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自然の恵みをいただく|治癒力と枝豆

家の横で野菜を育てるようになって、今年でたぶん5年目。

そばにしゃがんでボーッと葉っぱや実を眺めながら、風を感じ、鳥の声を聞く。そうしていると深い部分が癒されていき、緊張しやすくこわばりやすい体がゆるんでいくのを感じる。

「大地にはすごい力が宿っている」
そう思うようになったのは、体に整体系の不調があるときに土の上を歩いていると、自然と歪みが調整されていくような感覚があって、痛みが気にならなくなっていることに気づいてから。
アスファルトでも建物の床でもなく、土の上がやっぱり気持ちいい。

自然の持つエネルギーには、きっと計り知れないなにかがあるんだろうな。


先週のこと。
強い強い太陽光がじりじりと肌を焼き、「外は危険!」と感じるほどの暑さがしばらく続いていた。

そんな中、遮るものもない場所で直射日光を浴びる植物たちを見ていたら、「植物ってとんでもないな」「なんてすごいんだろう」と深く感じるものがあった。

しっかりと根を張り、茎を伸ばし葉を広げ、花を咲かせ、実をつける。
物言わず静かに、ただそこに存在して、過酷な環境の変化に適応しながら命の循環を行っている。その姿から、圧倒されるようなまばゆい生命力を感じた。

わたしたちは、それを収穫させてもらっているのだ。
感謝していただかないといけない、と改めて思った。


「ちょっとでもいいから、やってみようか」と、兄夫婦と一緒に小さくはじめた家庭菜園。
やっていくと作りたいものが増えていって、毎年少しずつ範囲を広げている。

かたい地面を掘り、砂利まじりの土をふるいに掛けて石を取り除き、追加の土と肥料を混ぜる。
そんなふうに土壌改良が必要な場所なので本当にちょっとずつの拡張ではあるけれど、兄の家とウチとで分けても十分なほど採れるようになってきた。

きゅうり、なす、ピーマン、ししとう、甘長トウガラシ、ミニトマト。去年たくさん出来たオクラは今年はなかなか大きくならず、数本しか採れていない。

その代わりなのか、大成功したのは今年初挑戦の枝豆。
食べごろを見極めるのが難しく、「もういいかな」「明日の方がいいかな」と数枝ずつ収穫して食べてみて、ちょうど休みの日にまとめて採ることができた。

すぐにさやの両端をハサミで切って、たっぷりの塩を揉み込み、鍋で沸かしたお湯にも塩を入れて4~5分茹でる。

鮮やかな緑色が美しく、茶色い毛が可愛らしい。熱々のさやからプチっと豆を出して口に入れると、旨味と甘味がぎゅっと詰まった濃い味わいが口いっぱいに広がった。
「ん〜!!」と仰け反るほどに、うまい!
ほんの小さな粒でもしっかりとした枝豆の味が感じられる。採れたてって本当にすごいんだなぁ。

しっかりと効いた塩気がまた最高で、伸ばす手が止められない。
「昼間だけどビール飲んじゃおっか♪」と至福のひとときを過ごした。


なんだかすごいパワーをもらった気分。
まさに自然の恵みをいただいているのだと、強く強く実感した。

一過性でない豊かさや幸せって、こういうところにあるのかもしれない。


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