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息子へ。あなたはすごいよ!

昨日、本当はひとつ記事を上げる予定でいた。

書いていたのは我が家のASD、不登校息子が
学校の全校詩集にと書いた作品のこと。



肝心の作品は、

「こ、これが全校生徒と保護者の目にふれることになるのか……」
「息子の個性は否定したくない、でも息子が変なヤツに思われるのもつらい〜!」

というような、なんともまあクセが強い、もはやクセしかない仕上がりだった。

そんなクセ強息子に翻弄されながらも彼の個性を受け止めていく母の姿を、自分なりにおもしろおかしく書いたつもりだった。


事情があって記事はボツにしたのだが、その後の展開で感じたことについてはやっぱりどうしても残しておきたくなり、今これを書いている。

親バカでもなんでもいい。

うちの息子、すごい!って思った話。




その後。
提出された文章を読んだ担任の先生から電話があった。
「えっと…お母さんはもう読まれましたか?(アレを知ってて提出していますか?)」と。

わたしは、

全部承知の上で提出したこと
息子が自由に書いたらどうしたってああなること
内容そのものはいたって普通なこと
私にも葛藤はあったこと

電話が苦手なわたし、ろくに話すことも整理できず胸の内を思いつくままに話していくうちに、なんだか泣けてしまった。

そりゃ、悪目立ちしたくないよ。ただでさえ不登校というだけで目立つのに。
人からどう思われるか、めちゃくちゃ怖いよ。
でも、だからって息子に「もっと普通に書け」なんて個性を否定するようなこと、絶対に言えないと。


先生は、
・わたし自身が危惧しているように、事情を知らない保護者や児童から変な目で見られないだろうかと心配して確認してくれたこと
・私たちがいいならこのまま載せることもできること

を話してくれた。

(どんだけクセが強いもの書いたんだよ😂)

その上で、
『この部分をこんな風に言い換えてみるとか、この表記をこう直すとか、本当は良くないけれど自分が少し直して出すか…』

と。やはり先生としても本当は無難にまとめてほしいんだろうな、という風にもとれた。


電話を切ったわたしは考えた。

『テーマは自由です』

自由…か。
大人の言う自由って、なんだろうな。

自由といいつつ、なんか自由じゃないよな。

もう一度言うけど、息子が書いたものは内容としてはいたって普通。
表現方法に大クセはあるが。


結局
『学校という枠に収まる程度の自由』
なのかもな。求められているのは。

こうして自由ってなんだ?とかえらそうなことを言ってるわたしだって
本当は覚悟を決めたようでいて、弱っちい。

「あれが息子です。誰にどう思われても関係ありません。ダメなら載せなくていいです!」
なんて、かっこいいことバーンと言える勇気もなかった。
だって、わたしも本当は先生と同じこと心配してる。
みんなと同じように、無難に家族旅行やペットの話を書いてくれたら、こうして悩むこともないのに。本音ではそんな風に思う自分だっている。

そんな自分も情けなくて。


それでも先生は、最終的には息子の気持ちを尊重してくれると言ってくださった。


気は進まなかったけれど、
一応、息子に確認した。
直して出すか、直さず出すか。

思いのほか息子は淡々とフラットな対応だった。
「あ〜うん、そうなんだ〜」


数分後。
書き直してみた〜と見せられた訂正版は


先生に言われた箇所は直っていたけど、別のクセ強センテンスが山盛り追加されていた。



これ、さっきまでなかったやん!!爆笑

これはでも、、ないとだめなんだよね?

わかってはいたけどそう聞いた

そして息子が発したことばに
わたしは胸がいっぱいになり、涙が込み上げた。



「そこ直したら、自分じゃない」




周りから見たら変わってる息子。
自分でも、変わってるのを自覚している息子。

でも、そのクセが強い部分を削ったり、直したりしたらそれは自分じゃない

はっきりと、そう言い切ったのだ。


その後こう続けた。

「そもそも載せるか載せないかとかべつにどっちでもいい。暇だったから書いただけだし、あんなの載せてくれるとも思ってなかった。だからべつに、載せなくていっかな〜」


人からどう思われるかとか、トラブル避けたいとか、無難とか普通とか本人の気持ちがーとか、せっかく書く気になってくれたんだからーとか。

勝手に大人がゴチャゴチャ言ってることも、
息子にとっては、どうでもいいのだ。

自由に書いていいというから自由に書いたものに対して、直してみる?だの言われても、怒るわけでも屁理屈をこねるわけでもなく。

ただ淡々と、でも自分の表現は曲げない

載せても載せなくてもそんなのはどっちでもいいけど、自分じゃないものは出したくない

わたしは、めちゃくちゃ嬉しかった。

今度は嬉しくて涙が出た。

あんた、すごいな。
無茶苦茶強いじゃん。

親のわたしだって、そこまで自信持って
これがわたしだ!と言えるか怪しいよ。

なんだか、大人の方がちっぽけに感じるわ。

あなたは一番大事なものをもう、持ってる。



息子は結局、自分の作品は載せなくていいと言った。本人がそう言うので、そのように先生にも伝えた。

大クセだらけの息子だけど、私の周りの人がとことん息子を信じて肯定してくれる。

それが私にとっての安心感にも繋がっている。



一夜明けた今日

今度は大クセ息子が大クセだらけのオフ会に参加してみたいと言ってきて、私は頭を抱えている。


まだまだ息子に翻弄される日々は続きそうだ!!!




今日の一曲は、

globe/FACES PLACES

最近globeよく聴いてる。当時も大好きだったこの曲。切なさとか焦燥感とか叫びとか、KEIKOの歌声に乗ってヒリヒリ伝わってくる。
MVもいいよね〜。全然古く感じない。この時代やっぱり好きだなあ!

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