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楽譜のないアンサンブル

北海をご存じでしょうか。

英語だとNorth Sea、フランス語ではMer du Nordと表記するらしい、北海ほっかいです。
私は飛行機の中から見たことがあるくらいで、一度近くに行ってみたいと憧れています。

イギリス北東部の北海沿岸の町で、一年のうち数ヶ月を暮らしているnoterさんがいらっしゃいます。
その方が撮られた写真がどれも素敵で、私はいつもため息まじりで拝見しています。

このたび、ひょんなことから同人誌的な本を作ることになった私が最初に思ったのは、その方の写真を表紙に飾りたい、ということでした。
そうしたら私のようなど素人でも素敵な本が作れるのではないか。私は虎の威を借ることにしました。

うれしいことに、その方は快諾してくださいました。
私は大喜びでその方の膨大なnote記事を読み漁り、この記事の中の写真に一目惚れしました。


そうしてできたのが、この表紙です。

ザ•北海!


なんて素敵な写真でしょうか。

この本は、一つのテーマのもと数人の書き手が創作をするという形をとっています。
本のタイトルをどうするかで悩んでいたところ、この写真を見ているうちに「楽譜のないアンサンブル」という言葉が浮かんできました。

犬、海鳥、そして潮騒。楽譜はそこにないけれど、軽やかな調べが聞こえてくるようです。
      「楽譜のないアンサンブル」
            編集後記より

美しい写真はさまざまなイマジネーションを与えてくれますね。

調子に乗った私は、裏表紙と扉の写真もリクエストしました。
その方はまた快諾してくださり、今度はわざわざセッティングして撮ってくださいました。

裏表紙
六つの貝殻に海岸で拾われたシーグラス



「お宝部屋」だそうです


いかがでしょうか。
イギリスで撮影されたこの三枚の写真をお借りできただけで、私はこの企画が成功することを確信したのであります。

では、参加してくださった方々についてお話ししましょう。

表紙に並んだお名前、「あっ、あの方だ!」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
そして、「え? この方どなた?」というお名前もきっと。
私はすべての方(私以外の五名様)とお会いしたことがありますが、どなたも個性豊かな素敵なクリエイターさんばかりです。
note等のSNS活動をされていない方、今回のために筆名を変えて参加してくださったあの方も。

ちなみに、集まった作品が全部日本のお話だったら私は外国ものを書こうと考えていましたが、そんな心配は無用でした。裏表紙に載せたタイトルでお分かりのとおり、バラエティーに富んだ作品をお寄せいただきました。

この本は、ただいま絶賛印刷中です。
試作本を二回作ったうえでの入稿ですが、上手く出来ているかどうか、届くまでドキドキの日々です。
無事に出来上がりましたら、10月5日(日)に開催される「文学フリマ福岡11」に出品いたします。
お近くの方、どうぞよろしくお願い申し上げます。

そして。
参加者の総意により、一部を日頃からお世話になっている「ウミネコ制作委員会」様に里子に出す予定です。
10月4日開催のZINEフェス東京、11月23日開催の文学フリマ東京41など、ぼんやりRADIO編集長が出店される際はこの里子たちも並べていただけると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

最後に、この企画に参加していただいた皆さまへ。
本を作ったことが(子どもの頃の手作りを含めて)一度もない私に、大切な作品をお預けくださり、深く感謝申し上げます。
右も左もわからず試行錯誤の約三ヶ月でしたが、無事にこの記事を書く日がきました。
感無量です。
本当にありがとうございました。


※この記事を書いている間に、文学フリマ福岡11のブースが発表になりました。
我が「にじいろライブラリ」はG-49です。
「楽譜のないアンサンブル」に参加してくださったホシガラスさんのブース「星空とトタン屋根」さんはお隣のG-50です。
よろしくお願いいたします!

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