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#61 エアーフロー|50代|ぼっち

皆さん、こんにちは・こんばんは。
人生模索中の悩める50代おじさんのカコーです。

最近春からの仕事の話などで忙しくしていました。
がっつり巻き込まれないように会議の主催者になって根回しという形で他の人をメイン推しにして裏で超暗躍しています。

そんな中、昨日は半休を取って「#43 電子契約」で契約した家の設備の確認に行って来ました。

24時間換気のエアーフロー

今は一戸建てもマンションも24時間換気が法律で義務付けられています。
しかし、一戸建の第三種換気(自然吸気・機械排気)の場合、エアーフロー設計は、かなーり適当な感じになってると感じています。

結構エアーフローが厳しい

契約した建売メーカーの標準仕様は、窓枠のスリットからの自然吸気になります。

24時間換気の排気設備の主役は風呂場の換気扇になります。

ただ、これだけだと排気量が足りない?のか、1階トイレの換気扇は当然として2階に1箇所パイプファンを設置する事になっており、「24時間つけっぱなしでおなしゃす」仕様のようです。

さて、これで本当に快適に過ごせるのでしょうか…。

24時間換気は、法律では1時間で居室なら0.5回、その他0.3回、空気が入れ替われば良いので、居室は2時間に1回、その他は3時間20分強で1回、空気が全て入れ替わる建前となります。

エアコンの位置問題

今回、吸気口は①と②の窓枠スリットからの自然吸気がメインになります。
マンションのように壁についているタイプのものはありません。
排気は③④⑤⑥になりますが、③④⑤の矢印が反対向いている理由は後述します。

1FのLDKですが、建売メーカー想定ではエアコンはリビングの隅に計画されています。
エアコンが吸気口近くにないと、エアコンの出す空気と混ぜることができなく、局所的に熱く/寒くなる部屋になる事が予想されます。
そう言う意味では①と②の間にエアコンがある方が望ましい状況です。

という事で、既にサーキュレーターで空気をうまく攪拌しないといけないLDK…という事になります。

★にガス栓があるので、夏場はエアコンフル稼働で我慢して、冬場は鍋をするかガスファンヒーターつけろという事なのか…んー。

キッチンのレンジフード(換気扇)

ついでに図の⑥のキッチンのレンジフードをフルパワーで動かした時のエアーフローも確認してきました。

その結果、①と②の自然吸気は良いとして、③が玄関方向のトイレから、④がリビングイン階段上の2階のパイプファンや窓枠スリットから、⑤が風呂の換気扇からの流入になります。

先ほどの③④⑤の矢印の方向がおかしいと言っていたのは、レンジフードのフルパワーで吸われてしまっている(逆流してきている)という事なのです。

レンジフードのシロッコファンの排気は超強力です。
フルパワーにすると③④のちっちゃいファンは負けてしまい、排気できずに吸気方向になってしまいました。

⑤の風呂の換気扇も省電力24時間換気モードだと負けてしまい吸気方向になります。
ただし排気を強にしたり循環モードにすれば対抗できそうな気もしますが、今日は試していません。

建売メーカーの標準設計では圧倒的に吸気量が足ない吸気不足の状態です。

その為、この家はキッチンの換気扇をフルパワーにする場合、どこかの窓を必ず開ける必要があります。
そうしないとレンジフードを含め排気系の負荷が高く、機器の寿命が短くなるはずです。

排気設備の確認

③の1Fトイレの天井設置のダクトファンは三菱電機製VD-10ZCC8-Cというモデルで、高密閉風圧式シャッターが搭載されていました。
風圧式シャッターなので排気時にバネを推してシャッターを開くタイプです。
逆流して吸気方向になるとバネで戻ったシャッターに阻まれるようなので、ひとまずこれは何もしなくて良さそうです。

④の2階の壁のパイプファンは、建売メーカーの標準仕様で「2Fにトイレが設置される場合はトイレの中につける事」になっており、その通り2Fのトイレの中にあり、窓の上に設置されていました。
メーカーは三菱電機製V-08PD8というモデルで、シャッター無しのふつーの換気扇になり、フィンの隙間からお外がそのまま見えます。
逆流して吸気方向になった時点で外の空気をそのまま取り込み、トイレを通って階段から降りてくるという悲しい状態となります。
トイレがなければ2F階段や2F廊下の壁に設置するのでしょうけど、今回はちょっとね。

ここは設備に改善の余地がありますが、取付場所が壁になるので③のように”ダクトの径もしくはその半分の厚み”が必要になる風圧式シャッターのものが存在しません。
その為「室内側の電動シャッター付き」になるようで、逆流防止効果は余り期待できなさそうです。
しかし、何も無いよりマシかもしれませんので検討の余地はあります。

