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BEASTXを褒めてあげたい-Mリーグ2025-2026シーズンを終えて-

今年もMリーグが終わった。
優勝は風林火山EXが見事もぎ取った。

ファイナルに残ったチームはどのチームも激戦を乗り越えてきた素晴らしいチームなのだが、個人的に注目していたのはBEAST Xだ。

BEAST X(旧名 BEAST Japanext)は23-24シーズンからMリーグに参戦したチームだ。当時はチームキャプテンに麻雀の実力が業界内で高い評価を受けている猿川真寿、激闘のオーディションを勝ち抜いた菅原千瑛、麻雀最強戦でその実力を広く証明していた将棋棋士との二刀流鈴木大介、乃木坂46のアイドルなどの活動を通して知名度抜群の中田花奈というなんとも異色かつどんな麻雀を見せてくれるのかワクワクするメンバーだった。

しかし、このメンバーで挑んだMリーグ初年度は▲378.7ptの7位でレギュラー敗退。続く二年目は▲1143.6ptという大台のマイナスで9位。
そして、この結果をもって、チームメンバー交代というレギュレーションによってこのメンバーでのMリーグは終わった。

特にこの二年間、結果が振るわなかったことやその打牌選択にアマチュアでも疑問が残る事が注目を浴びてしまう事が多かった中田には子供には見せられないような厳しい言葉がSNSや配信コメントにも多く見受けられたと覚えている。

ただ、そういう中でしっかり彼女を応援するファンも多くいることは明記してあげたい。彼女が経営する麻雀カフェChun.では彼女のファンが楽しそうに彼女を応援している姿を麻雀番組などで見ることは多いし、MリーグのPVでも中田さんのファンっぽい人はちらほら見かける。悪意あるコメントが多いとどうしてもそこばかり注目されてしまうが、善意をもって応援してるファンのコメントにもしっかり光は当ててあげたいものだ。

そういう状況の中で三年目を迎える25-26シーズン、チーム再編として、猿川・菅原がチームを抜ける事が発表され、チームキャプテンとして東城りお、オーディション優勝者として下石戟が加入した。東城は21-22シーズンから23-24シーズンまでの3シーズンをセガサミーフェニックスでプレイしていた選手だ。この東城のMリーグ復帰は今までは一度契約解除された後に別チームで続けてMリーグで出る選手はいたが、シーズンを完全に出てない状態からの復帰ははじめての事例だっただけにすごく盛り上がったのを覚えている。下石さんはオーディションでもそうだし、とにかく実力を評価する声が高かった。本人の飄々したキャラクターもこのタイミングでファンになった人たちに好かれる要因になったんじゃないかなと思う。

そしてレギュラーシーズン、最初の方こそ順位が中盤から下の方を上下していたイメージがあるが10月30日の東城と下石のデイリーダブル(同日二連勝)を決めてからは調子よく順調に上の順位で戦えていたという印象がある。
レギュラーの最終成績も三つ巴というか1位の風林火山と7.6pt差とほぼ横並び。下石さんもMVPを取ったりと今までの二年間を思うと大躍進のレギュラーシーズンだったのではないかと思う。

セミファイナルでは今まで無かった瞬間的にチーム順位が1位にある瞬間が見れて今まで狼援(ビーストファンではおうえんをこう書く)してきたファンとしては涙が頬を伝うような感動的な場面だったのではなかろうか。

非公式さんはスポーツ実況の蓄積あるからかほんとに言葉選びがいいよね。

そして、ファイナルは色々とここでラスを引かなければとかちょっとした順位の差の積み重ねもあって最後4位に終わる結果になってしまった。
ファイナルは下石・大介がラスに回る回数が多く、そこが厳しかったなと感じた。

ただ、ファイナル通してそんなBEASTを支えたのが中田である。

Mリーグ成績速報(非公式)さんから画像を拝借

中田は4試合出場の2-1-0-1という成績で75.4ptのプラスである。
ファイナルで2トップを取るのがどれだけ偉いかは画像を見たら分かることだろう。

この仕事ぶりを過去二年間レギュラーシーズン三桁マイナスで終わった中田がしたということは褒めるべき事柄だろう。  

だが、そこで疑問に思う。
果たして中田はこの結果をもってして劇的に上達したと言っていいのだろうか。結果だけで語るのならそれはもう素晴らしい奮闘ぶりであり、これまでの結果がどん底の中でここに来てレギュラーも三桁プラスで終わり、このシーズンを通してBEASTを引っ張る存在だった事は事実だろう。

ただ、麻雀の内容として劇的に変わったかは自分には分からない。
強いていうなら、ある程度自分の中で基準を作ってそれに従って打ってるからか迷って困っていると見えるようなシーンが今年は減ったかなとは感じた。後は高打点で勝負になった時にしっかりアガる側にいて点数を稼いだ姿が印象的だった。

結果を見て、中田は変わったとか下石の指導が良かったと語るのは簡単だが、麻雀というゲーム性ではどれだけ素晴らしい麻雀を打つ人でもMリーグの試合数ではレギュラー最下位を取る可能性が普通にあるからこそ、もし麻雀プロの技量について語るならしっかりその選択と思考について向き合わなければいけないとは思う。まぁ、そうはいっても、役満が出ればすげーと言うし、フリテンリーチをツモあがればうぉぉぉーーーとなるのが人情である。そんな真面目に考えずに感情を出してMリーグを楽しめばいいとも思う。その感情の熱量が人に伝って麻雀業界が盛り上がればいいなと勝手ながらに感じる。

後、最後に中田さんの思い出として、1年前くらいにBEASTの番組観覧に行ったことがあるんだけど、そこで当時は猿川さんや菅原さんがまだ在籍中で番組の収録の合間にずっと四人で中田さんのリーグ戦での麻雀の悩んだ場面の話をしていて、収録入ってCMの間も一度中断したの関係なくその話をしているのが麻雀プロかしたら何でもないだろうけど、すごいなと思った。例えるならドリブンズの楽屋みたいな光景なんですよね。BEASTってBS10でしてる番組を見てる方は分かると思うけど、NAGAや他の麻雀プロをゲストで読んでこの打牌はどうだったかみたいな企画もしていて、麻雀について表でも裏でも検討しているチームだとは思う。そういう、姿を見ていると確かにこの人は麻雀強くなるわと思った。

もしかしたらBEAST全体の結果も中田さんの結果も上振れという表現に今後なるのかもしれない。それでもこの結果を出したチームや選手たちの頑張りやその積み重ねの時間に対して素直に褒めてあげたい。

ファイナル結果としては4位だったけれども、優勝を狙えるポジションにファイナル期間中あったことは本当にワクワクしたし、狼援していました。

来シーズン、また活躍していることを願っています。

下石さんのポストからチー



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