3人育児の夏休み〜別行動が教えてくれた家族のかたち
朝8時30分。
長男はピアノを弾き、長女は机に向かって算数のドリル中。
その横で次男(2歳)は、ピアノの音など気にせず、外の世界に夢中です。
夏休みに入ってから、
僕と次男はほぼ毎日、近くの踏切まで散歩しています。
理由はシンプルで、兄と姉の練習の邪魔にならないようにするためです。
(ピアノのコンクールが続いていて、僕も夏休みをもらっています。)
「さんぽに行こう」と声をかけると、
次男はニコッと笑って「さんぽ、カンカン」と返事をします。
(カンカンとは踏切のこと)
ピアノに合わせて動く夏休み
長男と長女は、それぞれコンクールに向けて毎日ピアノの練習をしています。
家の中は一日中、ピアノの音でいっぱい。
僕も妻もまるで伴奏者のようにスケジュールを調整したり、
レッスンの送り迎えをしたりで大忙しです。
(コンクールはまだまだ続きます。)
長女が練習しているときは長男が待ち、長男の番になると長女が待つ。
でも次男の場合は、家の中にいても間が持たず、
外に連れ出すしかありません。
(積み木も絵本もプラレールも音が鳴るので、すぐに飽きます)
次男の言葉と好奇心の成長
この夏で次男の言葉はぐっと増えました。
踏切に向かう途中で見かけた鳥を指さして「かーかー」と言ったり、
小さな虫を見つけて「むち」と呼んだり。
ゆっくりめだけど確実に言葉が増えていて、
毎日の散歩が彼にとっての大きな学びの場になっています。
最近は、「カンカン」の音を聞くとすぐに線路の方へ駆け寄り、
目を輝かせて電車を待つ姿がとても愛らしいです。
電車が通るたびに、小さな手を振っていると、運転士さんも笑顔で手を振り返してくれることが増えました。こうしたやり取りが、次男の社会性や自信にもつながっているのを感じます。
次男との別行動タイム
踏切までの散歩は、とても楽しい時間です。
道すがら、「かーかー(カラス)」「むち(虫)」など、
覚えたての言葉を話しながら歩きます。
踏切に着くと日陰でアリを捕まえたりしながら、
遮断機の音が鳴るのを二人でじっと待ちます。
カンカンカン…と遮断機が鳴ると、
次男の目がキラッと輝いて線路を覗き込みます。
電車が通ると、小さな手を恥ずかしそうに振ります。
ほぼ毎日通うので、運転士さんも手を振り返してくれることがあります。
普通電車、快速、特急、レッドベア(貨物列車)など、
いろんな列車が通ります。
「もう帰ろうか」と言うと、
「もーかい!(もう一回)」とおねだりすることも。
気づくと1時間くらい踏切にいることも多いです。
家族みんなで過ごす時間の工夫
別行動が多くなってきたからこそ、
家族みんなで過ごす時間も大切にしています。
最近は、夕食前にマリオカートをすることが定番になりました。
兄姉が真剣に勝負している間、次男はコントローラーを握って一緒に参加。まだ操作はできませんが、みんなの笑顔を見て楽しんでいる様子です。
こうしたゲームの時間は、ただ遊ぶだけでなく、兄妹間のコミュニケーションのきっかけにもなっています。勝った喜びや負けた悔しさを共有しながら、自然と会話が増えるのが嬉しいですね。妻もキッチンから見守りつつ、時には次男に声をかけてくれます。
3人子育てのリアル
3人の子育てになると、どうしても「別行動」の時間が増えます。
習い事や年齢差、性格の違いなど、理由はいろいろです。
親としては「できればみんな一緒にいたい」と思いますが、
実際は難しいことも多いです。
でも、別行動が悪いわけではありません。
むしろそれぞれの時間があるからこそ、
個別の親子関係が深くなることもあるのです。
兄姉がいないときは、その子が主役。
好きなペースで歩けるし、話も独り占めできる。
子どもも「自分だけ見てもらえた」と嬉しく感じるようです。
もちろん家族みんなで過ごす時間も大切。
でも、“個別の時間”と“みんなの時間”のバランスがとれていることが、
家族をつなぐポイントかなと思います。
時間はきれいに分けられなくても、愛情や思い出は平等に作れます。
踏切での1時間も、ピアノの送迎も、そしてマリオカートで笑う時間も。
全部この夏の大切な記録です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
