#061 5年国語『注文の多い料理店』楽しかった~!
自治体が変わったことにより、今まで使っていた教科書会社が大きく変わりました。
国語も新しい教材ばかりで、毎日が新鮮です。
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◆ さすが『注文の多い料理店』、おもしろい!
初めて出会った5年物語教材、宮沢賢治の『注文の多い料理店』。
おもしろいですね~!
【つけたい力】は
「人物像や物語などの全体像を具体的に想像したり、表現の効果を考えたりすること」。
ものすごく適した教材だなあ!と思いました。
1回目はしんしたちと同じような視点で読む子どもたち。
最後まで読むことで、「戸の言葉が言いたいことってもしかして・・・」と気づく。
2回目、3回目と繰り返し読む楽しさを教えてくれます。
自然とページをめくり、前に戻って考える子どもたち。
言葉に注目して、あれやこれやと話し出す子どもたち。
国語が苦手だという子も、「宮沢賢治、すげ~!」と叫んでいました。
表現の工夫はいっぱいあって、二つの意味に取れる言葉だけでなく、比喩や反復、擬声語・擬態語、色などなど。
それもわかりやすく散りばめられていて、子どもたちは考えやすかったようです。
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◆ 単元の時間、たりな~い!
最近の国語は物語・説明文ともに単元で設定された時間、短いですね!?
なんとこの『注文の多い料理店』は全6時間!!
この何回読んでもおもしろい教材をたった6時間なんて、たりな~い!
みなさんどうしてるんですか??!!
授業がものすごく盛り上がったのと、漢字学習もつっこんでいるのとで、全7時間になってしまいました。
次回やるときにはもう少し研究したいです。
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◆ 今年度の実際の流れ記録
●第1時:学習目標の確認、初発の感想→計画
【学習目標】表現のくふうを見つけて、物語のおもしろ解説文を書こう。
→クスクスしながら読む子どもたち。素直な感想がいっぱいあり、そう思わせる工夫はどこにあるのだろうか?という自然な流れで計画が立てられました。
【めあて】表現のくふうと効果を考えよう。
●第2時:二つの意味編
→この物語で何度も出てくる特徴的な戸の文字。しんしの自分勝手な解釈と山ねこの本当の意図を比べながら読み進めました。「決してごえんりょは“ありません”」や、「もう“食べられます”」など、二つの意味に読み取れる字をじっくり考え、お気に入りの戸の文字を選びながら楽しみました。
●第3時:会話・服装編
→最初の場面でしんしたちの様子や会話が書かれているところ。いきなり山ねこの料理店に入り込んでもいいのに、なぜこんなに長く書かれているのか?「ぴかぴかの鉄砲」を持っていたり、つれている犬が死んだのに「実に二千四百円の損害だ」と言っていたりするしんしたち。会話や服装で彼らの人物像を自然と伝え、これから起こる料理店での恐怖とオチの「くしゃくしゃの紙くずのような顔」がある意味「スカッと」「おもしろさ」を感じさせる。「大事な場面だったんだなあ」という実感につながりました。
●第4時:たとえ編&色編
→あえて別のものに例える「比喩」について学びました。「白熊のような犬」という書き方によって、犬という漠然としたキャラクターが白く大きな、強そうな犬というはっきりとしたイメージに変わります。読み手に想像させるくふうの一つだと気づきました。
また、おもしろいのが色!戸の文字の変化に子どもたちが気づきました。最初は金文字なのに黄色な字になり、赤い字になる。置いているものや戸も黒になっていく。「この変化、こわい!」どんどん不思議でおそろしく感じさせるくふうが、ここにもあると気づいて子どもたちのテンションが爆上がりしていました。
●第5時:音・様子編&ファンタジーの出入り口編
→「パチャパチャ」「カサカサ」などの擬声語、「くるくる」「がたがたがたがた」などの擬態語が30個以上も出てくる。こうした表現にすることで、読み手はその場面の様子が言葉の感じから想像しやすくなる。「ぶるぶる」と「がたがた」の違いや、「がたがたがたがた」という繰り返しの表現による度合いの違いなど、書き方で伝わり方が違ってくることにも気づいていました。
また、この物語は現実⇔ファンタジーの行き来をするような表現をしています。どこからしんしたちは山ねこの世界に入り込んで、どこで出ていったのか。これも盛り上がりました。「あ、最初と最後で同じ文があるよ!」その前後を見ていくと、確かに入った・出たが納得できます。「そんなところにもくふうがあるとは!」「物語作ってみた~い!」これにもテンション爆上がり。
(ちなみにジブリ『千と千尋の神隠し』も取り上げ、千がどこから入りどこから出ていったのか、という話題を出してみると「ふわあ・・・!」と鳥肌が立っていました。こうした出入口探し、おもしろいですね。)
【めあて】表現のくふうに注目して、この物語のおもしろ解説文を書こう。
●第6時:解説文作り
→今まで見つけてきた表現のくふうから、自分がおもしろいと感じたくふうを二つ選び、おもしろいひみつベスト2を書いてまとめました。それぞれおもしろいと感じる部分は違っていて、自分はそこからどう考えたのか、というところが楽しめます。
●第7時:解説文を読み合い、学びの振り返りをしよう。
→自分たちの解説文を読み合い、今までの学びを振り返りました。物語をおもしろくするくふうはたくさんあり、その効果によって私たちはおもしろく感じたり、こわく感じたりする。「他の作品にもないかな!」「日記で使ってみようかな!」そういったつぶやきが出てきました。読む学習はもちろん、文章を書く学習にもつなげてあげたい学びになりました。
