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ハッピーライティングマラソン#44|最近「うまくできたな」と思ったことはありますか?

本田健さんの素敵な企画「ハッピーライティングマラソン」に、今週も参加させていただきます。

今回のお題は、『最近「うまくできたな」と思ったことはありますか?』です。

最近、私が「これはうまくできたな」と実感したこと。

それは、「タスクをすべて終わらせる」という執着を手放し、家族や愛犬のオスカーと「ただゆっくり過ごす時間」を最優先にできたことです。

私はもともと、物事を論理的に組み立て、効率を極限まで追求しようとする思考のクセがあります。

かつての私は、「やることリスト」を作り、効率よくタスクを片付けていけば、いつか「時間に余裕のある素晴らしい未来」がやってくると本気で信じていました。
気づけば、他人の分まで仕事を抱え込んでいたこともあります。


しかし、ある一冊の本に出会い、その前提が根本から覆されました。


オリバー・バークマン氏の『限りある時間の使い方』です。

著者は、人生がたった「4000週間」しかないという圧倒的な短さ(有限性)を直視することから始めます。

その上で本書が突きつける核心は、「時間を完全にコントロールし、すべてのタスクを終わらせることは絶対に不可能である」という残酷な、しかし救いのある事実です。


一般的なタイムマネジメント術は「効率を上げれば、すべてのタスクをこなせる」と謳いますが、本書はそれを明確に否定します。

なぜなら、メールの返信を速くすればより多くのメールが返ってくるように、効率を上げるほど「もっとできる」と見なされ、結果的に抱え込むタスクは無限に増えていくという「パラドックス」に陥るからです。


「この忙しい時期を乗り越えれば、仕事や家事をすべて完璧に終わらせてから、家族とゆっくり過ごせる。」

そう思っていても、自分のタスクが完全にゼロになる日は永遠にやってきません。


私はずっと、「いつか来る日」のための準備期間を生きているだけだったのだと気づかされました。


すべてをこなすのが不可能である以上、私たちに必要なのは「何を諦めるか」を決める勇気、つまり意図的に「やらないこと」を受け入れることです。


未来への準備のために「今」を犠牲にするのをやめ、「すべてをやらなければ」という傲慢なプレッシャーから自分を解放する。


これが本書の最大のメッセージでした。

普段、日々の仕事に忙殺されると、どうしてもまた「効率化」の罠にハマりそうになります。

しかし先々週末は、あえて未完了のタスクを残したままPCを閉じ、「効率」のスイッチを完全にオフにしました。

そして、家族やオスカーと一緒に、ただ時間を分かち合うことだけに集中したのです。


時間は、自分ひとりでコントロールしきるものではなく、誰かと分かち合うもの。

効率の先に、必ずしも幸せが待っているわけではありません。


「すべてをこなす」という執着を捨て、有限である「今、ここ」の喜びに集中できたこと。
それが、私にとって最近の最も価値のある「うまくできたこと」です 。


皆さんは、「いつか」の準備のために、大切な「今」を犠牲にしていませんか?

ぜひ、この本を手に取って、ご自身の時間の使い方を見つめ直してみてください。


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