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 『るすばん』

 「きょう うちに帰っても 
  お母さん いないから うれしい」
 って 言ったら

 友達が 
「どうして? お母さんが うちにいたほうがうれしいよ」
 って言うから 

 わたし 
 びっくりして
「どうして」って きいた

 だって

 うちのお母さん
 おっかなくって
 すぐ たたく

 でも その子は言った
「おやつ つくって待っててくれる
 お母さん やさしいよ」

「 お母さん やさしいの?」
 って 聞き返したら
 不思議そうな顔してた。

 そのあと

 どんなこと話したか おぼえてないけど

 じゃあね バイバイって言って

 わたしは

 ワクワクしながら 

 うちに帰った

 お母さん 

 もう
 帰ってこなきゃいいのにな

 るすばんの時は

 いつも そう思ってた

※※ーーーーー❷ 昨日ドーナッツの絵と詩をアップしたせいか、亡くなった母が夢に出てきました。大きな鍋で大きなドーナッツを揚げてて、火傷しそうになったので、思わず大丈夫??って駆け寄ったという夢を見ました。
母があの世から私に対して抗議をしているのか。。とも思いましたが。
母は気分次第で叩いたり無視したり、夫婦仲が悪くて、いつも喧嘩ばかり、、とあげればキリがないけれど、時々優しい時や平和な日もあり、それがぶち壊されるの繰り返し。そういう心の傷って大人になってからも、ずっとずっと残ると思う。いろいろな形で顕われる。大人になっても随分と自分が生きづらいので心理学の本とかいっぱい読んだ。でも人には言えなかった。「あ〜、だから変わってるんだね。」とか、思われたくない。そのことを人に言ったら、嫌われてしまうような気がした。子供の頃は母にいつも叩かれている自分がとても恥ずかしかったし、いつも怖い顔をして不機嫌な母を友達に見られるのが恥ずかしかった。
友達の家に行ったりして、友達のお母さんの笑い声が茶の間から遊んでいる子供部屋に聞こえてくると、’’世の中には笑うお母さんもいるんだ’’と不思議に思うほど自分の母の笑顔を見たことがなかった。
後から大人になって、母も病気で具合が悪かったり、夫とうまくいかず八つ当たりをしていたんだろう、しかし、あれは子どもに対しての虐待だった、父親は何してたんだ、とか色々思うけれど、子どもの頃はそんなふうに思えなかったし、何も言えなかった。





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