①1|忙しさの正体を暴く|ECRSという魔法の視点(中小企業診断士の実務シリーズ)
忙しいのに成果が見えないのは、なぜ?
――「なんか回ってない会社」の処方箋
毎日フル稼働しているのに、なぜか仕事が終わらない。
あちこちから「ちょっといいですか?」と呼び止められては、次の予定に間に合わず、気づけば残業…。
「なんでこんなに忙しいんだろう?」
「何かをやめたいけど、どこをどう変えたらいいか分からない」
そんなふうに感じている人、きっと少なくないはずです。
「忙しさ」には、3つのパターンがある
現場でよく見かける“忙しさ”には、実はこんな種類があります。
作業が多い(ボリューム型の忙しさ)
→ こなしてもこなしても、タスクが減らない。判断が多い(ストレス型の忙しさ)
→ 「これって、やるべき?やらないべき?」と考える時間が多い。構造がない(混乱型の忙しさ)
→ 誰が何をやるのか曖昧で、連携がうまくいかない。
ほとんどの現場は、この3つがミックスされた「ごちゃごちゃな忙しさ」に陥っています。
しかもやっかいなのが、当事者も原因を自覚できていないことです。
そんな時に使いたい「ECRS」という考え方
「ECRS(イー・シー・アール・エス)」という、業務改善の定番フレームがあります。
改善効果が高い順に、以下の4つの観点で業務を見直します。
E:Eliminate(排除)
→ そもそも、その仕事いりますか?C:Combine(結合)
→ バラバラな作業、まとめられませんか?R:Rearrange(入れ替え)
→ 順番や担当、変えた方がスムーズじゃないですか?S:Simplify(簡素化)
→ 作業のムダ、省けませんか?
実は、多くの人が「S(簡素化)」から考えてしまう
「改善しよう」となると、
「とりあえずフォーマットを整えよう」
「新しいツールを入れよう」
というように、“簡素化(S)”から始めてしまいがちです。
でも実は、一番効果が大きいのは**Eliminate(排除)**なんです。
「そもそも、やらなくていい仕事」が残っている現場は、想像以上に多いんですよね。
ECRSで“忙しさ”を読み解いてみる
例えば、こんな作業、思い当たりませんか?
ほとんど誰も見ていない報告資料を、毎週作っている(E)
類似の業務が別々の部署でバラバラに管理されている(C)
担当者や順番が非効率で、手戻りが頻発している(R)
手入力で繰り返す作業が、自動化できるのに放置されている(S)
これらの改善ポイントを「構造的に」「整理して」見ることで、
初めて“忙しさの正体”が見えてきます。
次回は、ECRSをどのように活用するかをご紹介します!
次回(7/29配信)は、まさにこの「忙しさの正体が分からない」状態だったある企業の事例をご紹介します。
どんなヒアリングをして
どんな手順で業務を可視化し
どうやって改善につなげたのか
現場で使った“たたき台”や“インタビューの観点”など、実践的な内容でお届けします!
💬 感想・フォローお待ちしています!
「ECRS、ちゃんと順番で考えたことなかった」
「うちの忙しさも似てるかも…」
そんな気づきがあれば、ぜひスキやコメント、フォローをお願いします。
次回以降も、支援現場で実際に成果が出た“改善のリアル”を紹介していきます!
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📅事例①の配信予定
【事例①-1】忙しさの正体を暴く|ECRSという魔法の視点(7/25金)
【事例①-2】“見える化”で現場に光を|業務リストとマトリックスの話(7/29火)
【事例①-3】やって終わりにしない|改善を回す方法(8/1金)
【事例①-4】改善が続くチームの共通点(8/5火)
【事例①-5】組織全体に広げるには?(8/8金)
【事例①-6】診断士という仕事の正体(8/12火)
