仙台のずんだ餅、名前の由来を知っていますか
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スーパーで枝豆を一袋買って、茹でて、塩をふって、テレビを見ながらつまむ。
ひとり暮らしの夜にちょうどいいおつまみで、あの緑色を見ていると、ふと「ずんだ餅って、これだよね」と思い出すことがあります。
仙台名物のずんだ餅。枝豆をすりつぶした餡をお餅に絡めた、あの鮮やかな緑のお菓子です。
お土産でもらったことがある人は多いと思うけれど、「ずんだ」という名前の由来までは、案外知らないかもしれません。
調べてみたら、おもしろい説がふたつありました。
陣太刀から来た、という話
ひとつは「陣太刀(じんだち)説」。
戦国武将の伊達政宗が、戦の合間に自分の刀の柄で枝豆を砕いて、餅に絡めて食べたのが始まり、という逸話です。
刀で枝豆を潰すという絵面がなかなかすごい。
仙台ならではの、武将と食べ物がつながる物語だなと思います。
もうひとつは「豆打(ずだ)説」。豆を打つ、潰すという意味の「豆打」が、長い時間のなかで訛って「ずんだ」になった、という言葉の説。
こちらは地味だけれど、なんだか納得感があります。
甘いだけじゃない保存食
政宗は兵糧、つまり保存食の研究にもとても熱心だったそうです。
栄養価の高い枝豆を使ったずんだは、陣中食としても理にかなっていたとか。
ただ甘くておいしいだけじゃなくて、ちゃんと理由がある。
なんとなく食べていたお菓子に、こういう背景があると知ると、次に口にするとき少し見え方が変わります。
枝豆を茹でた夜、そんなことを考えていました。
(茹でた枝豆の湯気のむこうで、ノルくんはこちらをじっと見ていた。)
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(誰かの優しさで、この部屋はあたたかいままだった。)