初日の出より先に、心が明るくなった話
おこころ模様はいかがですか?
初日の出を待つ時間。
空はまだ真っ暗で、東京では見られないほどの星が広がっていた。
じっと空を見上げていると、
流れ星がいくつも流れていく。
そのとき、後ろにいた男子大学生3人組の声が聞こえてきた。
「わぁ、流れ星きれい。
でも流れ星って、流れて消えちゃうから切ないな」
思わず、心の中でうなずく。
きれいなものほど、あっという間に消えてしまう。
だからこそ、胸に残るのかもしれない。
やがて空が少しずつ明るくなり、
富士山のシルエットが浮かび上がってきた。
「富士山きれい、つーか美しい」
「富士山コンディション最高!」
「富士山が、めっちゃ富士山!」
言葉は少し不器用だけど、
感動していることだけは、まっすぐ伝わってくる。
さらに続いた言葉が、胸に残った。
「快晴だしさ、
今日ここにいる人、みーんな、いい年になるね」
「今日来てよかったね。
運転して連れてきてくれてありがとう」
その自然な一言一言に、
私は少し目頭が熱くなった。
特別なことを言っているわけじゃない。
でも、誰かを思いやる言葉が、
こんなふうに当たり前に交わされる朝は、
それだけで希望に見えた。
……と思ったら、
「彼女と来たかったなー」
「彼女いなーい!ワッハッハ」
一気に現実。
思わず、こちらも笑ってしまう。
完璧じゃないところが、いい。
きれいごとだけじゃないところが、人間らしい。
初日の出は、毎年変わらず昇る。
でも、その朝にどんな言葉を聞くかで、
心の明るさは少し変わる。
今年がどんな一年になるかは、
まだ誰にもわからない。
それでも、人のやさしさや素直な言葉に出会えたなら、
それだけで「いい年の兆し」は、もう始まっているのかもしれない。
あなたの一年は、どんな言葉から始まりましたか🌄
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ここまで読んで下さりありがとうございます。
言葉が、静かに届いていたら嬉しいです🍃