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人はタレコミたくなる生き物である~初めての○○の話

こんにちは。
note界のタレコミ部屋の主、滝沢バキソです。(完全に誰かをオマージュしてますw)

このテーマは定期的に書いていて、もう3回目になります。

先日、またもやご近所さんからのタレコミがありました。
つい最近、自治体のスポーツイベントでお手伝いを一緒にした30台後半のKさんと、近所でバッタリ会ってお話したんです。
その時にKさんが、
「私、そこのマンションに住んでるんです」
と言ったので、
「そのマンションならTさんと同じだよね?Tさん知ってる?」
と聞くと、Kさんの顔が一瞬にして歪み、
「T、Tさんを知ってるんですか!」
「娘の友達なんだよね。娘同士はすごく仲が良くて、ご夫婦も知ってるよ。気さくな人達だよね」
と言うと、
「実はTさん家族って私の家の下に住んでるんですけど・・・」

そこで、Tさん夫婦が神経質で病的なクレーマーである事を聞いた。分譲マンションなのに10年で階下の人が変わったのは3度目との事。Kさんも防音部屋にしたりと気を付けてはいるものの、まだ子供2人が小さくて騒音を立ててしまうのでとても悩んでいる。

「何度も何度もクレームが来て怖いんです」

ゲゲゲゲゲゲゲーーーー

って、なんでそれを私に言うねんw

スポーツイベントのお手伝いで顔見知りになって、道端で話しかけられて2分後にこの話が出るってどうなの?ってか、絶対にKさん私に何かを感じて話しかけたよね?

「この人だったら言える。言いたい」って。

だってKさんから、今までの色んな人からのタレコミと同様に、ある種の強いテレパシーみたいなものを感じたんだよね。

「誰かに言いたい。でも言うと噂になってこっちの身も危ない。でも誰かに言いたい。気持ちをわかってほしい。相手の事を知っている誰かに、誰かに、どうしても言いたい」

人は誰かに話を聞いてもらいたい生き物である


その人選を誤ると、自分の身の危険もあるから細心の注意を払わなければならない。
ただ、人というのは何かを「察知」する生き物であり、「この人だったらいいかな」というものを、なぜか五感で感じることができる。
いや、五感ではない第六感かな。

そこで私が選ばれるのだ。

おそらく私が「そういう顔」をしているからだと思う。
いや嘘だ。「そういう顔」だけではない。
私にはたぶん何かがある。「そういう顔」だけではなくきっと何かがあるはずだ。
なぜなら、かつて顔を知らないネットの世界でも、わざわざDMまでよこして、

「アヤさん、聞いてくださいよ」

と来た事もある。

こえーよwww
こえーんだよ。なんで俺なんだよ。
そんなの俺じゃなくて誰かに聞いてもらえよ。

と思ったけど仕方がない。
だから聞いたよ。
あらいざらい全部聞いてやったよ。

だって私は女ガーシー、今は滝沢バキソだから。

そういえば、少し前に友人とラインで会話をしていたら、途中でその友人がいきなり初めての〇〇の話をぶっこんできた。私ちょっとビックリして「そこまで聞いてねーよ」って返したんだけど、友人曰く、なぜか急に話したくなっちゃったみたいなんだよね。

そこで私はふと気付いたのだ。
きっと私には何かがある。
多分、ずっと昔に何かを、何かの使命を任された、何かがある。

あれは確か高校1年生の時だったかな。
地元の男友達イケと宮沢と公園でしゃべっていた時に…


・・・



中学時代の同級生のイケと宮沢は公園でサッカーをしていた。
確か私は女子高の制服を着ていた気がする。

イケが4つあるうちの1つのブランコに乗って、その隣のブランコに宮沢も乗っていた。
そこでイケが漕いでいたブランコを止めて話を始めた。

「平山、実は俺、彼女ができてさ」

すると宮沢がブランコから飛び降りて、離れた所でサッカーボールを蹴り始めた。

私はブランコの柵に寄りかかっていた。

「その彼女がさ、オッパイが大きくてさ、デヘヘへへ」

イケは彼女との馴れ初めと、初めての〇〇の話を事細かに話し始めた。
こうなるとイケは止まらない。
その時の状況やセリフ、心の中の思いまでも、身振り手振りを使って事細かに話し続けた。

私はそれを、前のめりになりながら聞いていた。

少し経ってから、宮沢がサッカーボールを蹴りながら、私とイケのいる所に戻ってきた。

「話終わった?」

と聞いてきたから、イケは

「宮沢邪魔すんなよ!俺は今、アヤPと話してんだよ」

と言った。
(ちなみにまだその時点では、話は前戯すらも終わっていなかったw)
すると宮沢は、

「出たよ出たよ。俺はイケのその話何回も聞いてるから、ホントにうざくてもう聞きたかねんだよ。平山、頑張って聞いてあげて」

と言って、またボールを蹴りに行ってしまった。

その後、長い長い時間をかけて、私はイケの初めての〇〇の話を聞いた。


最初のうちは私も前のめりで聞いていたものの、あまりにもイケの話が長すぎて、途中からだんだん飽きてきて、そのうちなんで私がそんな話を聞かなきゃならないのか、彼氏のいない私に対する自慢かよ!


と思ったけど、イケは誰かに聞いて欲しかったんだと思う。色んな人に言いたかったんだと思う。色んな意味で絶頂を迎えた時の話を。


その後、数か月後だったかな。
ある日、私宛に宮沢から電話が来た。

「アヤP聞いてくれよー。俺彼女ができてさー」

それから延々と話を聞かされた。

今度は宮沢の初めての〇〇の話を。



きっと私には、何かがあるんだと思う。
話したくなる何かが、あるんだと思う。





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