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建設業×外国人雇用(第10回)「キャリア形成プログラム」って知ってますか?外国人材を"雇って終わり"にしない仕組みの話


作成日:2026年08月20日 | アジアノア法務事務所

「せっかく採用したのに、辞めてしまった」その悩み


こんにちは。建設会社の事務を担当されているあなた、こんな経験はありませんか?

「特定技能の外国人材を、苦労してやっと採用できた。でも1〜2年で他の会社に移ってしまった」

人手不足の中で採用すること自体が大変なのに、定着してもらえないのは本当にもったいないですよね。今日は、そんな「採用したあと」の話をしたいと思います。


国と業界が動き出した「キャリア形成プログラム」

実は先月(2026年7月9日)、国土交通省と建設技能人材機構(JAC)が開いた「建設分野特定技能協議会」で、「建設分野の育成・キャリア形成プログラム(案)」という資料が示されました。

難しそうな名前ですが、中身はシンプルです。「特定技能で働く外国人材が、この先どうスキルアップし、どんなポジションを目指せるのか」という道筋を、業界として描いていこうという取り組みなんです。

これまでは「どう採用するか」という"入り口"の話が中心でした。でも今は「採用したあと、どう育てて定着してもらうか」という"その先"に焦点が移ってきているんですよ。


数字が語る、育成・定着の課題

厚生労働省の「令和6年外国人雇用実態調査」(2025年8月発表)によると、日本で働く外国人労働者は182万人。国籍別ではベトナムが32.4%でトップ、雇用理由の第1位は「労働力不足の解消・緩和」で69.0%でした。

一方で、企業側が感じている課題の第1位は「コミュニケーション」で43.9%。つまり多くの会社が「人手が足りないから雇う」ところで止まり、「どう育て、どう定着してもらうか」まで手が回っていないのが実情なんです。


今日からできる、小さな一歩

大きなプログラムの完成を待たなくても、今日からできることがあります。

・今働いている特定技能の方に「1年後、どんな仕事を任せたいか」を言葉にして伝えてみる
・技能習得の記録を簡単でいいのでメモに残しておく(将来の特定技能2号移行などで役立ちます)
・現場の指示は、できるだけ「やさしい日本語」を意識してみる

コミュニケーションの壁は、特別な研修がなくても、日々の声かけの工夫で少しずつ埋められるものなんです。


おわりに

「キャリア形成プログラム」はまだ案の段階ですが、今後、受け入れ企業側にも新しい対応が求められる可能性があります。制度が固まるのを待たなくても、「この人にこの先どう育ってほしいか」を考えることは、今日からできることです。外国人材の受け入れは、書類をそろえて終わりではなく、そこからが本当のスタートなんですよね。

制度の内容や、あなたの会社に合った受け入れ・定着の進め方で気になることがあれば、お気軽にお声がけください。次回も建設業と外国人雇用の「知ってよかった」情報をお届けします。

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行政書士アジアノア法務事務所
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