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【創業ストーリー】やらない後悔より、やる後悔を ―― 僕が長谷川と会社をつくった理由

前回、長谷川が「僕とは真逆の男」として紹介していた、共同創業者のTです。今日は、その“真逆”の側から書かせてください。
僕は比較的行動力はある方の人間かなと思います。
そのため、長谷川があんなに物静かで、内省的で、言葉をていねいに選ぶ人間なら――僕は、思いついたらとりあえず動いてしまう人間です。
この記事も、たぶん勢いで書き切りますので駄文だと思いますがお許しください。(笑)
僕がいちばん大事にしている言葉は、これです。

「やらない後悔より、やる後悔」


僕は、とにかく「動いて」しまう

本業はITの世界にいて、いつも「次は何が来るか」「この商材はどう化けるか」を分析、情報収集、検証をしています。
で、そこで終わりにはできない性分で――面白そうだと思ったら、その提供会社とアポを取り連携を模索する。
やりたいこと。聞きたいこと。知らないことは全部聞きに行く。
できないことは、できる人を巻き込み、お願いする。
それが、僕のやり方です。

知らないことを知るのが、たまらなく楽しい

そもそも、なぜそんなに動くのか。
理由のひとつは、単純です。
僕は「知らないことを知るのが、楽しくてたまらない」んです。
行ったことのない場所、見たことのない世界。まだ出会っていない人、触れたことのない技術。新サービス。自分とはまるでちがう価値観。
そういう”未知”に飛び込む瞬間が、僕はなにより好きなんです。

知れば知るほど、自分がいかに何も知らないかを思い知ります。
でも、それが悲しいんじゃなくて、うれしい。
「まだこんなに知らない世界があるのか」と思うと、明日がもっと楽しみになる。だから、動き続けられる。

その好奇心のまま、僕は今までにとにかく旅をしました。
東南アジアを周遊し、ヨーロッパを巡り、アメリカ大陸を車で横断したこともあります。
得体の知れない、まだ見ぬものや出会いを求めて、好奇心のおもむくままに、やりたいことをやってきました。
そんな僕を、自由にやらせてくれた親には、心から感謝しています。

動くと、「縁」が連れてきてくれた

僕の人生は、思いつきで動いた先で出会った人たちで、できています。
副業でAIスタートアップに飛び込んだときは、そこにいた人からゼロイチの事業のつくり方や、事業にかけるビジョンへの想いや事業戦略、採用方法、資金調達などを教わりました。あの視座の高さに触れたことは、いまの僕の財産です。
社会人バスケチームを作った時だって、最初はコロナ禍でただ体を動かしたかっただけなのに、始めてみたら世代を超えて人が集まり、その中には、いまや僕らの事業を応援してくれる仲間まで現れました。また、バスケを通じて他の国の大学生と交流する機会も得ることができました。
通っているジムでは、7つ年の離れた年下の友人ができました。彼は転職先で大活躍していて、今では僕にとっては最高の刺激であり、いいアドバイスをくれる壁打ち相手でもあります。
学生時代、弟と一緒に住んでいたころは、夜通し、新しい事業やIT技術のことを語り合いました。二人で東南アジアを旅したのも、忘れられない経験です。
ぜんぶ、「とりあえず動いた」から始まっています。
動けば、縁が来る。縁が、次の扉を開けてくれる。
僕はそれを、何度も体験してきました。(これが癖になっています)

若さに、いつも刺激をもらっている

社会人バスケの活動の中で、中学生・高校生の部活動に交じり一緒に試合をしたり、あるいは有難いことに母校に呼んでもらえる機会があり、そこを通じて学生と話す機会もたくさんもらっています。
高校生から、僕は本当にたくさんの刺激をもらっています。
彼らのまっすぐさや、恐れを知らないエネルギーに触れるたびに、背筋が伸びるんです。
僕は、いくつになっても「若く、アグレッシブに生きたい」と思っています。そしてその原動力は、間違いなく、こうして周りにいてくれる若い人たちや日々何かに打ち込んでいる人たちからもらっています。
(気持ちはめちゃくちゃ若いのに、髪の毛の抜け毛は増え、いつも少しでも抗いたいと思っています(笑))

