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本音を話せる場所が必要な理由|否定される相手に無理に話さなくていい


本音は、話す場所まで選んでいい

本音を話せる場所を持つことは、とても大切
です。

心の中にある気持ちは、自分のものなのに、
自分の中だけで考えていると、よく分からなくなることがあります。

悲しかったのか。

悔しかったのか。

本当は嫌だったのか。

それとも、分かってほしかったのか。

言葉にしながら、初めて気づく気持ちもあります。

誰にも話せず、心の中にしまい続けていると、その気持ちが消えるわけではありません。出口を失ったまま残り、少しずつ心の負担になっていきます。

何が苦しいのか分からない。

なぜか人といると疲れる。

小さなことで涙が出る。

自分を責めることが増える。

言葉にできなかった気持ちは、ときに別の形で表れることがあります。

本音を話すことは、心の中にあるものを外へ出し、自分が感じていたことを自分で知るためにも必要なのだと思います。

ただし、本音は、話せば必ず心が軽くなるものではありません。

大切なのは、どこで、誰に話すのか。

本音は、誰に見せても傷つかないものではありません。
自分でもうまく説明できない気持ちや、長い間しまってきた思いは、とても傷つきやすいです。

それを否定する相手に話すと、自分の気持ちを整理するはずだった時間が、別のものに変わってしまいます。

初めは、自分が何を感じたのかを話していたはずです。

しかし、否定された瞬間から、その気持ちよりも、

「私はそんなつもりで言ったのではない」

「私はこういう理由で苦しかった」と、
自分を分かってもらうための話になっていきます。

話したかった出来事や気持ちよりも、「私は」と自分を守る説明が増えてしまうのです。

どう言えば伝わるのか。

どこまで説明すれば認めてもらえるのか。

言葉を重ねるほど、相手の反応に意識が向いていきます。

そのうち、自分の気持ちを確かめることより、相手を納得させることに力を使うようになります。

それでも受け取ってもらえなければ、本音を話す前より苦しくなり、自分の感じ方まで疑ってしまうことがあります。

否定される場所で無理に話し続けなくていいのは、相手と意見が違うからだけではありません。

自分の気持ちを知るための時間が、自分を弁護するための時間に変わってしまうからです。

本音を話す目的は、相手に自分の感じ方を認めてもらうことだけではありません。

自分の中にある気持ちを言葉にして、

「私は、こんなふうに感じていたんだ」

と、自分が受け取ることにも意味があります。

本音を話せる場所を持つことと同じくらい、話す場所を選ぶことが大切です。

すぐに正しいか間違っているかを決めず、まずは話を聞いてもらえる場所。

うまく話せなくても、言葉が出てくるまで待ってもらえる場所。

自分の気持ちを、相手の考えに置き換えられずに話せる場所。

そのような安心があれば、相手を納得させるためではなく、自分の心を知るために言葉を使えます。

本音を話せる場所がないまま、一人で抱え続けなくていい。

けれど、話を受け取れない相手に、分かってもらえるまで話し続けなくてもいい。

心を強くするとは、何も感じなくなることでも、一人で我慢できるようになることでもありません。

心の中にあるものを安心して言葉にできる場所を持ち、その本音を誰に話すのか、自分で選べること。

話すことと、話す場所を選ぶこと。
その両方が、自分の心を守るために大切なのだと思います。


本音を話したいのに、誰に話せばいいのか分からない。
そんなときは、安心して話せる場所で一緒に気持ちを整理することもできます🍀


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