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【バターロール】おじいちゃんと青春時代の思い出

友人から久々のLINE。

私の目に入ったのは

「おじいちゃんが亡くなりました」

の言葉


中学校時代

彼女と仲良くなったきっかけは
テニス部でペアを組んだこと。

クラスは違うのに毎日たくさん話して
交換日記みたいなこともした。

彼女はチャゲアスが大好きだったから
私もよく聴くようになった。


お笑いが大好きだったから
「相方」ってお互いを呼んでいた。

私がボケで彼女がツッコミ。


家にもよく遊びに行った。

遊びに行くと玄関そばの部屋に
いつも彼女のおじいちゃんがいた。

「こんにちは」

「いらっしゃい」

優しそうなおじいちゃん。

ほとんど話したことはないけど、
その風貌から感じ取れる優しさが大好きだった。

私にはおじいちゃんがいなかったから
余計そう思ったのかな。

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しばらく遊びに行かなかったら
「あの笑顔の子は来ないの?」
と私のことを気にしてくれていたらしい。


「○○さん」
おじいちゃんのことを
名前で呼んでいた。

本人に言えるわけはないからこっそりと。


「おじいちゃんと将来結婚する」
なんて言ってみたり。

彼女も
「じゃあ私から見ておばあちゃんになるね」

なんてやりとりが楽しかった。


高校にあがると少しずつ
彼女の家にも行くことが減っていった。

社会人になると家ではなく、
外に飲みに行くようになった。

そこでの会話では
必ずおじいちゃんの話題が出ていた。

「最近よぼよぼしてきて」

随分前からそんな話はしていた。


数年がたち

私に子供ができてからは
彼女と会うこともほとんどなくなった。

年賀状でお互いの近況報告。

ごくまれにLINEがきたりする程度。


そんな中で突然の訃報。


なんて返したらいいかわからなかった。



こんな状況だからお参りにはいけない。

ただ悲しい。


ふと彼女の家で
バターロールを作ったことを思い出した。

おじいちゃんが元気だったころの思い出。



バターロール


作ってみようかな。

背中を押された気がした。


ずぼらがバターロールに挑戦

【材料】
ドライイースト 6g
強力粉   500g
砂糖    40g
塩     8.1g 
バター   80g
たまご   45g 
水     280g


戦いの条件:
ホームベーカリーはあるのに、食パン以外は初めて。
ずぼら。

【作り方】

1、ホームベーカリーに材料を入れ生地作りをする。
(およそ2時間くらいかかりました)

2、打ち粉をふった台の上で、生地を40gずつに分けて丸める。
ぬれふきんをのせて、15分程度休ませる。

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3、生地を円すい形にして、めん棒でしずく型にのばす。
幅5~6センチ、長さ25センチ程度。

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きれいなしずくにはならない。

4、幅を広いほうから巻いていき、クッキングシートを敷いたオーブン皿に並べる。2倍程度に膨らむので間隔をあけて。

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5、35℃のオーブンで40~50分発酵させる。

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予想以上に膨らんだ。
くっついたけど仕方ない。

6、生地の表面に卵を塗って、180℃のオーブンで10~15分焼く。

できあがり。

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おぉ、できた。

部屋中がパンの香りで包まれる。


これまでの苦労をねぎらってくれる
パンの味。

あのときもこんなに大変だったかな?

記憶は曖昧。

だけど

思い出は思い出のままとっておこう。


ありがとう

バターロール。


ありがとう

おじいちゃん。



【あとがき:作ってみて】

ちょっと後悔した。


パンを作ったことがある人はご存じだろうが、
ものすごく時間がかかる。

2次発酵までかかるということを知らなかったのだ。

私はずぼらだから
大変そうなのは作らないのだ。

はじめに説明書を眺めたときに
2次発酵のところを見逃していたのだ。

(恥の上塗り)

朝から作って、
お昼には間に合わないなんて思わなかった。

自分の事実集積能力の低さを呪う。


そして、もう1つ。

めん棒でのばすことが
ものすごく大変なのだ。

まっすぐじゃない、
しずく型にのばす。

長細く三角形を作るのが
ビギナーには難しい。

思う通りにはいかない。

だってビギナーだからね。


バターロール作りは大変だった。


うっかりラスボスに挑んでしまった的な。

私にはこの世はラスボスだらけ。



毎日頑張っているパン屋さん
パン作りが趣味の素晴らしいお母さん

尊敬します。


綺麗道(きれいどう)

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