なぜ動けるのか①:起業は、「特別なこと」じゃなかった

「そんなに簡単に動けないよ」と思う人が多いのも、分かっています。
だから、なぜ僕がこんなに動けるのか、考えてみると……
まず、環境は大きいかなと思います。
僕は、父方も母方も、両方の祖父が経営者という家に育ちました。だから幼いころから、「会社をつくる」という選択肢が、ごく当たり前にありました。また、入社した会社でも起業や副業、何か挑戦することは当たり前でした。
そのため、多くの人が起業に感じる“高いハードル”を、僕はほとんど感じずに済んだんです。運がよかっただけかもしれません。
また、この感覚が、僕の土台になっています。

なぜ動けるのか②:「死なないチャレンジ」に、リスクはない

もうひとつ。
僕は、これまでたくさんの失敗をしてきました。数えきれないほど転んで、恥もかいて、うまくいかないことのほうが多かった。
でも、そのたびに気づいたんです。
失敗しても、別に死なない。だったらそれは、本当の意味での「リスク」なんだろうか?
僕の結論はこうです。

死なないチャレンジに、リスクなんてない。転んでも、立ち上がればいい。

この考え方が、いつも僕の背中を押してくれています。

すべての原点は、学生時代のニューヨークだった

いまの僕をつくった原点は、学生時代に初めて行ったニューヨークでした。実はそれまでの僕は、金融系での就職を考えていたんです。
その旅で、世界的なIT大手企業を訪れ、仕事を見させてもらう機会がありました。
そこで、それまで知らなかった世界とIT技術に触れて――正直、衝撃でした。この経験が、IT業界への興味が一気に高まったんです。
その日を境に、僕の進む道は変わりました。

そのIT企業の壁には、社員が自分の夢を描く場所がありました。
そこに僕は、勢いのまま「起業する」と書いたんです。
いま思えば、あの一行が、すべての始まりだったのかもしれません。

多彩な人たちが、人生を教えてくれた

ニューヨークでは、忘れられない出会いがいくつもありました。
泊めてもらったB&Bの経営者からは、旦那さんが9.11をきっかけに医師を目指した話や、アメリカの現状、そしてこれまでの人生の話を、じっくりと聞かせてもらいました。
人生をまるごと方向転換したその話に、僕は震えました。
それだけじゃありません。
同じ宿に泊まっていた、日本で活躍した元プロ野球選手、大手出版社の人、メーカーで活躍する人――まるでちがうバックグラウンドを持つ人たちから、たくさんのことを教えてもらいました。
世界には、こんなにもいろんな生き方があるのかと、目の前が一気に開ける思いでした。

そのB&B経営をしている女性からもらった言葉の中で、大切にしている言葉があります。
“You don’t have to be right. But you cannot be wrong.”
―― 常に正解を当てる必要はない。だが、致命的な間違いをしてはいけない。――

僕は、この言葉にずっと考えさせられています。
この言葉を勝手に今ではこのように解釈しています。
どんどん挑戦していい。正解じゃなくてもいい。でも、致命傷だけは負うな。これは、ただの“イケイケ”とはちがいます。攻めながら、致命的な失敗だけは避ける。この感覚が、次の話につながります。

でも、僕ひとりでは「致命傷」を負う

正直に言うと、私ひとりだと、勢いよく走り出して、そのまま崖から落ちるタイプです。
「致命的な間違いをしてはいけない」と分かっていても、勢いのついた僕には、それを止めるブレーキがない。
だからこそ、僕には長谷川が必要でした。

長谷川は、僕にないものを「全部」持っていた

長谷川は、僕と何もかも真逆です。
そして、僕に足りないものを、すべて持っている人間でした。
僕が勢いで突っ走るなら、彼は慎重で、下調べをとことんやる。
新しいものを買ったとき、説明書を最初からきちんと読むタイプです。(僕は、まず触ります。そもそも説明書は読みません。)。

彼がいるだけで、僕の失敗は最小限に抑えられる。暴走しかけた僕を、絶妙なところでセーブしてくれる。
まさに、僕が「致命的な間違い」を犯さないための、最後の砦なんです。
そして何より、彼はとにかく話を聞いてくれる。僕がどんなに突拍子もないことを言っても、まず受け止めて、静かに整理してくれる。
そのやさしさと、誠実さ。派手さはないけれど、この男となら、絶対に遠くまで行けると、確信しています。

