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Chunk! No, Captain Chunk! 『Get Lost, Find Yourself』(2015)

フランス発ポップパンク/イージーコアバンド、Chunk! No, Captain Chunk!

ギターのPaul Cordebardが自らの音楽的ルーツであるヘヴィメタルとハードコアパンクを融合したサウンドを実現するためにBertrand PoncetJonathan Donnaesを誘い2007年に結成。
バンド名は1985年公開映画『グーニーズ』のワンシーンから取られた。

結成直後は自国で活動していたものの、フランスはあまりメタルシーンが盛んではないと判断したBertrandは早くからアジアや北米に目を向け、2010年にセルフプロデュースアルバム『Something for Nothing』をリリースし、Fearless Recordsとグローバル契約を交わし、Miss May I のツアーサポートをするなどワールドワイドに活動をはじめる。

Fearless Records所属のBlessthefall、The Word Alive、Motionless in White、Tonight Aliveといったアーティストとツアーを廻り知名度を上げつつ、数々のフェスに出演したものの、最大市場である北米でイマイチファンベースの増加が図れないことから、メンバーはその原因を言語にあると判断。
英語の学校に通い直すという涙ぐましい努力もしている。

2013年には待望の2ndアルバム『Pardon My French』をリリースしてを発表して大規模フェスにも出演が決まり、波に乗っているかに見えたのも束の間、ドラマーのJonathan Donnaesが脱退。

その危機も、新たに加入したJonathanの友人であるBastien Lafayeがいい働きをし、本アルバム『Get Lost, Find Yourself 』をなんとか完成させ、リリースに至る。

今作は前作までと比べ、よりキャッチーなメロディがふんだんに配されており、それでいて単純な構成になり過ぎず、割と練られたサウンドが耳を惹く初期Chunkの魅力がたっぷり詰まったアルバム。

Get Lost Find Yourself

なんとなくEllegardenにサウンドがかなり似ていて、Bert Poncetも細美さんにも声質が似ているような気がするので、エルレファンにも薦めたい一枚。

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* Bert Poncet – lead vocals
* Éric Poncet – lead guitar, backing vocals
* Paul "Wilson" Cordebard – rhythm guitar, backing vocals
* Mathias Rigal – bass
* Bastien Lafaye – drums, percussion
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■Playing Dead
ポップなパンクサウンドがハジける開幕にぴったりの元気なパーティチューン。
ギターの主張に負けじとたまに顔を出してくるベースのブリブリ具合がほほえましい。


■City of Light
ドラムは打音がはっきりした抜けがいいスネアを叩き、ギターはメロディアス要素を加え、Bert のVoはキャッチーでエナジーにあふれたチャンク節をつむぎ出す。
おどけたバンド名とその聴きやすい音像で、割と軽く見られがちな彼らのサウンドだが、しっかりと練り込まれた構成がうかがえる。


■The Other Line
Bert Poncetが快活に歌い散らすゴキゲンサウンド。
Ellegardenっぽさがあって世代の自分にとってはなんか初めて聞いた時から懐かしさすら感じる。


■Set It Straight
軽快なカッティングから発散される夕陽が似合いそうな爽快チューン。
オーオー系のコーラスがまたリピートする手を誘うんだよなぁ。

■Pull You Under
一点ゴリゴリのメタルコアリフにデスシャウトを強めに混ぜたオープニングで、新しいチャンク出てきた!と思ったらコーラスはBertrandの爽やかなシンガロングで一安心。


■What Goes Around
ゆったりとしたリズムで奏でるイージーコア。
エモ/スクリーモバンドが演るバラードソングの王道みたいな曲。


■Worst Case Scenario
アコギに口笛を乗せてウェスタンカントリーミュージック風に始まる。
続くメインコーラスでもカラッとしたアメリカンロックを響かせMy Chemical RomanceのWelcome to the Black Paladeを意識したような雰囲気がふわっと漂う。


■Twist the Knife
ややトリッキーなリフから、疾走するポップパンク。前のめりのリズムにBertrandの爽やかなコーラスが乗る。
モダンなヘヴィテイストを漂わせるギターサウンドに先導されるブレイクダウンを挟みつつ、最後まで爽やかに走る。


■Get Lost, Find Yourself
クリーンなアコギに甘いボイスが乗る完全にアイドルソング。
最初に聞いた時はアルバムタイトルソングにしてはやや印象弱いか?と思ったが、美しすぎるメロディラインに深い意図を感じた。



■Every Moment
ジャリついた音のDjent系のギターリフで始まり、ミドルテンポで滑らかなメロディが紡がれる。
コーラスはキャッチーで爽やかさが香るメロディが一転、グロウルが響き渡るアグレッシブな展開に。


総合満足度 84点

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