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「公開討論会を語る」クロストーク | 伊東明信理事長 × 横山泰明直前理事長

 淡路島では、2025年に南あわじ市と淡路市で市長選挙がありました。当時の横山泰明理事長のもとで立候補予定者に対して公開質問状(南あわじ市)と公開討論会(淡路市)が実施されました。そして、2026年には洲本市長選挙があり、伊東明信理事長のもとで公開討論会が実施されました。
 本企画では、淡路JCとして最初の一歩を踏み出した横山直前理事長と、継続を決断した伊東理事長と共に公開討論会についてお話を伺いました。
(聞き手:魅力発信委員会 委員長 秦 健二)




市政を知るきっかけとして、公開討論会をどうみせるか。

── まず率直に公開討論会が終わった当時の気持ちを聞かせてください。

横山
南あわじ市は立候補予定者との調整や会場の確保、淡路JC側の準備もできていた中で、最終的には立候補者1名となり無投票当選となり公開質問状へ切り替える形となりました。

現職であった守本市長が三期目へと入る中で、「どのような市政で南あわじ市を動かしていくのか」を市民の皆さんが知るきっかけとなれば良いなと思いました。

同年に淡路市の市長選挙があることは事前に把握していたので、淡路市長選挙においても計画・実施させていただきました。淡路市での公開討論会では、この先の洲本市の選挙でも継続できる形で実施ができたことに素直に「実施してよかった」と感じました。

伊東
去年は担当副理事長として運営に携わり情報収集ができていた中で、前年度からどうアップデートしていくかだったりとか、現地開催やウェブ配信など、いかに市民に伝わるように設え、どのように立候補予定者を見せるのが良いかという部分を考えました。

終わってみて感じるのは、「地域によって選挙が異なる」という部分をすごく感じました。各立候補予定者や後援会によって対応も変わってきますし、洲本市においては、市議会議員選挙が同時開催されたことで、選挙に対する盛り上がり方も前年とは違うと感じました。

── 公開討論会の開催にあたって苦労したことや、実施に際して不安になったことなどあれば教えてください。

横山
そうですね、まず公開討論会を実施するにあたって、淡路JCという団体が公開討論会を実施するのに市民の皆さんに認めてもらえる団体であるのか考えました。

ただ、淡路JCは「淡路はひとつ」という基本理念の下で3市のメンバーが揃う団体です。3市にまたがった組織は他にもありますが、奉仕団体としては珍しいと思うので、島内の政治をフラットに見て公開討論会を実施できるのは淡路JCしかないのかなと踏み切りました。

討論会の設営に関しては各地域でもフォーマットがあるのでそれほどの苦労はなかったです。公開討論会を企画する上では、10本ほどの公開討論会を見ました。見にくい画角であったり、雑な進行であったり、方向性が定まっていない質問であったりだとか、視聴者に伝わらないようなものにならないように主催者として質の高いものを目指したいと思ったので、外部協力も得ながら配信を実施しました。


淡路JCが3市をまたいでいるからこそ中立性が保たれたという部分はありますか?

横山
そこでいうとあまり関係ないと思っていて、自分の街であるからこそ本気で質問の内容も考えられるであろうし、真剣に討論会を実施できるという部分もあると思います。

ただ、「洲本市民であっても淡路市の選挙が気になる」、「南あわじ市民であっても淡路市の選挙が気になる」という、どこの市に住んでいても淡路島全体のことを考えられるような状態を作るためにも公開討論会が必要だと考えました。そのためにも「どう見せるか」に気を配りました。


伊東理事長は苦労や不安についてはどうですか?

伊東
まず、去年、担当副理事長として経験していてよかったなというのが一つです。

苦労したのは立候補予定者の調整です。立候補予定者それぞれの陣営とコミュニケーションをとっていく中で、情報がどこまで正確に伝わっているか。そして中立性の意味に悩みました。

支援者・応援者の方によっては開催自体に異議を唱えるような声も実際に多少なりとありました。その中で、市民の中で軋轢が生まれてしまう可能性もあるのかなと、ちょっと危惧してた部分もありました。

横山
僕には公開討論会はぜひやって欲しいという声も聞こえてきた。去年の淡路市の公開討論会を経て、今年の洲本市でも「公開討論会をするのか?」という声も聞こえてきたし、なんなら「もちろんするんやろ?」という、当たり前のように「すべきもの」という声もあったよ。


~始めるきっかけ、続ける決断~

── 横山直前理事長は、淡路JCとして初めての公開討論会を実施したこととなりましたが、公開討論会をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

横山
選挙の在り方や政治の在り方が近年変わってきたなと個人的には感じていて、国政政党においてもSNSという媒体を駆使して全国民に向けた選挙活動を行い、それが票や議席の獲得にもつながっているというような形が見えてきました。

そのSNSを使った選挙で流れてくる情報が「本当に正しいことを言っているのかどうか」という部分を、切り取られた情報ではなく、公開討論会で立候補者本人の熱量や雰囲気だったりというものを感じ取れる場というのが必要だと思いました。

淡路市長選挙 立候補予定者 公開討論会 2025

これまでの選挙だと、応援していないと、生の声を聞いたり雰囲気を知る場がなかなか無いので、誰に入れるか悩んでいる人が公開討論会の場に行けたり、動画で見られる必要があると思って実施しました。

淡路島が観光などで注目を集めているからこそ、淡路島の政治に島民自身が興味を持って、自らの選択で政治を選ぶということをしていくタイミングなんじゃないかなと思って実施させていただきました。

── 伊東理事長は前年度に続いて実施すると決断した立場であったと思いますが、どのような思いがありましたか?

