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風、薫る 第9週「看病婦とアメ」 第45回(2026/5/29)

こんにちは、朝ドラ日和!です。

第45回は、フユ(猫背椿)の表情がふっとほどける回でした。

看病婦と見習い生の関係が、ようやく少しだけ前へ進みます。
同時に、直美(上坂樹里)の母をめぐる線も動き出しました。

やわらかい場面なのに、胸の奥がざわざわする。
第9週の締めくくりにふさわしい一話だったと思います。


前回の振り返り

第44回では、りん(見上愛)と直美が、フユの家へ通うようになりました。

足を悪くした夫・康介(じろう)の看護を通して、二人は病院の外にある看病婦の暮らしを見ます。
一方で、康介の言動には、りんと直美が気にかけるものもありました。

フユの厳しさは、単なる意地悪ではありません。
家族を抱え、生活を抱え、仕事の誇りまで揺らされている人の硬さでした。


今日のあらすじ(第9週「看病婦とアメ」/第45回)🎬

ある日、直美吉江(原田泰造)の教会で、寛太(藤原季節)と会います。

寛太は、直美の母親と思われる「夕凪」について話します。
直美にとって、自分の出自に関わるかもしれない名前です。
今まで胸の奥に沈んでいた母の線が、ここでふたたび浮かび上がりました。

病院では、フユの態度にも変化がありました。
フユは、りんに手術介助を教えてもいいと言い出します。

これまで、フユはりんの申し出を簡単には受け入れませんでした。
技術を教えることへの抵抗もあり、看病婦としての立場を守りたい気持ちもありました。

けれど、りんと直美がフユの家に通い、康介の看護に関わったことで、空気が少し変わります。
看病婦と看護婦見習い生の関係が、対立だけではなくなっていきました。

康介も、フユの仕事に向き合います。
フユがしてきた看病婦の仕事を、軽いものとして扱わない言葉がありました。
その言葉を受けたフユの表情に、張りつめていたものがほどけます。

第45回は、直美の母の手がかりと、フユの仕事へのまなざしが重なった回でした。


今日の見どころ ✨

今日いちばん心に残ったのは、フユの笑顔でした。

フユは、ずっと強い言葉で身を守ってきた人です。
看病婦としての腕はある。
けれど、病院の中では見習い生たちから距離を置かれ、家では生活の苦しさを抱えています。

りんに教えることを拒んできたのも、技術を惜しんだからだけではないと思います。
自分の仕事を軽く見られたくない。
自分の積み重ねを、ただ便利に使われたくない。
そんな痛みが、言葉のきつさになっていたのではないでしょうか。

だから、康介がフユの仕事を認める方向へ言葉を向けた場面は大きかったです。
フユが本当に欲しかったのは、お金だけではなかった。
生活のためのお金は切実です。
でも、自分がしている仕事を、身近な人にちゃんと見てもらうことも同じくらい切実だったのだと思います。

りんが手術介助を教わる流れも、単なる「技術習得」ではありません。
フユが持っている十年分の経験を、りんが受け取る。
りんの学びの中に、看病婦の時間と誇りが入ってくる。
そこに、この回の温かさがありました。

直美の母をめぐる線も、静かに重いです。
寛太は、信用していいのかまだ迷う人物です。
でも、直美にとって「夕凪」という名前は、聞き流せるものではありません。

母を知りたい気持ちと、知るのが怖い気持ち。
その間で直美が揺れる姿は、看護の物語とは別の孤独を映していました。
りんとフユの関係がほどける一方で、直美の過去はまた別の緊張へ向かっていきます。

第9週「看病婦とアメ」は、甘さと苦さの混ざり方が本当にうまい週でした。
アメはやさしいものでもあります。
でも、ただ甘いだけではない。
仕事の誇り、家族のまなざし、母を探す痛みまで、ゆっくり溶け出していくような締め方でした。


ネットの反応 Pickup

第45回は、フユの表情と康介の言葉への反応が目立ちました。
一方で、直美と寛太の再会、吉江の見守り方にも声が集まっています。

フユさんの表情に泣かされた

放送後は、フユを演じる猫背椿さんへの反応が多く見えました。

「フユさんがデレた」という言い方で受け止める声がありました。
表情が柔らかくなる瞬間に心を持っていかれた、という感想も出ています。

ただ、フユの変化は急な方向転換ではありません。
第43回、第44回で、家の事情と夫婦の空気が描かれてきました。
生活の重さを知ったあとだから、今日の笑顔が効いています。

きつい人がやさしくなった、という単純な話ではない。
見てもらえなかった人が、少しだけ見てもらえた。
そこに胸を動かされた人が多かったのだと思います。

康介の言葉で夫婦の見え方が変わる

康介についても、印象が変わったという声がありました。

前回までは、りんと直美が違和感を覚える言動もありました。
だからこそ、今日の康介の言葉は、視聴者の受け止め方を揺らしたように感じます。

フユの仕事を、軽いものとして扱わない。
夫が妻の仕事を認める。
明治の家族の空気の中で、その一言が持つ重みは大きいです。

「夫婦仲良いんじゃん」と驚く声や、涙が出たという反応もありました。
見下していたのではなく、分かっていなかっただけなのかもしれない。
そう思える余地が生まれたのが、今日の康介でした。

吉江さんの聞き耳にツッコミ

直美と寛太の場面では、吉江へのツッコミもありました。

直美の母に関わるかもしれない大事な話です。
本来なら、かなり緊張感のある場面になります。

でも、吉江が気にしている姿が入ることで、空気が少しだけやわらぎました。
原田泰造さんの芝居は、心配性の善人を重くしすぎないところがいいですね。

寛太はまだ怪しさを残す人物です。
直美の過去に近づいているのに、安心しきれない。
そこへ吉江の見守りが入ることで、視聴者の不安も少し受け止められていた気がします。

夕凪という名前が気になる

直美の母親と思われる「夕凪」という名前にも注目が集まりました。

直美は、自分の生まれや母の存在に長く向き合ってきた人です。
簡単に答えが出てほしい気持ちもあります。
でも、寛太経由の情報だからこそ、まだ疑ってしまう気持ちも残ります。

りんの看護の成長と、直美の母探し。
二人の物語が、それぞれ別の痛みを抱えて進んでいる。
第45回は、そこを改めて感じる回でした。


次回が気になること

明日5月30日は、第9週の土曜ダイジェスト版です。

次の本編は、6月1日からの第10週「疾風に勁草(けいそう)を」。
第46回では、ゆき(中井友望)の姿を、りんや直美たちが心配する展開が紹介されています。

看病婦との関係がようやく動き始めたところで、今度は見習い生の仲間に何が起きるのか。
週明けも、かなり気になります。


おわりに

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

いちばん残ったのは、フユの笑顔でしたか?
それとも、直美が聞いた「夕凪」の名前でしたか?

よかったらコメントで教えてください。
続きも一緒に追いかけたいと思っていただけたら、スキやフォローで次回も見つけてもらえるとうれしいです。

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