【東京】 和を残し、独自の進化を続ける「塔の日本旅館」 星のや東京
東京駅八重洲口と旧江戸城正門のちょうど中間に、その旅館はある。
窓には江戸小紋の結界が張られ、都心の騒音を掻き消している。
現代に合わせて進化し続ける
「塔の日本旅館」
星のや東京である。

星のや東京の魅力は、
洗練された客室、食事、温泉を
奥深く味わうことだと思う。
客室
客室は3種類あるが、今回は「桜」を紹介。

ツインとダブルがあり、部屋にはソファ、テレビ、バスタブにシャワールームがある。
テレビは黒っぽい鏡の裏に隠されており、
テレビを部屋に入れないという星のやのコンセプトと、土地柄部屋にテレビが欲しいという利用者のニーズを両立している。
窓の障子を開けると、そこには江戸小紋の結界がある。

星のや東京の客室を語る際、どうしてもはずせないのは「お茶の間ラウンジ」の存在だ。
普通、ホテルには一つしかラウンジはないが、星のや東京には「各階に」ラウンジがある。
お茶の間ラウンジは畳になっていて、各部屋からそのまま来ることができ、客室の延長のような感覚で楽しむことができる。
昼はお茶と和菓子、夜は酒とおつまみ、朝はおにぎりやコーヒーが置いてあり、ゲストは自由にそれらを味わう。
各階のラウンジでは、それぞれ「お茶の間さん」がおもてなし。
これまで他の星野リゾートで富裕層の対応をしてきた優秀なスタッフだ。
バトラー的なサービスから観光案内まで、なんでもゲストをサポートしてくれる。

お食事
星のや東京の夕食は、
ダイニングとお部屋食がある。
ダイニングでは、フレンチと和食を組み合わせたコース料理が楽しめる。
参勤交代があった江戸時代から、東京は各地の「よいもの」があつまる場所だった。
いまの日本各地にも、昔から伝わる「よいもの」がある。
星のや東京の夕食は、それらを独自の解釈で組み合わせ、地域の個性を結ぶフレンチをつくりだしている。
お部屋食も負けていない。
季節の前菜や特製のタレに漬け込み火を入れた柔らかい牛肉のちらし寿司が入った、星のや東京御膳だ。

牛肉は1時間低温調理し、柔らかく仕上げた。
前菜の〆鯖は、質の低い鯖の特徴である生臭さがまったくない。
日本酒と合わせ、お部屋で誰にも気兼ねせずゆったりとした時間を過ごしたい。
温泉
いまは大都会の大手町も、
昔は温泉が湧いていた。
「大手町温泉」である。
星のや東京では地下1,500mから湧くこの天然温泉を汲み上げている。
地中深くに閉じ込められた海水や海藻のミネラル類を多く含む塩分の強い温泉だ。
しっとりと肌に馴染む温泉に浸ると、心身の疲れが解けていく。
「塔の日本旅館」
星のや東京