伊東
去年、初めて淡路JCが公開討論会を実施した中で、市民の反応を見た時に必然的にしないといけないことだなと。選択の余地なくするべきものであると考えました。

洲本市長選挙 立候補予定者 公開討論会 2026

淡路市長選挙も投票率が上がっていて(54.25% → 57.28%)、今回の洲本市長選挙も結果として投票率が上がっていて(50.64% → 61.15%)、青年会議所として絶対にしないといけないと思いました。


── 当日、一番印象に残っている場面や、「開催して良かったな」と感じた瞬間があれば教えてください。

横山
伊東理事長がさっき少し触れた内容で、「公開討論会を実施したからだ」とは言い切るわけではないけれど、やっぱり投票率が上がったことや、まだ選挙についてあまり知らない若い人たちからSNSや動画を見て、「選挙に行ったよ」という言葉をいただいたことが一つかな。40歳までの淡路JCが公開討論会を主催するからこそ、若い人に伝えることができることもひとつかなと思います。


討論会動画の再生数でいうと、去年で9000回、今年で5000回ぐらいでしたが、その点はどうですか?

横山
その再生数のうち、有権者がどのぐらいを占めるかは分からないところではあるんですが、公開討論会をやる意義というのは、投票率の上昇だとか、再生数とかで多少は測れると思います。

選挙権も18歳に引き下げられているわけで、若い世代でも身近に感じやすかったり、政策が分かったりできるものを、立候補予定者にも配慮しながら出していくことが、まちの政治を考える上で大切なことかなと思います。


伊東理事長は「開催してよかった」と感じた瞬間はありましたか?

伊東
昨年と今年の2回の公開討論会の現場を見ていて、開場の30分以上前から沢山の方が会場前に並んでくださっていたというところで、入場者の数を見ていても政治への関心・興味があるなと感じ、開催して良かったなと思ったのがひとつです。私の社業でも若い世代がお客さんとして来ることが多い中で、これまで選挙に行かなかった人から、「選挙に行きました。」という声を実際に聞けたことです。


そして次の世代へ

── 去年に南あわじ市と淡路市、今年は洲本市の市長選挙があり、任期満了まで行くと、次は3年後となります。3年後に公開討論会を実施する立場となる次の世代に向けて横山直前理事長からメッセージをください。

横山
立候補予定者間での討論をしてほしい。今後、SNS選挙が主流になってくると、今回の公開討論会のような候補者の考えを市民に伝えられ、ネット上にも残せるものがもっと必要になってくるかもしれない。

さらにそれとは逆で、立候補者それぞれのSNSでの発信力が強くなってくると、質問に答えるだけの公開討論会は必要なくなってくるんじゃないかなとも思います。候補者同士が討論する場が有権者にとっても価値のある場となってくるんじゃないかと感じています。


折り返しとなって今年度の意気込み

── 今年度も折り返しになりました。今年度はさらにメインの事業も控えておりますが、伊東理事長の考える社会開発事業への意気込みや意義を教えてください。

伊東
今年度の理事長として、「明るい豊かな淡路島」につながる事業を社会開発委員会と共に計画をしています。詳しい内容をお伝えすることはできませんが、多くの地域の皆様に参加していただけるよう準備してまいります。

また、私たちの活動は諸先輩方のこれまでの活動と多くの支援があって成り立っております。今年度につきましても、市民の皆様、先輩の皆様、どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

── 伊東理事長、横山直前理事長、本日は本当にありがとうございました。

伊東
ありがとうございました。

横山
ありがとうございました。

※本企画は対内向け広報誌の内容を一部変更して公開しております。


関連リンク

▼ 南あわじ市長選挙 公開質問状 2025

主催:一般社団法人淡路青年会議所 https://awaji-jc.or.jp/

▼ 淡路市長選挙 立候補予定者 公開討論会 2025

主催:一般社団法人淡路青年会議所 https://awaji-jc.or.jp/
後援:一般社団法人リンカーンフォーラム https://www.touronkai.org/
会場:兵庫県立 淡路文化会館 https://www.awaji-bunkakaikan.jp/
横断幕:アスク三共美芸 https://sign-asc.jp/
撮影:株式会社海空 https://umizora.jp/
印刷物 : 株式会社奥井印刷 https://okui-print.jp/

▼ 洲本市長選挙 立候補予定者 公開討論会 2026

※ネット環境の影響により配信における一部映像および音声に乱れが生じたため、アーカイブ動画として編集なしで公開した動画となります。
主催:一般社団法人淡路青年会議所 https://awaji-jc.or.jp/
後援:一般社団法人リンカーンフォーラム https://www.touronkai.org/
会場:洲本市文化体育館 http://www1.sumoto.gr.jp/taikukan/
横断幕:アスク三共美芸 https://sign-asc.jp/
撮影:株式会社淡路島テレビジョン https://www.awaji.tv/
印刷物 : 株式会社奥井印刷 https://okui-print.jp/


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