ハッピーライティングマラソン#9「最近言われて、嬉しい!と感じた言葉はなんですか?」
本田健さんの素敵な企画「ハッピーライティングマラソン」に、私も参加してみようと思います。
今週のお題は「最近言われて、嬉しい!と感じた言葉はなんですか?」とのこと。
私が最近、心から「嬉しい!」と感じた言葉。
それは、メンタリングをさせていただいている方(メンティー)からいただいた、こんな一言でした。
「面白いですね」
一発ギャグでも披露したのかと思いましたか?(笑)
もちろん、これはユーモアがあるという意味の「面白さ」ではありません。そうではなく、「その発想はユニークで興味深い」という、知的な好奇心からくる「面白い」です。
「すごいですね」「さすがです」といった賞賛の言葉も大変有り難いのですが、私にとってこの「面白いですね」という言葉は、それらとは少し質の違う、格別の響きを持っていました。
なぜ、私はこの言葉を、最高の褒め言葉だと感じたのでしょうか?
その答えは、この言葉が「評価」ではなく「視点」への賞賛だからです。
私たちは、学校生活や社会人生活の中で、知らず知らずのうちに「評価」の物差しに慣れてしまっているように思います。
「テストの点数が良いか、悪いか」
「仕事の成果が出ているか、出ていないか」
「その意見は正しいか、間違っているか」
こうした二元論のフレームワークは、物事を効率的に判断する上では便利ですが、ともすれば私たちを窮屈にさせます。
かつて私は、帰国子女枠の入試に関する記事で、次のように書きました。
「『日本=同調圧力』『海外=自由』といった単純な対立でなく、双方の文化の光と影を理解し、複眼的に捉える」ことが重要
世界は、白か黒かで割り切れるほど単純ではありません。
「面白いですね」という言葉が嬉しいのは、まさにこの二元論の「評価」から自由な言葉だからです。
この言葉は、「あなたの意見が正しい」と言っているわけではありません。「あなたの能力が高い」と評価しているわけでもありません。
ただ純粋に、「あなたのその考え方、その視点そのものが、私にとって新しい発見であり、興味深い」という、知的な感動の表明なのです。
それは、私のスキルや知識ではなく、私の思考のプロセス、つまり「私という人間そのもの」のユニークさを、丸ごと肯定されたような感覚。
だからこそ、他のどんな賞賛よりも、深く心に響きました。
誰かのユニークな視点に「面白いね」と伝えられる。
そんなやり取りがもっと増えたら、世界は少しだけ豊かになるのかもしれない。
そう感じた、嬉しい一言でした。

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