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PEファンド実務と会社法等

会社法を学ぶ必要性
PEファンドに転職し、いざ実務に入ると「この取引、株主間でどう合意を取るのか」「少数株主保護の手続きは足りているか」「この条項は会社法上有効か」といった問いが出てくることがある。

近年の日本のPE市場では、上場企業の非公開化(Take-Private)、親子上場解消、カーブアウト、アクティビスト対応といった複雑な案件が増え、そのプロセスで会社法の知識がなければ、法務アドバイザーの発言を理解できず、論点への貢献も難しくなる。

PEファンドの投資担当者に求められるのは、弁護士と同水準の条文知識ではなく「どこに法的リスクが潜むか」を嗅ぎ取り、適切なタイミングで専門家に確認を促せるレベルの感度だ。
入社前にその感度を身につけておくことで、現場に入ってからの学習スピードが大きく変わる。


重要論点

(1)議決権比率と支配権の閾値

会社法において、株主の権利は議決権の比率によって段階的に定められる。代表的なものを整理すると以下の通りだ。

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