⑤の風呂の換気扇はマックス製BS-161H-2ドライファン1室換気というモデルで、ブラシレスモーターのシロッコファンなので、レンジフードといい勝負が出来そうです。
排気ダクトのシャッターの記載は無いですが、浴室暖房・乾燥の循環モードがあるので、空気の経路の切替機構は持っていそうです。
ただし24時間換気モードでまったり動いている時に逆流して吸気方向になった場合にシャッターのように閉じるかは不明でした。

こちらはダクトに逆風防止ダンパーを入れれば何とかなりそうな気がしますが、お風呂場の排気に関しては湿気の多い空気の為、ダクト内に下手に空気を閉じ込めてしまうとカビるのが心配になります。
でも基本は24時間換気ずっとONなので、閉じ込めてしまう状況は停電以外では発生しないはずなので考えなくていいのかも…です。

⑥のレンジフードはクリナップのZRS90ACK24FSというモデルだと思われるのですが、標準で逆流防止ダンパーかシャッターがついているのかは分からないです。
メーカーのカタログでは「排気電動シャッター連動コネクター」があるモデルとなるので、簡易的な風圧式シャッターもどきがオマケでついている可能性があります。
これがあると、レンジフードを使ってない間は外との経路がシャットアウトされるので部屋の気密が向上する事になります。

その他の問題

図を見ると⑥→①でショートサーキットになる可能性があります。
オマケに①の対面に裏の家のレンジフードの排気口がありました。
匂いが強かったり煙が出るような料理をされるとモロにくらっちゃうパターンです。

こう言う時、家と家の壁to壁の間隔が1mとかの今の建売は、マンションより微妙ですね。

これらを考慮すると、事実上①の窓枠のスリットの吸気口は使えなさそうです。

そうすると、★のガス栓で本当にガスファンヒーターつける場合は、かなりヤバいかも知れないなぁ…と思って来ました。

窓を開けたくなければ窓枠のスリット以外に吸気口を確保する必要があり、壁に穴を開けて増やすかどうか悩ましくなってしまいます。

建売メーカーの思惑

サッシのスリットを吸気口として統一し、壁に吸気口の穴を開けない。
これは「作業工程が減るので工期短縮」になって、更に開口部が減るので「気密が向上して省エネ性能ラベルのカタログスペックを出しやすくなる」為、建売メーカーとしては一石二鳥になります。

今回、多少の吸気不足は2Fに標準装備のパイプファンでおぎなっちゃえ(逆流するけど)って感じでしょうか。

本当にローコスト住宅は上手に設計しているなぁ…と感心しきりです。

負圧がすごい

レンジフードのフルパワーでもう1つ判明しました。
コンセントやスイッチの隙間から隙間風が入って来ます。

内断熱なのでちゃんと気密コンセント仕様で施工されているんですけど、レンジフードのフルパワーがダイソンの掃除機みたいな吸引力なんでしょう。
気密テープでシールしてないところから空気が吸い出されて来ます。

あと部屋の中がめちゃくちゃ負圧になるので、窓を開けるのも重いし、玄関の扉が吸い付いていて、開けるのがかなり大変でした。

一戸建はいろいろ難しいけど面白い

鉄筋コンクリートのマンションは元々気密性が高いし、設計時の吸排気も予測しやすいのですが、一戸建てはどこの層で気密を取るのか等でいろいろ対処方法が変わってきます。

また、エアコンのスリーブが用意されているマンションと違って、一戸建はエアコン設置の施工時に壁に穴を開けて気密を切らしてしまったりとか、マンションよりいろいろややこしいです。

ZEH水準住宅になってきたのもここ数年の話ですし、電気屋さんで一戸建の気密に関して詳しい人は稀になるので、柱や筋交は考慮に入れても気密切れまでは考えてくれないんですよね。

一戸建ては省エネ性能の新基準がどんどん出来てます。
なので余裕があるのであれば、(施工不良のない)新しい一戸建の方が古い一戸建より遥かにエネルギー効率が良い=(新しいマンションの気密性に近いので)住み心地が良い家となります。

国土交通省のHP「家選びの基準変わります」より

日本政府の思惑のようになるかは不明ですが、基本的に今はまだZEH水準の一戸建であればOKとなり、後は重たいし廃棄に困る太陽光パネル(と蓄電池)を付けるのが、本当にエコで省エネになるのか?と言ったところです。

また基準に合致すると言っても書類上の審査でしかないので、建売メーカー標準縛りだと、実際に住むんでから何かの問題に気づく事になるかも知れません。

でも、一戸建は自分で魔改造できますし、1つ1つ解決して住み良くしていくのも楽しいと思いますよ。


最後まで読んで頂き有難うございました。
今日は3連休初日ですね。初日から夜更かししています。
では、また次のnoteでお会いしましょう。



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