クラウドワークスで数十人の応募から1人を選ぶ。発注者の選考プロセスを完全公開する
「AIで副業できるらしい」と聞いて、クラウドワークスに登録した。
プロフィールを作って、案件を探して、応募メッセージを送った。
でも返事が来ない。
それ、あなたのスキル不足じゃない。
「選ぶ側」がどう選んでいるか、知らないだけかもしれない。
クラウドワークスでライティング案件に応募すると、数十人の中から1人が選ばれる。
これが現実だ。
今日は、その「選ぶ側」の頭の中を全部見せる。
僕のこと ── 300件発注してきた「選ぶ側」の人間
先に自己紹介させてほしい。
僕はマーケティング会社で4年間働いている。
クラウドワークスで累計300件以上の仕事を発注してきた。
応募メッセージは1000件以上読んできた。
つまり「選ぶ側」の人間だ。
でも正直に言う。
僕自身、テストライティングに2回落ちている。
大学生の頃、レギュレーションの確認が甘くて不合格。
最近は「スキルが高すぎて不採用」という経験もした。
この話はDay 31で詳しく書いた。
だからここでは深入りしない。
ただ、この2つの経験があるから言える。
「落ちる側」と「選ぶ側」の両方の景色が見える。
今日は「選ぶ側」に絞って、全ステップを公開する。
応募メッセージを開いてから採用を決めるまで
1件の案件を出す。
数時間で通知が鳴り始める。
翌朝には30件近い応募が並んでいる。
ここから1人を選ぶ。
正直に言うと、全員の応募メッセージを丁寧に読む時間はない。
最初の数行で「読むか、スキップするか」を判断する。
ここからは、僕が実際にやっている選考の流れを公開する。
ステップ1:最初の3秒で「ふるい」にかける
30件の応募が届いたとする。
まず見るのは、応募メッセージの冒頭だ。
テンプレそのままの応募。
案件の内容に全く触れていない応募。
「はじめまして、○○と申します」だけで3行使っている応募。
こういうメッセージは、最初の3秒でスキップする。
冷たいと思うかもしれない。
でも30件を1人で見るって、そういうことだ。
逆に手が止まるのは、こういうメッセージ。
「この案件の○○という部分に共感して応募しました」
これだけで「お、ちゃんと読んでくれたんだ」と思う。
この3秒で、30件が10件くらいに絞られる。
ステップ2:プロフィールを開く ── 実績より「安心感」
残った10件の応募者のプロフィールを開く。
ここで意外なことが起きる。
実績500件のプロマークがついた人より、実績3件の人を選ぶことがある。
なぜか。
実績数は「たくさん仕事をした」証拠にすぎない。
僕が見ているのは、そこじゃない。
「この人と仕事したら、やり取りがスムーズそうか」
「この案件に、本気で取り組んでくれそうか」
プロフィールの自己紹介文を読めば、それが伝わる。
自分の経験を、この案件にどう活かせるか。
それが具体的に書いてあると安心する。
逆に「何でもできます」と書いてある人は不安になる。
何でもできる人は、この案件に本気じゃない気がする。
ステップ3:やり取りで「この人は大丈夫か」を見る
プロフィールを見て、応募メッセージを読んで。
「この人、良さそうだな」と思ったら、メッセージを送る。
ここからが本当の選考だ。
質問を1つ投げる。
「この案件について、不明点はありますか?」
この返信で、全部分かる。
レスポンスが早い人。
質問が的確な人。
「不明点はありません。○日までに納品します」と明確な人。
こういう人には、安心して仕事を渡せる。
逆に、返信が翌日の夜。
質問の意図がズレている。
敬語が過剰で、距離感が遠い。
こうなると「この人に頼んで大丈夫かな」と不安になる。
300件以上発注してきて確信していることがある。
リピートしたくなるのは、スキルの高さじゃない。
やり取りの気持ちよさだ。
レスポンスがない人は不安が生まれる。
こちらから進捗を聞かなきゃいけない人は、手間が増える。
長期的には頼めなくなる。
「この人に頼もう」と思う瞬間
具体的に、どういう瞬間に「この人にしよう」と決まるのか。
レスが早い。
メッセージを送って、1時間以内に返事が来る。
それだけで「仕事が早そうだな」と感じる。
先回りして動いてくれる。
「こういう構成で考えていますが、いかがでしょうか?」
聞いてもいないのに提案してくれる人がいる。
その瞬間、信頼が一気に上がる。
不明点の質問が具体的。
「○○の部分は、△△という解釈で合っていますか?」
こういう質問ができる人は、ちゃんと案件を理解しようとしている。
雑に進めない人だと分かる。
小さな気遣いがある。
「お忙しいところ恐れ入ります」
たった一言。でもこれがあるだけで印象が違う。
一緒に仕事したいと思える。
「この人は無理だな」と思う瞬間
逆に、一発で「この人は難しい」と判断する瞬間もある。
テンプレの応募メッセージ。
案件名すら入っていない。
「貴社の案件に興味があり応募しました」だけ。
数十件に同じ文章を送っているのが透ける。
レスポンスが遅い。
2日経っても返信がない。
「この人大丈夫かな」という余計な不安が生まれる。
発注以外にマネジメントの手間が増える。
質問の意図がズレている。
「報酬はいくらですか?」
案件概要に書いてある情報を聞いてくる。
読んでいないのが分かる。
自分の権利主張が先に来る。
「修正は2回までにしてください」
「追加作業は別料金です」
まだ仕事が始まっていないのに、条件交渉が先。
信頼がない状態での権利主張は逆効果だ。
値段交渉や条件交渉は大事。
でもそれは、スキルとソフトスキルで信頼を積んでからの話。
まず「この人に任せたい」と思わせること。それが先だ。
結局、発注者が選んでいるのは「安心感」
30件の応募から1人を選ぶ。
その判断基準を全部さらけ出した。
結局、僕らが見ているのはシンプルだ。
「この人に任せたら、安心して待てるか」
スキルが高い人はたくさんいる。
実績が多い人もたくさんいる。
でも「この人となら、ストレスなく仕事できそうだな」。
その感覚が持てる人は、意外と少ない。
レスが早い。
指示をちゃんと読んでいる。
質問が的確。
やり取りが気持ちいい。
これだけで、実績が少なくても選ばれる。
僕は300件以上発注して、ずっとそうやって選んできた。
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偉そうに「発注者目線」を語ったけど、僕自身2回テストライティングに落ちている。
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僕も2回落ちた人間だから。
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