なぜ人はラインを崩すのか|MFゴーストから学ぶ「崩れない構造」②
前回の記事では、
『MFゴースト』のレースシーンから
「自分の走行ラインを崩さないこと」
について書きました。
まだご覧いただいていない方は
こちらの記事も併せてご覧ください🔻
周囲の車が仕掛けても、
片桐夏向はラインを変えない。
その静かな安定が、
結果としてレースの強さにつながっている。
そんな話でした。
では、ここで一つ疑問が生まれます。
なぜ多くの人はラインを崩してしまうのでしょうか。
ラインが崩れる瞬間
レースでも、相場でも、
ラインが崩れる瞬間には共通点があります。
それは、
「待てばよかった」
と思う瞬間です。
トレードをしている人なら、
一度は経験があると思います。
本当はまだ早かった。
もう少し待てば、
もっと良い位置があった。
でも、その瞬間は
入ってしまった。
あとから見れば、
明らかに早いエントリーです。
それがいわゆる
「待てばよかったトレード」
です。
技術ではなく、位置の問題
こういう失敗が起きると、
多くの人はこう考えます。
「もっと手法を学ばないと」
「分析力が足りない」
しかし実際には、
そうではないことが多い。
なぜなら、
チャートは読めていたのに
入ってしまった
というケースが
非常に多いからです。
つまり問題は、
技術ではなく
判断している位置です。
誰が運転席に座るのか
IFS(Internal Family Systems)では、
人の心にはさまざまな「パーツ」があると考えます。
落ち着いて状況を見る部分もあれば、
・比較するパーツ
・焦るパーツ
・承認を求めるパーツ
そうした部分も存在します。
普段は静かに後ろにいるそれらのパーツが、
ある瞬間に前に出てきます。
例えば、
「他の人はもう入っている」
「乗り遅れたらどうしよう」
「このチャンスを逃したくない」
そう感じた瞬間。
そのとき、
冷静な観察者ではなく
焦りのパーツが運転席に座る
ことがあります。
相場が崩したのではない
ここで大事なのは、
ラインを崩したのは
相場ではないということです。
相場は、
ただ動いているだけです。
しかし、
誰が判断しているか
が変わると、
同じチャートでも見え方は変わります。
落ち着いた位置から見ると
「まだ待つ」
と判断できる場面でも、
焦りの位置から見ると
「今すぐ入らないと」
に変わってしまう。
だからラインが崩れるときに起きているのは
相場の問題ではなく
判断位置の変化
なのです。
カナタが崩れない理由
『MFゴースト』のレースを見ると、
片桐夏向の走りにはある特徴があります。
それは、
環境に反応して走らないこと。
周囲が仕掛けても、
観客が盛り上がっても、
彼は
・コース
・車
・ライン
という、自分の基準に
意識を戻しています。
つまり、
運転席に座る存在が変わらない。
それが
彼の強さの一つです。
では、なぜ運転席は入れ替わるのか
ここで、もう一つ重要な問いが出てきます。
もし崩れる原因が
「判断位置」だとしたら、
なぜその位置は
変わってしまうのでしょうか。
なぜあるときは
落ち着いて判断できるのに、
別のときには
焦ってしまうのでしょうか。
実はここには、
人が世界を見る“モード”
が関係しています。
次回予告
このシリーズでは、アニメ『MFゴースト』に敬意を払いながら、
レースの構造をヒントに、
トレードや判断のあり方について整理しています。
人には大きく分けて、
サバイバルモード
パフォーマンスモード
という二つの状態があります。
このモードが変わると、
同じ相場でも
同じ状況でも
見える世界が変わります。
そして多くの場合、
ラインを崩すのは
サバイバルモードに入ったときです。
次回は、
「サバイバル vs パフォーマンス」
というテーマで、
なぜ焦ると
すべてがチャンスに見えてしまうのか。
そして、
どうすれば
崩れない状態で走れるのか。
その構造を
もう少し具体的に整理していきます。
この記事で書いている
「判断の位置」や
「待てばよかったトレード」
の構造は、
相場を見るときの順番として
もう少し整理することができます。
トレードを見るときの
方向
↓
位置
↓
構造
↓
エントリー
この順番を確認できる
「トレード判断の4ステップチェックシート」
というPDFを作りました。
▶ 無料チェックシートを受け取る
受け取り後には、
その前提についても
21日間のメールで少しずつ補足しています。
出典:MFゴースト公式サイト
※本記事は相場や判断の考え方を解説したものであり、
特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
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