【バターロール】おじいちゃんと青春時代の思い出
友人から久々のLINE。
私の目に入ったのは
「おじいちゃんが亡くなりました」
の言葉
*
中学校時代
彼女と仲良くなったきっかけは
テニス部でペアを組んだこと。
クラスは違うのに毎日たくさん話して
交換日記みたいなこともした。
彼女はチャゲアスが大好きだったから
私もよく聴くようになった。
お笑いが大好きだったから
「相方」ってお互いを呼んでいた。
私がボケで彼女がツッコミ。
家にもよく遊びに行った。
遊びに行くと玄関そばの部屋に
いつも彼女のおじいちゃんがいた。
「こんにちは」
「いらっしゃい」
優しそうなおじいちゃん。
ほとんど話したことはないけど、
その風貌から感じ取れる優しさが大好きだった。
私にはおじいちゃんがいなかったから
余計そう思ったのかな。

しばらく遊びに行かなかったら
「あの笑顔の子は来ないの?」
と私のことを気にしてくれていたらしい。
「○○さん」
おじいちゃんのことを
名前で呼んでいた。
本人に言えるわけはないからこっそりと。
「おじいちゃんと将来結婚する」
なんて言ってみたり。
彼女も
「じゃあ私から見ておばあちゃんになるね」
なんてやりとりが楽しかった。
高校にあがると少しずつ
彼女の家にも行くことが減っていった。
社会人になると家ではなく、
外に飲みに行くようになった。
そこでの会話では
必ずおじいちゃんの話題が出ていた。
「最近よぼよぼしてきて」
随分前からそんな話はしていた。
数年がたち
私に子供ができてからは
彼女と会うこともほとんどなくなった。
年賀状でお互いの近況報告。
ごくまれにLINEがきたりする程度。
そんな中で突然の訃報。
なんて返したらいいかわからなかった。
*
こんな状況だからお参りにはいけない。
ただ悲しい。
ふと彼女の家で
バターロールを作ったことを思い出した。
おじいちゃんが元気だったころの思い出。
バターロール
作ってみようかな。
背中を押された気がした。
ずぼらがバターロールに挑戦
【材料】
ドライイースト 6g
強力粉 500g
砂糖 40g
塩 8.1g
バター 80g
たまご 45g
水 280g
戦いの条件:
ホームベーカリーはあるのに、食パン以外は初めて。
ずぼら。
【作り方】
1、ホームベーカリーに材料を入れ生地作りをする。
(およそ2時間くらいかかりました)
2、打ち粉をふった台の上で、生地を40gずつに分けて丸める。
ぬれふきんをのせて、15分程度休ませる。

3、生地を円すい形にして、めん棒でしずく型にのばす。
幅5~6センチ、長さ25センチ程度。

きれいなしずくにはならない。
4、幅を広いほうから巻いていき、クッキングシートを敷いたオーブン皿に並べる。2倍程度に膨らむので間隔をあけて。

5、35℃のオーブンで40~50分発酵させる。

予想以上に膨らんだ。
くっついたけど仕方ない。
6、生地の表面に卵を塗って、180℃のオーブンで10~15分焼く。
できあがり。

おぉ、できた。
部屋中がパンの香りで包まれる。
これまでの苦労をねぎらってくれる
パンの味。
あのときもこんなに大変だったかな?
記憶は曖昧。
だけど
思い出は思い出のままとっておこう。
ありがとう
バターロール。
ありがとう
おじいちゃん。
【あとがき:作ってみて】
ちょっと後悔した。
パンを作ったことがある人はご存じだろうが、
ものすごく時間がかかる。
2次発酵までかかるということを知らなかったのだ。
私はずぼらだから
大変そうなのは作らないのだ。
はじめに説明書を眺めたときに
2次発酵のところを見逃していたのだ。
(恥の上塗り)
朝から作って、
お昼には間に合わないなんて思わなかった。
自分の事実集積能力の低さを呪う。
そして、もう1つ。
めん棒でのばすことが
ものすごく大変なのだ。
まっすぐじゃない、
しずく型にのばす。
長細く三角形を作るのが
ビギナーには難しい。
思う通りにはいかない。
だってビギナーだからね。
バターロール作りは大変だった。
うっかりラスボスに挑んでしまった的な。
私にはこの世はラスボスだらけ。
毎日頑張っているパン屋さん
パン作りが趣味の素晴らしいお母さん
尊敬します。
綺麗道(きれいどう)
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