呪いが解けた日〜38年以上かけて手放した思い込み〜
19歳で母になった。
4人の子どもたちに恵まれ、
剣道で出会ったパパと結婚した。
試合会場で初めて会った時、
「やっと会えた」
そんな響きが、なぜか脳裏に響いて驚いたことを今でも鮮明に覚えている。
子どもたちは可愛く、
毎日は忙しくても幸せだった。
大変なことはたくさんあったけれど、振り返れば笑顔の多い人生だったと思う。
それなのに。
私たち夫婦には、ずっと唱え続けていた言葉があった。
「お金くらい苦しくても、他のことが良すぎるから、これくらい我慢しないとバチが当たるよね。」
何度も。
何度も。
まるで呪文のように。
その時は気づかなかった。
でも今思えば、
それは感謝の言葉ではなく、
私たち自身が自分たちにかけ続けていた【呪い】だった。
幸せになるには我慢が必要。
楽をしてはいけない。
苦労してこそ価値がある。
働かざる者食うべからず。
お金は追いかけ続けるもの。
そんな思い込みを、
私たちは当たり前のように信じていた。
だからずっと、
お金という言葉に追いかけられていた。
決して不幸だったわけじゃない。
苦しかったわけでもない。
ただ、それが普通だった。
だから疑うことすらなかった。
その間に子どもたちは成長し、親が驚くほど素敵な大人になっていった。
そして今。
夫婦二人になった。
振り返れば、二人とも鬱を経験したりもした。
産後鬱も経験した。
言葉にできない不安。
理由のわからない恐怖。
何かに押し潰されそうな圧。
それでも、
「まだまだこれからだよね」
そう言いながら歩いてきた。
そして、ようやく気づいた。
私たちを苦しめていたのは、
現実そのものではなく、
私たちが信じ続けていた物語だったのだと。
幸せになってはいけない。
受け取りすぎてはいけない。
楽になってはいけない。
そんな見えない呪文。
でも、その呪いはもう終わった。
やっと解けた。
今は、
ゆるみはじめている。
ゆるしはじめている。
そして、
ゆだねる幸せを知りはじめている。
人生はまだ続く。
むしろ、ここからなのかもしれない。
もし今、
何かに追いかけられているように感じている人がいたら。
もしかしたら、
その苦しさは現実ではなく、
自分で自分にかけている呪文かもしれません。
だから私は伝えたい。
大丈夫。
すべてはOK。
頑張り続けなくてもいい。
我慢し続けなくてもいい。
幸せになっていい。
受け取っていい。
ゆるんでいい。
そして、
あなたの人生もまた、
ここから始まるのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
感謝。
