PEファンド実務|創業者向けのピッチ例(サンプルプレゼン付き)
PEファンドは実際にどんな資料を使って創業者を口説くのか、見たことがある人は少ないだろう。
今回は、Oak Capitalという架空のPEファンドが「Orion」という会社の創業者兼CEOにピッチ資料を提示すると仮定する。
PEファンドがどんな論理で創業者を説得し、どんな条件設計をし、何を「次のステップ」として提示するのか——その全てが詰まっている。順を追って解説していく。
IBDやFASの人のみならず事業会社や、PEファンドから提案を受け得る企業の方にも参考になれば嬉しい。
なぜ上場ではないのか
最初のスライドは創業者にとってのエグジットオプション、つまりM&AによるエグジットやMBOとIPO(新規上場)の比較だ。
一見シンプルに見えるが、これは創業者の最も根本的な疑問であり「なんでPEと組む必要があるの?上場すればいいじゃないか」という問いに正面から答えるスライドである。
4つの比較軸
スライドは以下の4軸でMBOとIPOを比較している。
① 株主の種類
MBO(PEと組む場合): 株主はPEファンド1社。アクティブな株主として、戦略的なコネクション、オペレーションサポート、成長資金を提供してくれる。
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