み、古の冥界の門を抜けた先にノルンたちはいる」と。

 そうして現代の太陽神は冥界へ繋がる古の冥界の門を目指します。



・冥界

 ノルンもまた巨人族。「過去・現在・未来」の「運命の糸」を「紡ぎ・測り・切る」という三つの行為を通じて、神々でさえ避けられない「運命」を司どる女神。そのため、「神々の黄金時代を終わらせた女神」と言われ死の象徴を背負います。ただ、これだけでは「現代の太陽神が冥界を目指す」というストーリーはこじ付けに聞こえてしまうことでしょう。

 しかしながら、わたくしは明確に「冥界下りである」と理解できます。なぜわたくしがそう考えるのかについて、さらに象徴を重ねながら述べてゆきます。

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