「自分の好き」がわからないまま50代になった話。
自分のことって、どれくらい知っていますか?
「そんなこと知ってるよ」って思うかもしれません。
わたしも、ずっとそう思っていました。
でも50歳を過ぎてから、
「わたしって、こんなに自分のことを知らなかったの?」
という出来事の連続なんです。
子育てセンターで出会った、国旗が大好きな男の子
今日、子育てセンターでこんな出来事がありました。
来てくれたのは、年少さんくらいの男の子とママ。
男の子は本棚から国旗の本を持ってきて、座って読み始めました。
その国旗の本は、1ページにひとつ、国旗の絵が描いてあるだけ。
ストーリーも、説明もありません。
本当に「国旗の絵だけ」が並んでいる本です。
それを男の子は、ひたすらめくっては眺めているんです。
ママは笑いながら、
「家でもずっとこうなんです」
と言います。
わたしが
「素敵ですね。彼の“好き”が詰まってるんですね」
とお伝えすると、
「世界地図のパズルをしたり、YouTubeでその国のことを見たりしてるんです」
という話も聞かせてくれました。
それを聞いて、
「これが“好き”っていうことなんだな」
と思いました。
この先、この“国旗好き”がどこにつながるかはわかりません。
でも、ここから何かに広がっていって、彼の“好きの世界”がふくらんでいけばいいなぁと感じました。
わたしたちの時代は、「みんなと同じようにできるように」の教育だった
思えば、わたしたちの世代って
「将来いい学校に入るため」の教育だった気がします。
塾に行って、お習字に行って
習い事は、自分が心から好きだから、というよりも、
「みんなもやっているから」
「できないと困るから」
そんな理由が多かったように思います。
自分軸というより、他人軸。
周りからの評価を求めて頑張るのが当たり前で、
その道以外は、そもそも知りませんでした。
今日出会ったママのように、
「この子の好きはなんだろう」と、ひとりの人としてその子を見ている親自体が、
わたしが子どもの頃には、あまりいなかったような気がします。
この歳になって向き合った、「自分の好きってなんだろう?」
この歳になって、わたしはようやく
「自分の好き」「自分の得意」はなんだろう?
ということに向き合い始めました。
そして分かったことは、
「わたしは、わたしのことを全く知らない」
という事実でした。
これには、自分でもびっくりしました。
何をすることが好きで、
何をしているときにラクで、
これから何をしたいのか。
一番近くにいるはずの自分のことなのに、
よくわかっていない。
そんな自分に気づいたのは、この50代になってからです。
自分の好きや得意は、他人から教えてもらうこともある
とはいえ、「自分の好き」「自分の得意」って、
自分ひとりで考えていても、なかなか見えてこないこともあります。
わたしは、人と話しているうちに、他人から
「こんなこと向いてるんじゃない?」
と教えてもらえることが多いタイプです。
今日は、こんなことを言われました。
「とてもおしゃべりが上手だから、noteの記事をもとにラジオ配信みたいなことをしたらどう?」
わたしは思わず、
「え〜〜〜〜??😳」
ってなりました。
でも、その場にいた他の人たちも「ほんとだ」とうなずいてくれるんです。
そこでまた、
「ああ、本当に自分のことってわからないんやなぁ」
と、あらためて思い知らされました。
noteを始める時も同じです。
職場の同僚から
「カオナシさんの文章はわかりやすい」
って言ってもらったことがやってみようと思ったきっかけです。
文章なんて書いたこともないわたしが、今こうして書き続けていること。
少し時間が空くと「書きたい〜〜」ってなること。
あの頃の自分からしたら、想像もしていなかった未来です。
「自分では当たり前すぎて気づいていないこと」を、
誰かとの会話の中でポンっと指さされて、
はじめて「もしかして、これ好きなのかも」「これ、向いてるのかも」と気づく。
好きや得意って、そんなふうに“他人経由”で見つかることも、案外多いのかもしれません。
ちょっとだけ、一緒に「自分の好き」を探してみませんか?
今日は、そんな「自分の好き」を、
わたしと一緒に少しだけ探してみませんか?
これから、簡単な質問をいくつか書きます。
できそうなところだけ、心の中で答えてみてください。
紙とペンを出すのがめんどうな方は、
読みながらちょっと思い浮かべるだけでも大丈夫です。
Q1. 最近、「なんかホッとするな」と感じた時間はいつでしたか?
役に立つかどうかは一旦横に置いておいて、
つい長くやってしまうこと
終わったあと、ちょっと機嫌がよくなっていること
を、1〜3個くらい思い浮かべてみてください。
Q2. ここ1ヶ月くらいで、「気づいたらこんな時間!」となったのはどんなときでしたか?
ドラマをイッキ見したときかもしれないし、
友だちとのおしゃべりかもしれません。
「こんなことに時間使って…」と、つい自分を責めたくなってしまうことも、
もしかしたら“好き”のヒントかもしれません。
Q3. Q1とQ2に共通しているものは、何でしょう?
一人で没頭している時間でしょうか。
誰かの話を聞いているときでしょうか。
からだを動かしているときでしょうか。
ざっくりでいいので、
「どうやらわたしは、〇〇な時間が好きらしい」
と、心の中でひとことまとめてみてください。
ちなみに、わたしの答えは…
わたしも、同じ質問を自分に投げてみました。
Q1とQ2を思い返してみて出てきたのは、
誰かの話を聞きながら、
「それってこういう気持ちなんかな」と、一緒に言葉を探している時間自分のモヤモヤをノートやnoteの記事に書き出して、
「あ、わたしこう思ってたんや」と腑に落ちる瞬間
でした。
どうやらわたしは、
「気持ちと言葉がカチッとはまる瞬間」を味わう時間
が、好きみたいです。
50代になって、ようやくそれに気づきました。
「何者でもないわたし」の好きは、どこにある?
子どもの「好き」は、見ていてわかりやすいです。
国旗、電車、恐竜、シール貼り、おままごと……。
夢中で遊ぶ姿は、とてもまっすぐで、見ているだけで伝わってきます。
一方で、大人になると
「役に立つかどうか」
「誰かのためになるかどうか」
のほうが先に立ってしまって、
自分の「好き」がどこにあるのか、よくわからなくなることがあります。
でも、本当はわたしたちの中にも、
まだちゃんと「好き」は残っているはずです。
それは、すごい特技じゃなくていい。
何かの役に立たなくてもいい。
一日のどこかで、ふっとホッとできる時間。
つい時間を忘れてしまう瞬間。
そのあたりに、
「何者でもないわたし」の好きが隠れているのかな、と思います。
もしよかったら、コメントで
「わたしは、〇〇な時間が好きみたいです」
と一言だけ教えてもらえたら、
喜んで読ませていただきます☺️
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