アダルトチルドレンという言葉が生まれた日本の“痛み”
「アダルトチルドレン」
この言葉をはじめて聞いたとき、
「大人になりきれない子ども…?自分には関係ないかな…」って思いました。
でも、なぜか胸の奥がチクリとしたんです。
私は、長いあいだ
「なんで自分ばかりがこんなに生きづらいのか」
「何をしても心が落ち着かないのは、なぜか」
そんな問いを抱えながら、
毎日を過ごしてきました。
実は、日本で「アダルトチルドレン」という
言葉が広がったのは、
阪神淡路大震災(1995年)の後のことだったそうです。
あの大きな震災のあと、
家や町だけでなく、たくさんの人の「心」が
壊れてしまいました。
でも、壊れたのは震災が原因だけでは
ありませんでした。
「ずっと心の奥にしまっていた痛みが、
揺れと一緒にあふれ出した」
「平気なふりをしてきたけど、
本当はずっとつらかった」
そんな声が、被災地でたくさん上がったのです。
震災は、人の“深い部分”をあぶり出す出来事でもありました。
そして、“心のケア”という概念が初めて
注目された時代でもありました。
その中で、「アダルトチルドレン(AC)」と
いう言葉が、
テレビや雑誌でも取り上げられるようになり、
“家庭の中で育った傷ついた子どもたち”の存在が、
少しずつ見えるようになっていきました。
私自身も、
家の中では「いい子」を演じて、
怒られるのが怖くて、顔色ばかりをうかがって
育ちました。
それが“普通”だと思っていたけれど、
大人になってから、
心が悲鳴をあげるようになって、
ようやく気づいたんです。
「私の中の小さな子ども」が、
ずっと泣いていたんだ、って。
震災を経験した方々、
傷を抱えたまま生きてきた方々、
そして、自分の心にふたをしてきたあなたへ。
痛みは消せないかもしれません。
でも、痛みと一緒に生きる方法は、
きっと見つけられる。
そしてそれは、「あなたは一人じゃない」と
知ることから始まります。
伝えたいこと
あなたの心の傷は、
ちゃんと「理由のある傷」です。
わがままでも、甘えでもありません。
震災という大きな出来事が、
日本中の“声にならなかった心の叫び”を
表に出すきっかけになったように、
あなたにも「自分を大切にしていい理由」が、
ちゃんとある。
今、こうして読んでくれているあなたも、
すでにその一歩を踏み出しているんです。
その勇気に、心から拍手を送りたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
