連載エッセー其の2 「ラジオのノベルティで詐欺罪?!」
皆さんはラジオ番組へハガキやメールを送ったことはありますか?
私はラジオのノベルティが、速達で届いたことがあります。
ハガキ(メール)職人の方々なら特に分かると思いますが、ラジオ局からノベルティが速達で届く事は、まずありません。
どのラジオ局も“普通郵便”として送られてきます。
でもそれが“速達郵便”で送られたということは、普通じゃないことが起きてしまったのです。
☆
「〇〇さんに、番組ノベルティを差し上げます」。
嬉しくてジャンプしたこの日から、何ヶ月待ってもそれは届きませんでした。
「まぁいいか」と、諦めちゃう方もいらっしゃるかもしれませんが、
私にとってそのノベルティは、
とても強い思いがありました。
それは手術前に送った最後のネタメールでした。
なので、「入院するまでに届いたら、御守りにしよう♪」と思い、
毎日、郵便ポストに首が挟まりそうなぐらい覗いていました。
そして月日は経ち、手術も無事に終わり、退院して術後の痛みも少しずつ落ち着いてきた頃、「そういえば、ノベルティ、届かないなぁ…」。
次第に不安が募ってきました。
そもそも、なぜここまで悩むのかというと、「ノベルティが届きません」とそのまま伝える野暮なことは、ラジオ好きとしてしたくない。さらに「嘘に思われたら嫌だな」という気持ちも強かったからです。
そして、ラジオリスナーの友人に会った時、おもいきって相談しました。
すると友人は「ある番組の、お悩み相談のメールの返答で、『送ると言ったノベルティを送らないのは、詐欺罪になるので、リスナーさん、あなたは主張する権利があります』って話してたよー」
と教えてもらい、そこからも送るタイミングを見計らっていました。
そして友人との話から数週間が経ったある日。
番組を聴いて「ここだ!これなら送れるかも!」という流れがやってきたので、読まれた日付と、録音していた音声も添付し、ネタメールとして送りました。
すると、番組終了後、スタッフさんからとても丁寧なメールが届き、
そしてノベルティが速達で届きました。
受け取った時は、ネタメールが読まれた時と同じく嬉し泣きをしました。
メールが読まれて、さらにノベルティが届く。ラジオ好きとして、こんなに嬉しいことはない!
それにしても、最初のノベルティはどこへ行ってしまったんだろう…。
エッセーはここで終わりますが、ミステリーはここからはじまります。
