会話の断片「ガリバー」(不条理SS16)
「何だ、この大男は。眠っているうちに縛り上げてしまえ」
「う~ん、体が締め付けられる~。ややっ、体中に糸が」
「気が付いたか?」
「なんだ、おまえたちは。これで俺を縛ってるつもりか?」
「負け惜しみかな」
「あはは、こんな糸、ほらっ、なっ(^_-)
ちょっと糸が体に食い込んで痛かったけど^^;
こんなものさ。さあ、どうするつもりだい?」
「むむっ、手荒なことはしたくなかったがしょうがない。
我らがキングコングの登場だ、思い知れ~」
「なっ、なに~、キングコングだって、そんなのずるくないか。違う物語からキャラをぱくるとは卑怯な奴らだ」
「何とでも言え、よし、いけコング~」
・・・
「、、、なんだ、子供のゴリラじゃないか(^-^)
ほら、こっちおいで、よしよし。チョコレートをあげよう。
おいしいか、そうかそうか」
「むむ~、コングを手なずけるとは敵ながらあっぱれ。もう容赦しないぞ、我らが秘密兵器、ミケだ、よしいけ~」
「おいおい、今度は猫かよ。
やめてくれよ、これ以上笑わせるのは」
「ミケやっちまいな~」
「あっ、ミケって、、、言うから、、、猫かと思えば、ドーベルマンじゃないか(-_-;)
うわっ、咬むなって、痛い痛い。
こびとだと思って手加減していたが、しょうがない。最終兵器だ、くらえ~」
・・・プ~~~m(_ _)m
「うわ~、毒ガス兵器を使いやがった。くっせ~、みなのもの、退散じゃ~」
・・・
「カ~~~ット、ダメダメ、勝手にアドリブ入れちゃ。困るんだよね、台本にないことされちゃ。キミ、新人?」
「はい、すいません」
「誰だ? こんな、ど素人連れてきたの」
・・・
「また、始まったな、長老の妄想が。
ガリバーの旦那、すいませんね~。
うちの長老はお客さんが来ると嬉しくって、つい妄想が膨らんで、自分が映画監督になった夢の世界に入り込んでしまうんです」
「そうなの、まあ、それは良いとして、どうにかならない?
ぼくの太ももに食いついたまま気を失ってるドーベルマン」
「これは痛ましい」
「だろ?」
「よしよし、ミケやかわいそうに、さぞ臭かったろう」
「そっちかよ(>_<)」
◇◇◇
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