お見合いの仲人をした話 ②(3300字)
①の続きです。
(注)今回の記事は私の口の悪さが最高潮に達してますので、どうか自己責任でお読みください。
お見合い当日
E子に会うのは数年ぶりだったので、近況報告と作戦会議の為に1時間早く待ち合わせをした。久しぶりに駅で会ったE子は・・・
意外と小綺麗にしてました
よしよし、ちゃんとスカートも履いてるし年齢相応の小綺麗さはあるぞ、と心の中で思い、私はE子にかけ寄った。
「とりあえず凄い二日酔いでごめん」
今日の主役は私ではないのであまりしゃべり過ぎないようにしないと、と思いながら私は久しぶりに会ったE子に近況を機関銃のように話した。確か、息子が高校に入学した時だったからそんな話。
E子の数少ない良い所は、こんな風に私の話を聞いてくれる所。ただ、私はE子の話は面白くないから一切聞かない。一貫して聞かないことにしている。
だって、E子の話って家の苦労話かムカつく自慢話か勘違いしたお花畑話だけなんだもん。
それでアナタ友達って言えるの?
言えるわよ。
こんな関係で20年以上続いているんだから、私はE子に話をしてE子はそれを聞く、そして私はE子のつまらない話は一貫して聞かない。私たちの関係はこれでいいのよ、これでいいの!
いつだったか私は、E子にこんな事を言ったことがある。
「私が男だったらE子と結婚する」
って。
「E子は綺麗じゃないけど、私がどれだけE子に向かって、ムカつくだのイラつくだのうるせーだの黙れだの言ってもへこたれないし、私の事を好きでいてくれるし、言えば何でもしてくれる。だから私は男だったらE子と結婚する。まぁ、死ぬほど浮気はするけどね」
って、
またどうでもいい話をぶっ込んじゃったけど、E子と私はこんな関係性ってことで。
そんな感じで、近況と作戦会議(殆どしてないw)の散歩を終え、私達はお見合いのカフェに向かった。
そこは緑に囲まれた広いテラス席のあるパンケーキカフェ。お見合いとしてはいい感じ。中に入ると同僚のKさんとお見合い相手のMさんが既に席にいた。
Mさんの見た目は、、、
ちょっと小太りで控えめに言って好青年とは言えないけど、服装は無印系でサブカル風味を漂わせているが、なんとなく育ちの良さと人の良さが見える。まぁ悪くないという印象。
ただそこで私はE子の反応を見逃さなかった。
なんかちょっとガッカリしてるしw
E子、アンタ何を期待してるのよ!
この期に及んでイケメンなんか来るわけないじゃない!
ってかハッキリ言って、ぶっちゃけ言って、
見た目的にはお似合いだわよ
これマジホント
そんな感じでE子の緊張が一気にほぐれた所で(脱力すら感じてる様子だけどw)、お互いご挨拶してお見合いスタート。
ちなみにこのお見合い相手のMさんは、事前にKさんから「見た目がレゴっぽい」と言われていたので以下「レゴさん」とします。
(レゴっぽいってどないやねんw)
ひとまず、
お互いお昼はサクッと食べてきたとの事で、メニューを決めようとした所、レゴさんが
「せっかくなんでパンケーキ頼んでいいですか?」
ってやべー
いきなりお見合いでパンケーキ食うんかい
と思ったら、すかさず横のKさんが「ちょっとレゴさん何言ってんですか!ここはお茶にしましょうよ」と言って、私も慌てて「アハハハ、レゴさん緊張してるんですか?パンケーキ食べながらお見合いって面白いですよねー」と無理やり笑いに持っていった。
実際にレゴさんを見ると、ガチガチに緊張しているのがわかる。
それに比べて横のE子は、
なんかムスッとしてるし
やべー、E子完全に不機嫌モードはいってるし。ってか、ブスが不機嫌になったら更にブスだからやめろ!と思いながらも、
私は仲人
今日はE子を扱き下ろすために来たのではない。いつもなら説教部屋行きだけど我慢我慢。
私「私もパンケーキ食べたい所だけど、二日酔いなのでジンジャーエールでお願いしまーす!って、お見合いで二日酔いってなんだよ。メンゴメンゴ~」
ってな感じで私は道化に徹する事にした。
とりあえず、E子の機嫌を取りつつ(ってか何で私がE子の機嫌取らにゃあかんねんふざけんなよ)、世間話などで誤魔化した。
私「レゴさんはお仕事は何をしてるんですか?」
という質問に、
レゴ「出版社の下請けで営業と制作を担当しています。場所は中野で20人程度の小さな会社です」
E子「・・・(一瞬間を置き顎を斜めに上げて)、へぇーそうなんだ」
ゲッ!出た!
