親を助け続けてしまう理由|子どもの頃の役割が大人になっても続く理由
親を助け続けてしまう人へ
「どうして私は、親のことばかり気になってしまうんだろう。」
そう思ったことはありませんか。
親が落ち込んでいると心配になる。
親が困っていると放っておけない。
親が笑っていると、自分も安心する。
一見すると、とても優しい人に見えます。
でも、その優しさの奥には、子どもの頃に身につけた「役割」が隠れていることがあります。
本来、親子の役割はとてもシンプルです。
親は子どもを守り、安心できる場所をつくる存在。
子どもは守られながら育ち、少しずつ自立していきます。
これが自然な親子の姿です。
しかし、親に心の余裕がなかったり、家庭の中で子どもが空気を読まなければならない環境だったりすると、子どもは少しずつ親を支える側になっていきます。
「お母さんを悲しませたくない。」
「私が我慢すれば大丈夫。」
「私がしっかりしなきゃ。」
そんな思いで過ごしているうちに、親を気にかけることが当たり前になります。
子どもだったはずなのに、いつの間にか親を守る役になっていたのです。
だから大人になっても、親と会うたびに疲れる。
親の機嫌が気になる。
頼まれていないのに、「私が何とかしなきゃ」と動いてしまう。
これは性格ではありません。
子どもの頃、自分なりに家族の中で生きていくために身につけた方法なのです。
だから本を読んでも、いろいろ学んでも、
「頭では分かるのに苦しい」と感じることがあります。
変えようとしているのは考え方ではなく、
何十年も続けてきた生き方だからです。
以前、母にこんなことを聞かれたことがあります。
「しんどい時、誰を思い浮かべる?」
母は「私は、お母さんを思い浮かべる」と話していました。
でも、私は答えられませんでした。
考えてみても、誰も思い浮かばなかったのです。
その時、初めて気づきました。
私は、お母さんの子どもだったはずなのに、お母さんを「安心して頼れる存在」として見てこなかったのかもしれない、と。
苦しい時ほど、「私が頑張らなきゃ」と思って
生きてきました。
親を大切に思うことは、とても素敵なことです。
でも、親の人生まで背負う必要はありません。
親には親の人生があり、子どもには子どもの人生があります。
もし今も親のことで苦しくなることがあるなら、一度だけ自分に問いかけてみてください。
私は今も、子どもの頃の役割を続けていないだろうか。
その問いは、親を責めるためではありません。
これまで一生懸命家族を支えてきた自分を理解し、これからは自分の人生も大切にしていくための問いです。
私は、お母さんの子どもだったはず。
そのことに気づいた時、親を守る人生から、
自分の人生を生きる一歩が始まるのだと思います。
親を大切にしたいのに、なぜか苦しくなってしまう。そんな気持ちの背景を、一緒に整理してみませんか。話しながら少しずつ見えてくることもあります🍀