真逆の二人だから、遠くへ行ける

いまの僕らの役割は、はっきりしています。
やりたいことを、僕が広げる。人を巻き込んでくる。そして、それを現実にするために、長谷川がプランニングして、細かく整理して、着実に実行へ落とし込む。アクセルの僕と、ハンドルとブレーキの長谷川。
どちらが欠けても、この車はまっすぐ走れません。
ワンピースの海賊団みたいに、得意のちがう仲間が乗っているから、遠くの海まで行けるんです。

実は、僕は「自分ひとりでは何もできない」

ここまで「動ける男」みたいに書いてきましたが、本当のところを白状します。
僕は、自分ひとりでは、実は何もできないんです。
落ち込んだときや、少し勇気が出ないときは、高校のときの恩師や、会社の上司や親が、いつも背中を押してくれます。

壁打ちになってくれる会社の尊敬する上司や、年下の友人がいて、刺激をくれる学生や高校生がいて、ゼロイチを教えてくれた先輩起業家がいて、応援してくれるバスケ仲間がいて、夜通し語り合えた弟がいる。

こういうたくさんの人がいるから、僕は挑戦できています。
自分ひとりでは何もできないけれど、みんなのおかげで、常にファイティングポーズをとらせてもらっている。
本当に、すべての人に感謝しかありません。僕は、とても周りに恵まれています。

思えば、人との縁も、何の実績もない、何者でもなかった僕に――たくさんの人が「挑戦する」という選択肢を与えてくれました。
いろんな縁に導かれて会社に入り、そこで憧れの人に会えたこともあります。
いま僕が挑戦できているのは、そうやって選択肢を差し出してくれた、数えきれない人たちのおかげなんです。

感謝しているからこそ、恩返しをしたい

だからこそ、思うんです。
もらってばかりじゃいけない、と。僕はいつも、たくさんの人に支えられ、応援されて、今ここにいます。
感謝しているからこそ、ちゃんと恩返しをしたい。
そして、僕がしてもらったように――今度は次の世代へ、後輩たちへ、この“背中を押してもらえる感覚”を還元していきたい。誰かがくれた勇気を、また別の誰かへ手渡していく。そのバトンの、中継ぎになりたいんです。

何度でも言います。
僕は、自分ひとりでは本当に何もできません。
でも、仲間がいるからできる。
ASUNI-NAREは、僕にとって、その恩返しの場所でもあります。支えてもらった分を、これから出会う誰かの挑戦へ、つないでいく場所です。

だから、ASUNI-NARE

僕らの「人材 × DX」も、これから広げる多角化も、根っこは全部つながっています。
僕がニューヨークで見た、「何度でも再起して、挑戦していい世界」
理想を言えば、あれを日本にもつくりたいんです。人手不足に悩む会社にも、言葉の壁で力を出しきれない海外の人にも、「一歩踏み出してみよう」と思える環境を届けたい。
そして、いろんな得意を持った仲間が、それぞれの船で主役になれる場所を、どんどん増やしていきたい。
挑戦を、特別なことにしない。転んでも、また立ち上がれる。そういう空気を、僕らの手でつくる。
それがASUNI-NAREのビジョンです。

最後に ―― この指、とまれ

正直に言うと、僕は、まだ何者でもありません。何も成し遂げていません。
でも、だからこそ届けたい相手がいます。
いま、何者かになろうとしている人。一歩を踏み出したくて、うずうずしている人。かつての僕がそうだったように、その背中を、全力で押したいんです。
やらない後悔より、やる後悔を。

失敗したって、死にはしません。正解じゃなくてもいい。致命傷さえ避ければ、何度だってやり直せます。
もしあなたが、挑戦してみたいのに一歩を踏み出せずにいるなら――ぜひ、僕らに声をかけてください。
僕が全力で巻き込んで、長谷川が全力で支えます。
一緒に、まだ見ぬ海へ漕ぎ出しましょう。

「さぁ、行こうか。」

スラムダンク 仙道彰/陵南

📩 info.asuninare@gmail.com

明日を創る。世界を紡ぐ。
ASUNI-NARE株式会社 共同創業者 T
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