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オレンジな気分 笑ってるのがいいね

本日は横浜市都筑区東山田町にある、
福祉センターに行って参りました。
歌の先生として。

そこでは、

「男の本気塾」!!!


と、題して、
60代以上の殿方たちに、
色々なレッスンが提供されていて、
昨年に引き続き、今年は二度目、
「歌」部門でお声をかけていただきました。

ボイストレーナー歴25年以上になりますが、
普段はマンツーマン・レッスンですので、
こういうグループレッスンとなると、
いつもとは違う準備をせねばなりません。

しかも90分もありますので、
ある程度のタイムテーブルなども考えて。

個人レッスンではないので、
「みんなで歌う曲」なんかも用意して。

去年は、ブルースをベースに、
私が勝手に簡単な英語の歌詞を付けて、
結果、非常に楽しくみんなで歌うことができました。

私自身が「そういう音楽」を好みますので、
下手に「ちゃんとした合唱曲」などに手を出すよりも、
「先生の得意分野」でやる方が、
先生も生徒も楽しめるというもの。

なので、今回は
「This Little Light of Mine」という、
とてもシンプルなゴスペル曲と、
「Joyful Christmas」と名付けた、
再び、私オリジナルのブルースを用意しました。

今日は70代前後以降と思われる、
12名の殿方たちが参加くださったでしょうか。

ストレッチをしてちょっとリラックスして、
その後に、簡単な自己紹介をしていただきました。

年齢的なものだと思いますが、

*声が出にくい
*滑舌が悪くなっている

というお悩みが多く、
また「普段そんなに喋らないので(声を使わないので)、
歌いに来ました」という声も多くありました。

なるほど。
「とにかく今日は楽しく声を出していってください!」
とお伝えして、レッスン開始です。

身体はほぐしましたので、いざ、

発声練習!をば。


普段教えているのが女性なので、
久しぶりに男性ということで、
「音域」を把握せねばと(女性とは違います)、
ちょっと手こずりましたが、なんとか。

簡単な発声練習からやりましたが、
みんなで同じ音を出すはずが、

んんん???なぜか、ハモっている。。。

ハーモニーというか、不協和音というか、笑。
若い男性の保健士さんに(私の声ではなく、男性の声が欲しかった)
発声練習の音を声で出していただき、
そこでようやく統一へと向かう。

そうやって、
皆さん、少しずつ慣れていかれて、
声も少しずつ出るようになりました。

一人、素晴らしく音を外して歌っていらっしゃる、
おじいさまがいらしたのですが、
大きな声で楽しく歌っていらしたので良しとする。

ウォームアップができたところで、
さあ、いよいよ、ゴスペル・タイム!

This little light of mine,
I'm gonna let it shine…

を、繰り返すだけの非常にシンプルな歌なのですが、
反省しましたよ。

「英語ができる私」にとってはシンプル。

英語の下に、カタカナ読みを添えたのですが、
彼らにとっては「言葉数が多い異国語」なのですね。
いくら繰り返し、と言っても、
その文章に慣れるまで結構時間がかかってしまいました。

けれど、それでも何度も歌っていくうちに、
慣れてきてくださいまして。

さあ、ここから2パートに分かれましょう!

という、
これまた彼らにとっては難易度高し、でしたが、

男の本気塾!

ですからね、
多少はハードルを上げて、
本気で行きますよ!!!

そうやって、2パートに分かれてからも、
なかなかの珍道中となりましたが(笑)、
それでも最後まで歌い切ってくださいました。

後半は、ゴスペルらしく、
身体を振って、手拍子をして・・・
楽しそうに歌ってくださいました。
私も一緒に歌って、楽しみました。

レッスンの終わりに、
私、とてもいいことを言ってしまいました。

いえ、正しくは、

彼らがそのように言わせてくださいました。

それは。

先の「声が出にくい」「滑舌が悪い」の話ですが、

皆さん、ちゃんと声が出てるではないですか。
滑舌が悪くても、ちゃんと喋れているではないですか。
そして、言葉だって通じてるではないですか。
声が出てるということは、耳だって聞こえてるということではないですか。
皆さん、持ってるんです。今も、持ってるんです。
その今、持ってるものを、大切にしてください。


後から思い出して、
これは皆さんが私を通して言わせてくださった、
自分へのメッセージだ、とも思ったのです。

無いものではなく、
「自分が今、持っているもの」、
それに気づいて、大切にすること・・・

そして。

最後の最後には、
担当の方から「何か一曲歌っていただけませんか?」と
おっしゃっていただき、
「はい、喜んで!」と、

The Christmas Songというクリスマス曲を
急遽、アカペラで歌わせていただきました。

思えば、
人前で歌うのは、
ちょうど一年前のLIVE以来。

ステージもマイクもありませんでしたが、
皆さんがゆったりと座っていらっしゃる中、
私も椅子に座って、
歌わせていただきました。

なんの演出もありませんでしたけれど、
なんでしょう・・・

原点の原点。

誰かに歌う。


歌を聴かせる、というのはこんなにもシンプル。
「歌を聴く」人と、
「歌を聴かせる」人が存在する。

以上。

「以上」というのは、
本当に「それだけのこと」、という意味。
「それだけのこと」というのは、
「それで十分である」、という意味。
どちらも「それで十分」ということ。

そこに上も下もなく、
「あっち側」も「こっち側」もない。

言葉にするのが難しいのですが、
「ま〜るい」感じなのです。

ほんのささやかな一曲でしたけれど、
こうやって振り返ってみると、
静かで豊かな時間でした。

音(声)があるのに、「静か」であったのです。

そんな体験をさせていただいて、
本当に良かった。

そうやって、
90分の男たちの本気のレッスンは、
無事に終わりました。


今日のタイトル写真。
この仏様の絵は、
帰り際に殿方のお一人がくださったもの。
こういうシンプルな仏様の絵を描く教室に
通っていらっしゃるとのことで、
何枚もある中から、
この一枚を選んで私にくださいました。

「笑って!ただ、笑っていて!
あなたは笑っていれば、それでいいんだよ!」

祝福というのは、
いつどこで誰からいただけるか分からない。
今日初めて会った人から、
最後にこんな素敵な絵をいただけるなんて、
想像できただろうか?

今の私への祝福のメッセージです。

帰りにスーパーに寄ったのですが、
お花コーナーに一際(私の)目を引くお花が。

それはオレンジ色のバラ

普段はオレンジ色の物は全く買わないのですが、
今日はこのオレンジ色のバラを見た時に、
みるみるエネルギーが湧いてくるのでした。

買ってしまった。

あとで仏様の絵をもう一度見たら、
あら、この方もオレンジ色の服を纏っていらっしゃる。

今の私に必要なのは、きっとオレンジ・パワーなのですね。

オレンジは・・・
感情、女性性、創造性、そして、人との深い交わり・・・


今日のミラクルに感謝をこめて。

笑って参りましょう!
ね!









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