E子の得意技、THE上から目線
マジでやめて欲しい、お願いだから本当にやめて欲しいんだけど、その謎の上から目線!
レゴ「E子さんはどちらにお勤めなんですか?」
E子「え?あー・・・(また間を置き顎を斜め上にして)、日本橋だけど」
って、だからやめろってのその上から目線調!
レゴ「お、オシャレですね、日本橋」
ちょっとレゴさんが恐縮してる感じだったから、私が横から
私「私も同じ会社に勤めてたんですけど、そんな大した会社じゃないんですよ。私なんて2年弱で辞めちゃったしね」
と言った途端にE子が急にいきり立って、
E子「アヤがいた頃より会社の規模は大きくなってるし!〇〇商事と合併して大きくなったんだけど!アヤのいた頃の会社と今の会社を一緒にしないでよ!はぁ、はぁ」
・・・
は?
なに?
なんなのこの人?
社畜ですかなんですか?
アンタ謙遜って言葉を知らないの?
何会社の規模でマウント取ってんの?
は?
てめーババアいいかげんにしろよオラー
(同い年です)
と思ったけど、
私は仲人
私「E子そうだよねぇ~、もう私が居た頃から20年以上も経ってるもんね~、すんまそ~ん」
とあくまでも古いギャグと共に道化に徹する私。
(ちなみに同じ会社に勤める同期のR子曰く、会社は20年前と全く変わってないそうです)
それからお互いの趣味の話や何やらで、私はE子の機嫌を取りつつ会話も盛り上がった所で、また仕事の話になった。
Kさん「レゴさんは相変わらず仕事は忙しいんですか?」(Kさんとレゴさんは元同僚)
レゴ「はい。毎日終電ギリギリです」
私「そっかー、忙しいんですね」
レゴ「はい。もう辞めたいです」
E子「え?!?!」
やべー、コレはやべー
ネガティブな発言はマジでヤベー
Kさんも察知したらしく、
Kさん「レ、レゴさん会社で期待されてるんですよ。営業と制作リーダーも務めてるから、だからですね、し、仕事が出来るって事ですよ。簡単に辞めるなんて言わないで下さいよ」
しかしながら、E子からはあからさまにイラついた様子が伝わってくる。
E子は20歳から今の会社で働いてきてるから、会社を辞めるとか転職とかが全く頭に無くて、しかも会社を己のステイタス及びアイデンティティのごとく考えてるから、平気でバカみたいなマウントも取ってくる。
あー、このレゴさんの言葉はマイナスだ。
E子にとってはマイナスだ。
やべー、マジでやべー
私「レ、レゴさん大変ですよね。毎日終電続きだと、そ、そりゃ甘いものも食べたくなりますよね。
やっぱりパンケーキ食べます?
パンケーキ食べましょうか。
はい、
パンケーキ食べたい パンケーキ食べたい
って、そんな芸人いましたよね?いましたよね?」
E子「ゆめやまさるね!」
と、E子の瞬ツッコミもあり、なんとか無理やり笑いに持っていくことに成功した。
その後も何度かヒヤヒヤパターンはあったけど、終始笑いに包まれながら1時間半のお見合いは終了した。
それにしても、
不機嫌 上から目線 マウント
という、婚活女子がお見合いでやりがちな王道パターンを目の前で見せつけられる貴重な体験だった。
とか言いつつ、
実は上記3点は、昔から変わらないありのままのE子だったから、私はハリ倒すのを必死で我慢してたんだけどねw
さて、お見合い終了後にE子がトイレに行っている際に私はレゴさんに聞いてみた。
私「E子どうですか?」
すると、
レゴ「き、綺麗な方で緊張しちゃいました。高島さん、今日はありがとうございます!」
えっ?
綺麗って誰のこと?
もしかしてE子のこと言ってんの?
違うよね?
え?
誰?
と思ったけど、
私「良かったですぅ~。お2人とってもお似合いですよぉ~。この後2人で散歩でもして下さいねぇ~」
と言うことで、私とKさんは帰ることにした。
若干、E子が困った顔をしているように見えたけど、私はそれを見なかったことにした。。。
(3000字超えても収まらなかったよ汗)
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