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「もったいない」は、そこにあるから続くのかもしれない

おこころ模様はいかがですか?

部屋の掃除をしていて思ったことがある。

デスクの棚を整理していたら、
ずっと使っていない古い化粧品が出てきた。

壊れたピアスもあった。

どちらも、もう使わない。

それなのに、なぜか捨てられずにいた。

「まだ使えるかもしれない」

「もったいない」

そんなことを思いながら、何年もそこに置いていた。

でも今日、思い切って捨てた。

そして、ふと思った。

「もったいない」って、
物そのものに付いている感情じゃないのかもしれない。

そこにあるから、
目に入るから、
何度も思い出す。

棚を開けるたびに、

「これ、まだ使えるよね」
「せっかく買ったのに」
「捨てるのはもったいないな」

と、また「もったいない」が生まれる。

でも、捨ててしまえば、視界から消える。

すると不思議なもので、
「もったいない」という感情も、一緒に消えていく。

物がなくなったら、
その物について考える必要もなくなる。

そこで、ふと人間関係のことを考えた。

人間関係も、少し似ているのかもしれない。

切れずにいるから、情がついてくる。

連絡先が残っている。

SNSで姿が見える。

昔のメッセージが残っている。

ふと名前を見かける。

そうすると、もう終わった関係なのに、

「元気かな」

「悪かったかな」

「私から連絡したほうがいいかな」

「こんなふうに離れてしまってよかったのかな」

と、情や申し訳なさが何度も出てくる。

でも、距離を置いて、
視界からいなくなって、
日常の中からその人の存在が少しずつ消えていくと、

ある日ふと、

「最近、この人のこと考えてなかったな」

となる。

別に嫌いになったわけじゃない。

恨んでいるわけでもない。

ただ、考えるきっかけがなくなった。

それだけなのかもしれない。

物も、人間関係も、
そこに「ある」から、感情が動き続けることがある。

だから、手放すというのは、
必ずしも「嫌いになること」ではない。

もうこれ以上、自分の心をそこに置いておかない。

そういう選択なのかもしれない。

もちろん、人間関係は物みたいに簡単に捨てられるものではない。

相手にも気持ちがあるし、
一緒に過ごした時間もある。

だからこそ、離れるときには迷う。

情もある。

申し訳なさもある。

寂しさだってある。

でも、それを抱えたまま、ずっとそこに置いておく必要もないのだと思う。

今日、古い化粧品と壊れたピアスを捨てた。

捨てる前は、

「もったいないな」

と思っていた。

でも、ゴミ袋に入れて、視界から消えたら、

……もう、そんなに気にならない。

なんだ。

「もったいない」って、案外、物と一緒に捨てられるんだ。

そう思ったら、
少しだけ人間関係のことも、気楽に考えられるような気がした。

手放したものを、
いつまでも心の棚に飾っておかなくてもいい。

そこにないものは、
いつか、考えなくなる。

そして、考えなくなったことを、
罪悪感にしなくてもいい。

今日は、部屋を少し片づけた。

ついでに、
心の中の「もったいない」も、
少しだけ片づいた気がする。

あなたが手放せずにいるのもの、それは何だろう?🍃

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あさこ|そよぎびと🍃 ここまで読んで下さりありがとうございます。 言葉が、静かに届いていたら嬉しいです🍃