Best LP/Album of Drum&Bass 2025
年末なので、今年でたドラムンベースのLP/アルバムの中から、良かったと思うものを挙げていこう企画。際限がなくなるのでコンピレーション系は除外。※各ストアへのリンクにアフェリエイト設定はありません。
トラック単位は、新譜をまとめてる以下プレイリストをどうぞ。1リスト300曲以上あるので作業用BGMにも最適ですよ。
Q1→https://www.youtube.com/playlist?list=PL_F42GZ969hgLdT2e0yJ1ExKTnr4MguLO
Q2→https://www.youtube.com/playlist?list=PL_F42GZ969hh-JDc6eVxYPt2wB2q9WWmf
Q3→https://www.youtube.com/playlist?list=PL_F42GZ969hg1xLfX_JroOVsSj6xm8fBi
Q4→https://www.youtube.com/playlist?list=PL_F42GZ969hi-S4z0lIv7LTlbFdPf91Vs
Teddy Killerz - COOKED (Souped Up)
Bandcamp / Beatport / JunoDownload
"We Love Drum&Bass"とぶち上げた時点で彼らの勝ち。
Hedex - MHITR: The Album (My Home Is The Rave)
Beatport / JunoDownload
なぜかシーン外からの注目が高かった作品その1。の割に、結構アンダーグランド寄りなガチめなドラムンベースで、何がシーン外で流行るのかいまいちわからんなぁ、とは思う。
Bou - B-Sides Mixtape (Gossip)
Beatport / JunoDownload
なぜかシーン外からの注目が高かった作品その2。セールスもだいぶ伸びたようで、去年のChase&Statusポジションは、今年は彼なんだろう。とはいえ、こちらも結構アンダーグランド寄りな固めのドラムンベースで、何が流行るかよくわかんないっすね(アルバムの出来は良いので、良いものが評価されるのは嬉しくはあるのだけど)。
Hybrid Mind - Atomosphere (Hybrid Music)
Beatport / JunoDownload
今年のLiquidfunk系代表はHybrid Mindの新作。チルくてポップな売れ線曲が並んでおり、これも現代ドラムンベースの1つの形。他のLiquidfunk系では、Grafix'Don't Slow Down'、Andromedik'Ascension'(いずれもセルフリリース)あたりも今年目立った。
Mandidextrous / Matt Scratch - Nobody Plays The Second Drop Anyway (Neuroheadz)
Beatport / JunoDownload
4x4ドラムベースの名手MandidextrousがNeuroheadzからLPというのは少し意外だった。意外?に王道なニューロファンク系のドラムンベースをやってる今作でも、4x4の使い方はオリジナリティがある。
Teebee - The Cosmic Carnival (Flexout Audio)
Beatport / JunoDownload
かなりなベテランとなるTeebeeの新作は現代ドラムンベース風味も取り入れながら、自身のスタイルも追及するやや欲張りな構成。初見ではややとっちらかってる印象も受けるものの、聴きこむと味わいのあるスルメのようなLP。
London Elektricity - Lunatics & Legends (Fast Soul Music)
Beatport / JunoDownload
Hospital Recordsを離れたTony Colmanが、自身の新レーベルFast Soul Musicを設立して初のLP。これまでのしがらみから解放されたからなのか、得意とするAcid Jazz路線を継承しつつ、客演の選択含め、のびのび作られる感じがとてもいい。これと別にMetalhedzからLondon ElektricityのEPが出たのが今年一番の驚きでした。
General Levy - Jah Jah Guide And Protect (Re-Recorded) (Cleopatra Records)
Bandcamp
いわずと知れたラガMCのレジェンドによるジャングル節100%なアルバム。リイシューものっぽい。'Professional Ganja Smoker'というタイトルの曲の時点でもう貴方の勝ち。どういうProfessionalなんだw
Metrik - Awake (Hospital)
Bandcamp / beatport / JunoDownload
EDM系ドラムンベースの雄が作風そのままで帰還。EDMが衰退気味な今、あえてこの路線を継承したのは、逆によかったと思う。これが今のHospitalから出たこともやや意外であった。来年3月には東阪Circusで日本ツアーの予定。
Fox Stevenson - Sunk Cost Fallacy (Pilot)
Bandcamp / beatport
エレクトロポップ・ドラムンベースというかなり独自路線を突き進むFox StevensonのLPが、これまた独自路線を突き進むPilotレーベル(UKF系)から。このあからさまなわかりやすさや底抜けの明るさの割に正当に評価されてる感じがしないんですけど、たまにはこういうのもいいとは思いませんか。
Dustkey - Lilysse Collection (Differential Recordings)
JunoDownload
EtherwoodやKeenoにも通じる、シンフォニック系のリキッドファンクを得意とするDustkeyのLP。メロディ展開にややつたない部分がないわけではないものの、今後に大変期待が持てる作品群。
Rameses B - Nostalgia (セルフリリース)
Bandcamp
一人でEnd of the Year動画を作れてしまうという、ドラムンベース界隈でもきっての多作家Rameses Bの集大成的アルバム。意外なことに半数がメロディック・ハウスで構成されており、チル全開。
その他の気になった作品など
Sub Focus - Contact (Positiva)
これを取り上げないとかひねくれすぎだろ、とか思われそうだけど、たぶん今回のアルバムはWorshipユニットで開拓しようとしている米国市場向けのドラムンベース入門という位置づけなんだと思う。悪い作品ではないのだけど、愛好者向けではないと思った。とはいえこういうのも必要ではある。
JohnB - Found in Rave (Beta)
エレクトロポップ・ドラムンベースの元祖といえばこの人。YouTubeやTwitchで凝ったDJ配信をしていたり、キャリアが長い割に柔軟な活躍をしてる。今作はこれまで単発リリースしてきた(bootleg的曲を含めて)かき集めたコンピ作品のようで、正直まとまりが悪い。FPSゲームネタとかは、一発ネタとして聴くと面白いのだけど…
Sigma - Day One (Days Ones Music)
Rudimental - Rudim3ntal (Room Two Recordings)
Pendulum - Inertia (Mushroom Music/Virgin)
2000年代から10年代にメジャーシーンで活動してきた3グループが、三種三様なアルバムを立て続けにリリース。いずれも共通するのが強いドラムンベース回帰。コラボ相手に振り回されてる印象の強かったRudimentalはドラムンベースシーンからの客演を招いたことでかなり安定した内容になってるし、3Beatを離れてセルフリリースとなったSigmaは10年代のポップス路線を大きく変えてアンダーグランド志向に。Pendulumは15年前のロックンドラムンベース路線を力強く継承してきた。去年、メジャーでのChase&Statusの大ヒットの影響はそれほどまでに大きかったということでしょうかね…
FABRICLIVE presents Pola & Bryson (Fabric)
MIxCDという文化が失われて久しい今、ロンドンのクラブFabricの音楽レーベルが、Bass系MixシリーズFabricLiveシリーズの復活を宣言。ほぼ1分半で曲を切り替えていく現代ドラムンベースDJスタイルでは1時間で50曲近く必要になるので、ライセンス対応がだいぶ大変だと思うのですが、今後もリリース続け欲しいものですが…
V.A. - The Jazz Corner Vol 2 (Four Corners)
コンピレーションは対象外としながら1作だけ。Four Cornersが近年積極的に取り組んでいるJazzstep再興の集大成的コンピレーション。90年代ドラムンベースシーンが選択しなかったJazzstepという道は、再び走り始めるのか、そしてJazzシーン側からの応答はあるのか。今後に期待が持てる作品集でした。
