憧れの朝型人間になった社畜の話
もしかしたら加齢かもしれないけれど。
夕方になって初めて元気になれる人生を歩んできたわたしが、最近朝型人間になったのです。
引っ越して、通勤が片道+20分になった。
往復4時間かけて通っている。
うち、電車乗車時間は往復3時間(乗り換え含まず)。アホなのか?
リモートワークはやる気ない人認定のクソ上司の下で働いているので、うちのチームだけ誰もリモートをできず、わたしも週5で通っている。
週20時間…!!!!アホすぎる!!!!
定時に間に合うギリギリの電車で行くと、下手すると90分間で1秒も座れないことがある。
さらに運が悪いと、3分の2くらい吊り革も掴まれずスマホも本も開けないくらい混んでいる。
吊り革をゲットできた日は自分の前に座ってる人に
「早く降りろー早く降りろー早く降りろーいい加減に降りろー」
と呪詛し、
その隣にすわってた人が降りて、自分の後から乗った人が座れようものなら
「くそー!!貴様絶対今日嫌なことあるからな」
と呪詛し
どんどんどんどん人相が悪くなっていく自覚があった。
初期の頃は電車で揉めてる人の怒鳴り声とか、脚開きすぎ脚投げ出しすぎ男、舌打ちしてくるおっさん、降りる時に肘打ちしてくるおっさん、言い方のきつすぎる車掌さん、ホームで喧嘩してる人たちとかいちいち気にして精神をすり減らしていた。
しばらくして心が麻痺して何も感じなくなっている自分に気付いた。
満員電車なんて大学生の頃から慣れっこだったはずなのに、今回の引越し先から会社までの道のりの電車は本当にひどい。最初から最後まで、ずーーーーっと混んでいる。
ストレスが色々通り越して、こんな路線に住まわせた夫に怒りの矛先が向きかけた(いや、向いていた時もあった)が、どーにもならない。もう部屋買っちゃったんだし。
ウダウダ考えてても人生の無駄遣いすぎる!
そこで、一体何時台の電車まで早めれば座れるのだろうか?山手線でもみくちゃにならずに吊り革に掴まれるだろうか?と研究を始めた。
結果、どんどんどんどん早い電車になり、会社に8:00に着く電車なら座れることが発覚。山手線も吊り革をつかめて、隣の人と肩が触れ合わない。
そんなわけで、毎朝5時過ぎの起床を強いられることとなった。
1分1秒でも長く寝ていたい人生を歩んできたこのわたしが、満員電車をさけるため5時起き!
そして、やれてる人って絶対丁寧な暮らししてる人だよなと思ってきた朝残業生活が始まった。
しかし自分でもびっくり。
これが意外に素晴らしい。
電車は静かだし、ピーク時より全然空いてるし、まずみんな時間に余裕があるからイライラしていない。
定時の電車だと
「これに乗んなきゃ間に合わねーんだよ!!!!」
とどう考えても乗れない山手線にみんな突っ込んでくるのに
早い電車だと
「ピークが始まる前に、見送らないでみんなこの電車乗ってください」
とホームアナウンスが流れて次回の座り席待ちのお客さんが乗車を促されるくらい。
ゆとりって素晴らしいわ。
会社に着いてからも、
「こんなにエレベーターってすぐ来るの?!空いてるの?!」
という感動からスタート。
オフィスにも毎回3.4人しかいなく、毎日お決まりのメンバーが黙々と働いている。心なしか空気も澄んでいる。
にっくき外線も内線も鳴らないし、至急!という全てを台無しにする爆弾メールも来ないし、「ここは図書館か?!?!」という至福の仕事捗りタイム。誰も、なにも仕事を邪魔しない。
この朝の時間帯だけで日中の4時間分くらい進む気がしている。
ゆとりって素晴らしいわ。
だから定時が近づいてパラパラ人が来始めると毎日心底がっかりする。それだけ電話と周りに座ってる社員って曲者ですわ。
わざわざ会社に集合して働く意味よ。
朝早く来てるということで、定時退社しても罪悪感が少ないのも素晴らしい。
(弊社は残業しないやつはやる気ないやつという典型的昭和カンパニーです。いや、弊社というよりそのクソ上司が)
定時で帰って20:00頃帰宅して、ご飯食べて、おやつ食べて、お風呂入って、ゴロゴロしながらドラマ観て(これが1日の2度目の至福タイム)、22:30頃ソファで寝落ちし、そのまま寝室移動しておそらく23:00頃就寝という日々を送っています。
そしてまた5時起床。
これが意外にスッと起きられる。本当に不思議。
なんて健康的な生活なんだ…!!!!
信じられない…!!!!
(ホントはあと1時間寝たいところですが)
定時で行って1時間残業すると帰宅21時を回るので、それと比較するとかなりストレスは緩和。
わたしって一体…なんのために生きてるんだろう感も緩和。
行きの電車のイライラ感も緩和。
(ちなみにわたし帰りの電車は混んでても割と耐えられるタイプです。だって向かってる先は12時間前から帰りたくてたまらない愛する家だもん)
20:00なら夜ごはんも食べられて健康的。
1日の心の安定度も全然違う気がします。なぜか自分軸を生きてる感じがするのも不思議。
朝型生活って本当に素晴らしい。
ゆとりって素晴らしいわ。
そうなんだ。
日々の幸せ度を下げてるのって、時間に追われ、ぎゅうぎゅうの電車に乗せられ、少ない席を取り合い、ぎゅうぎゅうのエレベーターに乗り、ぎゅうぎゅうの会社で働き、ぎゅうぎゅうのお店でランチして、席の少ないベンチを取り合う、このゆとりのなさだと思う。
時間にゆとりがあって
電車の席にゆとりがあって
オフィスの座席にゆとりがあって
会社の周りの飲食店にゆとりがあって
会社の周りのベンチの数にゆとりがあって
そしてみんなそれぞれ心(とお金)にゆとりがあれば!!!!
幸福度上がるような気がする。
(すなわちみんな会社行かなければ幸福度上がるよねえと思うけれども、言い出したらキリがない)
けれど、そんなに電車も飲食店もゆとりあったら採算合わないだろうし、オフィスも社員をすし詰めにした方が家賃が浮く。
資本主義の闇ですな。
わたしはわかっててこの闇から抜け出せないのだから、自分の身と自分の心は自分で守るしかないということ。
だからこれからもしばらく朝型生活を続ける。
次の目標は荷物の軽量化と通勤時間の充実。
少しでもこの生活をよくする努力をせねば。
置かれた場所で咲きなさいってまさにこれだね!(ちょっと違う)
不平不満ばっか言ってる場合じゃない。
わたしの人生なんだ。もう半分終わったんだ。
歩く屍みたいな社畜になってたまるか。
