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雨の宮島、晴れの大和。家族とめぐる歴史と祈りの旅/旅するコーチ

5月になると、義父のお墓参りで鳥取へ向かうのが、
わが家の恒例になっています。

今年は、そこから夫の発案でルートが広がりました。
リニューアルしたばかりの大和ミュージアムへ。
それならば、ともう一度行きたかった
宮島にも足を伸ばし一泊することにしました。

食事をする場所は、その時の気分で決めていたら
気づけば、鳥取・宮島・呉・尾道をめぐる、
濃密な2日間になっていました。



雨の宮島で、15年越りの再会

お墓の掃除が終わった頃から、ぽつりぽつりと雨が降り始めました。
宮島を訪れるのは、15年ぶり。
娘は当時まだ小さくて、広電に乗ったこと、鹿がいたこと
——ほのかに記憶にある、という感じでした。

前回は干潮で、鳥居のところまで歩いて行けたのを覚えています。
今回は満月の大潮の翌日。
水に浮かぶ鳥居は、より宮島らしい景色でした。

そして今回、ひとつ楽しみにしていたことがあって。
15年前は御朱印を集め始める前だったのでいただけなかった
厳島神社の御朱印。
今回はしっかりといただくことができました。
しかも、これが見事な達筆! 思わずうっとりしてしまいました。

雨が降っていたので鹿さんも少なめ


日本三大弁財天はすでにお詣りしているのですが、御朱印をまだいただいていない江ノ島神社には、今年中に娘と旅行を計画中です。これも、楽しみのひとつ。


「うえの」さんのあなごめしに、みな大満足!

少し前に広島を旅行された方に教えていただいた、
あなごめしの老舗「うえの」さんへ。

これが、大正解でした。

風情あるたたずまいのお店で、
穴子の柔らかさと香ばしさがたまらなく美味しくて。
穴子好きな義母へのお土産も、迷わず購入。

お腹を満たしてから、温泉のあるホテルへチェックイン。
その日だけで3回入りました!

夜の露天風呂は雨模様でしたが、
翌朝リベンジした露天風呂とデッキチェアが最高でした。
雨の日の旅には、
翌朝の晴れがごほうびとしてついてくる気がします。


大和ミュージアムで、歴史の重さと向き合う

翌日は、見事に晴れ。絶好の観光日和でした。

念願の大和ミュージアムへ。
4月23日にリニューアルオープンしたばかりで、
入場券を買うにもすごい人。
呉市民は一般500円・中高生無料で何度でも来られるそうで、
「自分の街の歴史をここで学べる」という環境が、
羨ましいなと思いました。

入場してすぐ目に飛び込んでくる
1/10スケールの精巧な戦艦「大和」は圧巻のひとこと。

貴重な展示は人が多くてゆっくり見られない場面もありましたが、
映像展示がわかりやすく、気づけばずっと見入っていました。

特に印象に残ったのは、
大和への奇襲に参加した米兵の生き残りの方のインタビュー映像でした。

「何とか本艦に帰ることしか考えていなかった」と語る米兵と、
戻らないことを覚悟して飛んだ日本の特攻隊。

同じ空を飛んでいた、まったく異なる覚悟。
その違いに、しばらく思いを馳せずにはいられませんでした。

「大和が沈めば戦争は終わる」と信じていた米兵。
しかし現実には、大和が沈んだあとに原爆が落とされました。

そして戦後、大和を造り上げた技術を何とか民間の力として残そうと、
呉の人々が尽力したこと。
その歴史の連なりが、
今の日本の技術力につながっているのだと思うと、
胸に迫るものがありました。

大和展望デッキには、今回のリニューアルに携わった企業の展示もあり、
研修やお仕事で関わったことのある企業のお名前も
いくつか見つけることができました。

科学技術展示室では、設計図や触って学べる展示がいっぱい。
子どもたちものみならず大人も、それぞれ夢中になっていました。
スマホの充電ができる休憩チェアが設置されていたのも、
さりげなく素晴らしい配慮だなと思いました。


久しぶりの尾道で、また来たくなる

最後に向かったのは、尾道。

4年前、チームビルディングコンサルタントの合宿で訪れて以来、
また来たいとずっと思っていた町でした。

久しぶりの尾道は、どのお店も行列ができていて、
町全体が活気に満ちていました。
夫も娘も、その賑わいにびっくりしていました。

念願の尾道ラーメンも食べて、ぶらりと町歩きもして。
短い時間でしたが、尾道の空気を全身で味わいました。

「次はゆっくり泊まりで来よう」——全員の意見が一致した瞬間、
旅はまた続いていく予感がしました。


いつも一人で運転を担ってくれる夫のおかげで、
こんな欲張りな旅ができています。
感謝の気持ちも忘れないようにします。

旅は、自分の中に眠っていたものを、
そっと呼び覚ましてくれる時間だと思っています。

旅するコーチ、次はどこへ。


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