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一度の失敗が、心に残るということ


一度、嫌な体験をしてしまうと、

性格的なものもあるのか、どうしても気にしてしまいます。

とある日の休日に、

草野球に出かけてきました。

先週は腹痛に悩まされ、なかなか大変な思いをしたので、

「同じことは繰り返さないぞ」と、今回はいつもより早めに準備。

出発前にトイレにも行き、準備万端……のはずでした。

ところが、玄関のドアに手をかけた瞬間、

「あれ?」と、お腹の動きを感じてしまいました。

気になって、もう一度トイレへ。

特に問題はなし。

念のため整腸剤を飲んで、改めて出発しました。

今日は結果的に、何事もなく過ごせたのですが、

先週お腹が痛くなった場所に近づくと、

「今日は大丈夫かな」と、

頭の中に“お腹の状態”がちらついてしまいます。

変な話ですが、

今日はおならも昼食も控えめにして、

できるだけお腹に負担をかけないようにしていました。

普段できていたことが、

一度うまくいかなかっただけで、

こんなにも強く印象に残るものなのだと、

自分自身で実感しました。

失敗体験と、支援のあり方

高齢者と関わる仕事をしていると、

身体が思うように動かなくなったり、

認知症の影響があったりして、

生活の中で「失敗」が起こる場面に多く立ち会います。

第三者の視点で見れば、

「仕方がないこと」として、

失禁後の清拭や介助を淡々と行うこともあるでしょう。

でも、当事者にとっては違います。

これまでできていたことができなくなった。

本当は人に手伝ってほしくなかった部分に、

介入されてしまった。

そこに、良い感情が生まれるとは限りません。

失敗体験には、

失敗するまでの不安や苦しさがあり、

さらに、失敗してしまったあとの対応や処理があります。

失敗そのものは、避けられないことも多い。

だからといって、

「失敗するのは当然」

「おむつ交換をするのが当たり前」

と捉えてしまうのは、違うのではないかと感じます。

可能であれば、

失敗が起こる前に、

何かできる工夫はなかったのか。

どこかで介入できる余地はなかったのか。

そこを考え、試行錯誤し続けることこそが、

専門職の役割なのかもしれません。

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